【整理収納で防災対策】ママ防災士が教える靴収納のポイントとは?
2020/09/18
「キレイと暮らしは両立できる!」をモットーに活動する整理収納アドバイザー兼防災士のサンキュ!主婦ライターのみぞてんです。
今回は「防災士目線の靴収納」についてお話しさせていただきます。
玄関の役目
いつも何気なく出入りしている玄関。非常時には大切な脱出口となり、モノが床に溢れていると危険につながりかねない要注意エリアです。
避難に関しては数分の行動の差が、大きな結果の差につながることもあるんです。集合住宅の上階では特に脱出口としての役割が大きくなりますね。
ですから「モノは扉付き収納にすべて収まっている状態」が理想ではないでしょうか。
それには収納容量とモノの所有量が釣り合いが取れている必要があります。
所有量の決め方
所有量の決め方には、大きく分けて2つのパターンあります。
〇所有するモノを決めてから、収納をする。
〇収納可能量を目安として、所有するモノを決める。
どちらのパターンが良いという事はなく、住人の方の価値観によって判断する事ですが、玄関に限っては安全面から私は後者を推奨しています。
メリット
収納容量から所有量を決めるメリットは、安全性はもちろん、見た目の美しさと家族に受け入れられやすい点にあります。
「空間はこれだけだから収納可能数は〇足」と具体的に数字を示す事で納得してもらいやすく、かつ各自のエリアの使いみちは自由なところが、家族にも受け入れられやすいポイントです。
考え方
例として靴で考えてみましょう。
80cm幅の玄関収納を一人当たり2段ずつ割り振った場合。
一般的に男性用は25cm、女性用なら20cmが快適に出し入れできる目安の幅ですから、それぞれ最大6足と8足が収納可能量と数字が出ますね。
その量におさまるように、通勤やスポーツなど使用者のライフスタイルにあわせて所有する靴を考えます。
小学生も維持できる
子どもが片付けを苦手とする理由の一つに、「経験が少なく判断が難しいこと」がありますが、目安の数がはっきりしていればこの理由が解消されますね。
小学校高学年の子の例です。
彼は外遊び用品も入れたかったので、靴は登校用3足と雨用スニーカーとサンダルを各1足ずつ持つと親に相談しながら判断し、自分の考えで外遊び用品のスペースを確保してしました。「わかりやすいし信用されて任されている感じがうれしい。」との感想で、1年経った今でも維持できています。
さいごに
「防災士目線の靴収納」いかがでしたか?
防災対策は備蓄品をそろえるばかりではありません。
部屋から危険な要素を取り除くことで、大切な人を守る工夫をしてみることも、立派な防災対策の一つです。
この記事を書いたのは…みぞてん
小学生男子のママ。ママ目線の防災備蓄収納を得意とする整理収納アドバイザー兼防災士です。
※ご紹介した内容は個人の感想です。