業務スーパーで販売されている鶏肉(2キロ入り)って値段的にはお得な気がするけど、使い切れるか心配で買う事をあきらめたことありませんか?今回は鶏肉2キロを簡単に、そして美味しく使い切る方法を調理師のタナカタカコさんに教えていただきました。
【上州高原どり】のおいしさの秘密
上州高原どりはの産地は、群馬県。鶏の餌にもこだわっていて、群馬県産の梅から作った梅酢を使うなど、植物性原料を主体とした飼料で育てられています。
今回紹介する「若どりもも肉」は、その名の通り、若鶏のもも肉。肉質がやわらかく、ジューシーな味わいが特徴です。
嬉しい価格とボリューム
国産とりもも肉2キロ入りで1190円(税別)。100gあたり、59.5円(税別)の計算になります。
一般的なスーパーで国産鶏もも肉の価格を見たところAスーパーでは、100gあたり78円。Bスーパーでは100gあたり88円でした。業務スーパーの上州高原どり、とってもお買い得な価格です。
半解凍状態で切るのがおすすめ
鶏肉を切る時、お肉がにゅるにゅるして上手に切れなかったことありませんか?そんなときにオススメなのが半解凍状態でのカットです。
カチカチに凍っている状態で切るのは刃物を傷めたり、けがをしてしまう可能性もあるのでオススメしないのですが、表面は柔らかいけど、内側はまだ硬いような半解凍状態ですと、解凍しきった状態よりもきれいにしかも簡単に切ることができます。薄くスライスしたい場合などには、特にオススメです。
今日と明日の分は冷蔵庫に。残りは冷凍庫。
買ってきたその日のうちに、2キロ全部、カットしてしまいましょう。この日は、8枚入っていたお肉のうち、3枚分をから揚げ用として保存容器に入れ、下味をつけて冷蔵庫へ。1.5枚分をカレー用に、1.5枚分を親子丼用に、1.5枚分を照り焼き用に、0.5枚分をお弁当用に、それぞれ食べやすいサイズに切ってから保存袋に入れました。
お弁当用は、60gから100gあれば十分お弁当のおかずになります。前日の夜に冷凍庫から冷蔵庫に移しておけば、「明日お弁当だから!」とわざわざ買い物に行かなくても済みます。玉ねぎやピーマンと一緒に炒めたり、タレを絡めて焼いたりと、ご飯がススムこと間違いなし。
お弁当用に少量ずつラップに包み、それを保存袋にまとめて入れて冷凍しておくと、お弁当作りが少し楽になります。
使い方を決めてカットしておけば、調理する際に包丁とまな板を使う必要も、洗う必要もないので、時短になります。
鶏肉メインでボリューム&高たんぱくな食事
食べやすいサイズに切った鶏肉(1人前約160g)に小麦粉をまぶし、油をひいたフライパンでキノコ等と一緒に焼きます。お肉に火が通ったら、照り焼きタレを適量(1人前20ccほど)流し入れ、鶏肉にからめたら、鶏の照り焼きの完成。ごはんの上に、とりの照り焼きとしめじをのせ、フライパンに残ったタレもかけたら、鶏の照り焼き丼の完成です。
照り焼きのタレ・・・しょうゆ100㏄、みりん50㏄、砂糖大さじ3を鍋で煮詰めたもの。
冷めてから、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
リーズナブルで美味しい鶏肉で、ボリュームたっぷりな食卓に。しかも鶏肉はたんぱく質が豊富な食材。育ち盛りの子供たちにはもちろんのこと、筋肉量や骨量の低下を防ぐためにも大人も積極的に食べたいですね。
■教えてくれたのは・・・タナカ*タカコ
調理士。アスリートフードマイスター2級。家庭料理のお店で料理長として勤務の傍ら、SSS-Style+フード部門担当としてお料理講座や調理代行サービスを行う。