【知っていると自慢できる!?】難読漢字クイズ「盥」はなんて読む?
2019/12/24
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。今回は、漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
今回の漢字は、なんとも不思議な形ですね。「水」の字の両側に羽のようなものがあって、その下に「皿」。一体なんだか、想像つきますか?
ポイントは「水」の両側にあるものが何か、ということ。水を使うもので、皿のような形……。
ヒントいきましょう!ドリフターズのコントでは欠かせない、あの小道具です。良い音が出ていましたよね。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は、「たらい」でした!
「水」の両側に見えるもの、実は手の形を表しています。両手に水をかけ、下の皿で受け止めている図で「手を洗う」の意味。そこから手を洗うための「たらい」になりました。「たらい」という言葉も、「手洗い」からきているんですよ。
古くから調度品として使われていて、平安時代には角盥(つのだらい)、耳盥(みみだらい)などの種類があったらしいです。
水道や洗濯機のない頃には生活必需品だった「たらい」。ドリフターズのコントで天井から落ちてくるシーンも印象的でしたよね。あなたの家に「盥」はありますか?
漢検でいうと、一級レベルの難度です。明治生まれの作家の小説にはこの漢字が時々出てくるので、昔の人なら普通に読めたのかもしれませんね。
以上、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。