「一生賃貸」と決めた人、その理由は？

賃貸に住むか持ち家にするかは、人生における大きな決断のひとつ。賃貸は支払った家賃が手元に残らないというデメリットはあるものの、メリットもたくさんあるようです。「ウィメンズパーク」に寄せられた声の中から、一生賃貸に住むと決めた人たちの理由を見てみましょう。

1. すぐに引っ越せる身軽さ

多かったのが「賃貸ならいざというときに引っ越せる」という意見。持ち家の場合、買い換えて引っ越すのは確かにひと苦労です。

・一度家を買ったら買い換えなんてそうできないですよね。うちは転勤含めて5回引っ越してますが、どの地域もいいところもあれば悪いところもあって、「一生ここに住もう」なんて決められません。

・2回、家を買ってわかったのは、人生の岐路に立ったときに持ち家は足かせになるということです。離婚したときも大変でした。賃貸に住んでみて、いざというときに引っ越せることがこれほどメリットになるとは！

・実家に隣人トラブルがあり、何十年もいがみ合って暮らしています。何かがあったときに引っ越せるのは、すごいメリットだと思います。

2. 経済的に厳しい

ローンを組む余裕がない、持ち家だと修繕費などでかえって費用がかかる……など、お金にまつわるコメントも目立ちました。賃貸なら、修繕やリフォームを大家さんが負担してくれるケースもありますね。

・教育費の優先順位が高くて、住居まで手が回りません。空き家問題などもあるので、将来的に子どもの迷惑になる可能性も。相続でもめたりするのも可哀想です。

・アラフォーで今さらローン組むのも厳しい。修繕やリフォームも自腹だし。周りの話を聞いていると、家賃よりローンのほうが払える気がしないです。

・主人は実家が一軒家ですが、本人は賃貸がいいそうです。「持ち家は修理やリフォームもすべて自己負担だから、長年住み続けるにはそれだけの費用がかかる」と言っていました。

3. その他

ほかにも、賃貸物件の住み心地のよさや、持ち家にした場合の近所づきあいのストレスなどが挙げられました。夫婦ともに実家が持ち家で、新たに家を購入するのがためらわれるというケースも。

・賃貸暮らしですが、駅近だし、スーパー、コンビニ、病院ほぼ徒歩圏内で便利すぎます。家賃もローンより安いし、大家さんは厳しくなく、ご近所も優しい。賃貸がというより、今の家から動きたくないです。

・面倒な近所づきあいのストレスを減らしたいから。一戸建てだと町内会に入らないといけないし、そうなると役員も必ずやらないといけなくなります。役員は保育園と小学校だけで精一杯です。

・私と夫、両方の実家の不動産をどうするか？という問題もあります。どちらも持ち家で、もし空き家になったら住めないこともないので。