備蓄の量は何日分くらい必要?家の備蓄チェックリスト
2020/03/17
自然災害に立ち向かうには、自宅に食料や水を備蓄しておくことが大切。でもいったい何をどう備蓄すればいい?気になる疑問にお答えします!いざという時に慌てないように、少しずつ備えていきましょう。
<教えてくれた人>
アベナオミさん
宮城県在住。2男1女のママイラストレーター・防災士。東日本大震災をきっかけに防災意識が高まり、防災士の資格を取得。子育て中のママならではの視点で語る日常で実践しやすい防災アイデアが人気。『被災ママに学ぶちいさな防災のアイデア40』(学研プラス)。
備蓄するべきはこれ!家の中のストックチェック
自宅で避難をする場合は、電気、ガスが止まっても3日間は過ごせる量の食料・水を備蓄しておくことが基本です。また、限りある水はいかに使うかがポイント。ラップやアルミホイルを皿代わりに使って洗い物を出さないなど、節水のための備えも考えたいもの。
Check List!!
〈これが基本!〉
□水
□トイレットペーパー
□ごみ袋
□保存のきく食品
□レトルト・乾物
□ラップ・アルミホイル
□キッチンばさみ
□バケツ・タライ
□カセットコンロ・燃料
□ライト・ランタン
〈POINT〉あってよかった!
基本の備えに加えて、「あってよかった!」と実感できる、おすすめの物がこれ。避難生活はなにかとストレスがたまりがちです。少しでもよりよく過ごすために、チェックしておきましょう。
・水のいらないシャンプー
・防臭袋・ビニール袋
・生理用品
・保温ポット
・マウスウォッシュ
・カイロ
・キャリーカート・バッグ
・じょうご
(じょうごは、タンクやバケツにくんだ水をペットボトルに小分けするのに必須)
「いつもと同じ物」がいちばんいい!
家の中の備えはローリングストックで簡単備蓄。
非常時こそ大事になってくるのが、「いつもと同じ」であること。先の見えない避難生活では、慣れない物に囲まれることが大きなストレスになっていきます。ローリングストックなら、使い慣れた日用品や、食べ慣れた食品があるから、続く避難生活のストレスが軽減。ふだんからできる備蓄方法として注目です。
ローリングストックとは……
ふだんから利用している食品や日用品を少し多めに買っておき、使ったら使った分だけ新しく買いたしていく方法。常に一定量のストックができ、消費しながらストックするので、商品が古くなることがありません。
災害時電話帳を作ろう
災害時に必要な連絡先は、まとめておくと便利。携帯電話に登録すると同時に、いつも持ち歩くバッグなどにメモを入れておきましょう。家族や親類と連絡がとれるように、災害時伝言ダイヤルのかけ方なども忘れずに。
災害時伝言ダイヤル
【録音するには】
171→音声ガイダンス→1→音声ガイダンス→自宅の電話番号を入力後、伝言を吹き込む
【再生するには】
171→音声ガイダンス→2→音声ガイダンス→相手の電話番号を入力後、伝言を聞く
その他メモしておきたいもの
■ライフライン(水道、ガス、電気)
■自治体電話番号
■交通機関電話番号
参照:『サンキュ!』2020年4月号「わが家の毎日防災」より。掲載している情報は20年2月現在のものです。監修・イラスト/アベナオミ 構成・文/田久晶子 編集/サンキュ!編集部
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