6児ママが教える!親心が伝わる子どもとの関わり方
2020/09/24
大分の6児の母でサンキュ!STYLEライター明日香です。突然ですが、毎日の親子の会話、あなたのお宅はどちらが当てはまりますか?
A、親子仲良し。こどもは親に色んなことを話してくれる。
B、こどもに何を聞いてもそっけない。生活態度など注意することだらけでそのたびにお互いイライラ。
お子さんの年齢などにもよりますが、大きくなるにつれBの方が多いかも知れませんね。
ちなみにこれ、Aは私の友人と娘さんで、Bは数年前の私と第1子(当時10歳)のことです(笑)
もちろん理想はAの親子関係ですよね。どうすれば友人親子のような親子関係になれるのだろうかと考え、友人を見習った結果…なんと私でもA(時々Bですが笑)に転換することができました!意外にもかなり単純な事でイライラ親子関係を抜け出すことができたんです。
今回は、こどもが素直に心を開く接し方についてお伝えしますね。
親子バトルで敵対してない?
こどもが反抗的になるのは成長の大事な過程でもあります。けれど、それで親子共にイライラに振り回されてしまうと視野がどんどん狭くなってしまいませんか?
母……子が反抗的だから注意する
子…… 逆切れする
母……なんなのその態度は!
子……また逆切れする
母……さらにヒートアップ
子……逆切れ・屁理屈・その後さっさと退散
甘っちょろい発言、安っぽい愚痴、だらけた生活態度、正してやらねばこの子の将来のためにならない!と思う親心からついつい厳しく指摘してしまうこと、ありますよね。しかし、目の前で繰り広げられているそんな珍問答よりも大事な事、忘れていませんか?
【親はこどもの味方である】ということ。こどものためにアレコレ注意しているはずが、目の前の言動だけを取り上げて喧嘩してしまっていては、【敵対している】かのような状態ですよね。
まずは聴こう
どうすれば、この親心は伝わるの?その答えは『聴く』ことでした。
ただただこどもの話を聴くのです。
ワーワーと正論で攻めてくるだけの大人は、こどもにとっては単なる敵に見えるようです。
注意すべきことはたしかに山ほどあるのですが、それより先にまずこどもの話を聴いてみてください。
※自然と聞き流す『聞く』ではなく、理解しようと進んで耳を傾ける『聴く』の方で!
こどもの言葉を、ただただ聴くだけでいいのです。
聴くだけでいいの?
「あーもう疲れたー!」
「勉強なんか全然おもしろくない」
「あいつ、またムカつく事してきた!」
「給食、苦手な中華丼で最悪」
「めんどくさー、学校行きたくないー」
もう、ツッコミどころ満載なのこどもの言葉。
甘いこと、当たり前のこと、間違っていること、そんな言葉に対して、ただ聴くに徹することは忍耐も必要ですが…(笑)
「うん、うん、疲れたよね」
「勉強おもしろくなかったのに頑張ったのかぁ」
「それはムカついたねぇ」
「苦手な献立だったのかぁ…」
「ははは、行きたくないのかぁ」
と。
●とにかく聴くだけ
●アドバイスしない
●説教しない
●否定しない
口を挟まずに相づちを打ちながらリピートするだけでいいんです。
『自分の気持ちを100%聴いてもらえた』
『自分を認めてもらえた』
という満足感と安堵感は相手(親)への信頼感にも繋がります。
大人の私達でも同じような事、ありませんか?
ただ"聞"いてもらいたいだけ。("聴"いてもらえたならさらに嬉しい)
子育てや人間関係、仕事、その他諸々悩みごともたくさんあり、愚痴りたい・吐き出したいという気持ちをただ黙って聴いてくれる人がいてくれたらどんなに救われるか。
その場合、アドバイスや説教なんて求めていませんよね。
こどももまた同じでアドバイスや説教が欲しいわけではなく、話す中で自分の気持ちを整理したり、モヤモヤした気持ちや嫌な気持ちを吐き出しているようです。
親に対してだと甘えもある分、無茶苦茶な愚痴を言っているように思えますが、ひとまず受け取ってみてください。
聴いていると…
口を挟まずにこどもの言葉を聴いていると…
意外にもこどもは結構しゃべるんですよ。
●僕(私)の親は、ちゃんと僕(私)の話を聴いてくれる
●頭ごなしに怒ったり否定したりしない
●親は敵ではない、ちゃんと自分を理解してくれる味方だ
とこどもが認識することにより、今度はこちら(親)の話(苦言)にも耳を傾けるようになりますよ。
いくつになっても
日々の親子イライラを解消させるために試した『まず聴く』という行為が、親子の信頼関係を深めてくれるものだったなんて思いもよりませんでした。
成長するにつれ、多少のぶつかり合いはしかたないけれど、それでもちゃんと、親心は伝わります。親が絶対的な自分の味方であり、自分のことを思ってくれている存在なのだとこどもに伝わっていると、大きな問題に直面した時にも、ちゃんと頼ってくれるはずです。そんな時にこそ、頼ってもらえる存在でありたいですよね。
■この記事を書いたのは…大分の6児ママライター明日香
ママのままプロジェクト・ママアンバサダー。忙しい毎日を楽しむための時短家事や子育てアイデアを提案。6児子育て経験を生かしての子育て相談も好評。ママ達の応援団でありたい。
※ご紹介した内容は個人の感想です。