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七五三はいつやるのが正解?数え年、満年齢それぞれ解説

2018/11/01【 ライフスタイル 】

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子どもの成長を願って行う七五三、きちんとお祝いしてあげたいですね。今回は、七五三の由来や意味、年齢など、基本的なことを冠婚葬祭アドバイザーの中山みゆきさんに教えてもらいました。

七五三が11月15日なのはなぜ?

古代中国で用いられた占星術で、吉凶を占う「二十八宿(にじゅうはっしゅく)」というものがあります。その二十八宿のうちで最良の吉日とされたのが、旧暦の11月15日で、「鬼宿日(きしゅくにち)」=鬼が出歩かない日とされていました。また、この日はお釈迦様が生まれた日とされており、おめでたい日といわれています。

ほかにも、15日が霜月祭りの日(家業に関係の深い神々を祭る日)ということからとか、七五三の7、5、3をたした数が15になるからなど、説はさまざまあります。

七五三を11月15日として、現在のようにお祝いするようになったのは江戸時代からになります。それは、江戸幕府の第五代将軍徳川綱吉が息子の徳松の健康を盛大に祈願したことから。これを機に、やがて庶民にも広まったといわれています。

11月15日にお参りしなければならない?

最近では11月15日にこだわらず、10~12月の土・日曜、祝日に日程を組むご家庭も多いようです。家族の都合のよい日を選んでお参りすれば大丈夫。仏滅、大安などの六曜も考慮できるとよいですが、どうしても大安の日に、など無理をする必要はありません。

数え年、満年齢、どちらの年齢で祝う?

昔は生まれた年を1歳として計算する「数え年」で行われていましたが、現在は「数え年」や生まれた翌年の誕生日を1歳とする「満年齢」でも行われています。どちらでお祝いしても大丈夫です。それぞれのご家庭の都合に合わせるとよいでしょう

2018年に七五三をするお子さん

2019年に七五三をするお子さん

2020年に七五三をするお子さん

喪中と重なってしまったときはどうする?

七五三は内々でのお祝いですから喪中でも大丈夫です。喪中というよりも、忌中の間(不幸があってから49日間)に神社の鳥居をくぐるのがNGなのです。

亡くなったかたとの関係にもよりますが、喪中であってもお祝いしても構いません。昔から両親は13カ月、祖父母は90日間が服喪期間とされています。もちろん過ぎていれば問題なし。しかし、気が進まなければ、来年にしてもよいでしょう。

参拝と写真撮影を別の日にしてもOK

七五三の日に家族で記念撮影をすませてから神社へ参拝し、そのあとに祖父母や家族と一緒にレストランで食事をするというご家庭が多いようです。とても充実した、思い出に残る1日になりますが、3歳のお子さんの場合、当日は慣れない着物にぐずってしまうことも考えられます。お子さんの体力・集中力を考えて計画を立てましょう。写真撮影を秋口ごろにすませておき、当日は動きやすい洋装で参拝と食事会という手もあります。

また、前撮りで十二単やドレス姿を楽しんで、本番でもう一度着付けしてから参拝に出かけるというパターンもありますので、それぞれのご家庭の事情で決めればよいでしょう。

七五三の由来は?

七五三は、子どもが無事に成長したことを祝う行事。七五三の始まりは諸説ありますが、平安時代にはすでに行われていたようです。

当時は子どもの死亡率が現代よりもとても高かったため、子どもが3歳になると無事に乳児期を過ごせたお祝いをしました。また7歳になると、氏神様へお参りをして無事に成長した子どもの姿を見せ、感謝とともに地域社会の一員になったことを認めてもらう大切な行事とされていました。

現在のような、有名神社に着飾って行きお参りする習わしは江戸時代の中期から広まったものです。呉服屋と有名神社が仕掛けたもので、それが庶民の間に広まったともいわれています。

3歳、5歳、7歳の儀式の意味

平安時代の武家の儀式は下記の通りです。

【3歳の男女】髪を伸ばし始める「髪置き」
髪をそることで、健康な髪の毛が生えてくると信じられており、赤ちゃんは髪をそるのが習わしでした。「髪置き」は、3歳になったのを境に男女ともに髪の毛を伸ばし始めるための儀式です。

【5歳の男子】初めてはかまをつける「袴着(はかまぎ)」
11月15日に初めてはかまをはき、碁盤の上で吉方を向いて立たせました。元は男女ともに行われた儀式でしたが、江戸時代からは男子のみになりました。

【7歳の女子】帯を使い始める「帯解き」
子どもが着ている着物のひもを取って、帯を結ぶ儀式のこと。元は男女ともに9歳で行われていましたが、江戸時代末期から男の子は5歳に、女の子は7歳に行われるように。

現在では、女子が3歳と7歳の2回、男子が5歳の1回行うところがほとんどですが、地域によっては男子も3歳と5歳の2回お祝いするところもあります。地域によってお祝いの仕方もいろいろです。例を挙げておきます。

●熊本県
一部の地域では、数え年の3歳で髪置きをしたあと、数え年の4歳でひも解きという儀式をします。男子は3歳、4歳、5歳、女子は3歳、4歳、7歳とそれぞれ3回ずつします。

●鹿児島県
数え年で7歳になった年の1月7日に7軒の家から七草がゆをもらってお祝いをし、神社で健康と成長を願う「七草がゆ」というお祝いをします。

●福岡県の一部の地域
4歳から5歳、7歳の子どもにふんどしや女性の着物の下着である湯文字(ゆもじ)を着せる儀式があり、それぞれ「ひもとき」「へこかき」、「ゆもじかき」といわれています。
※湯文字(ゆもじ)とは腰からひざまでを覆う巻きスカートのような下着です。

●新潟県十日町
数え年で7歳に達した男の子が登山に挑み、山の上の神社に参拝する伝統行事である「七ツ詣り」があります。

地方によってはいろいろあるのですね。

まとめ

七五三の意味や由来を知ると、深い意味がわかりしっかりお祝いできますね。最近では、数え年ではなく満年齢でされる方が多く、また、兄弟姉妹と重なる年にしたり、臨機応変にされるかたも多いようです。

教えてくれたのは・・・中山みゆきさん
冠婚葬祭アドバイザー。All Aboutで冠婚葬祭サイトの運用に携わる。現在は、その知識を生かして冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、「思いやり」の心を大切にした情報を発信中。

取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)

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