子どもの片づけ力を育てる!片づけのプロが大切にしている3つのこと

2021/05/02

整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのたけうちゆうこです。

散らかしたまま片づけない子どもにイライラしてしまうことありませんか。なんでうちの子は片づけられないんだろう、このままで大丈夫だろうかと不安に思うことはありませんか。
我が家には小5の娘と小1の息子がいます。片づけられる子に育つには親として何ができるのか研究の毎日です。
何歳のお子さんでも大丈夫、親が今からできることを今回はご紹介します。

1、片づく仕組みを整える

子どものおもちゃ、洋服、学用品や本など、持ち物を子どもと一緒に使いやすいように整えましょう。特に子どもはモノが多すぎてしまうと管理が難しいことが多いので1軍のモノを使いやすい場所に収納します。その際に注意したい事は、子どもにとって使いやすい場所を考えるということ。
子どもの身長に合わせ、腰高から目線あたりの場所に収納スペースを作るのがおすすめです。
片づく仕組みがあれば、自分で出したり、片づけたりできるようになります。子どもに「ママ、○○はどこ?」と聞かれることが激減します。
我が家では小5の娘、小1の息子用にリビングに引き出しを一つずつ用意して、自分のモノを収納するスペースを作っています。娘はお友達からもらったお手紙や自分の財布やお気に入りのノート、デジカメなどを入れています。息子はリビングで工作をする時に使うハサミや折り紙のセットやよく読む本などを収納しています。

2、片づいた状態が気持ちいいことを肌で感じてもらう

片づいていない状態よりも、片づいている方が気持ちよく過ごせることを感じていれば必ずお片づけのできる人になれます。
そのために親ができることは、自分が楽しくお片づけをすること。お片づけは嫌なものではなく快適に心地よく過ごすためにする手段の一つ。親がお片づけを嫌々やっているのを見れば子どもも同じように、お片づけは嫌なものと認識してしまうでしょう。
片づいた部屋はたくさんのメリットがあります。掃除がしやすく衛生的に保てたり、探し物にかける時間は最小限、好きな時にお友達を呼ぶこともできます。
そんなたくさんのメリットを子どもに伝えることは親の役目の一つだと思っています。

3、片づけのやる気の芽を育てる

片づけなさいと言わない

「ほら、早く片づけてよ」「いつも出しっぱなしなんだから、もう」「出ているモノは捨てちゃうからね」イライラしながらこんなセリフを子どもに言ったことはありませんか?
こんなセリフを言いたくなったらまず子どもの様子を観察してみましょう。どうして片づけないのか、よく子どもを見てみることでわかることがあります。
片づく仕組みを整えたものの、子どもにとって片づけにくかったり、戻しにくかったりする場合があります。その場合は、モノの量や収納する場所を見直してみましょう。量が多すぎではありませんか?収納場所は高すぎたり低すぎたりしませんか?めんどくさがりの子にはフタのないざっくりボックス収納がおすすめです。
「片づけなさい」と言われるだけではやる気にはなれません。初めのうちは親も一緒に片づけて、だんだんと覚えられるようになったら少しずつ子どもに任せていきましょう。

ほめる

片づけをしたら「スッキリして気持ちがいいね」「ありがとう、ママうれしいな」「一緒に頑張ったね」などと子どもを肯定する言葉がけを意識しています。
ほめられることで子どもにとっても自信につながり、片づけに対して前向きに取り組めるようになります。

最後に

片づけは日々の積み重ね。そして片づけを伝えるのに、遅いなんてことはありません。
今からでも大丈夫。我が家の子どもたちも片づけが大の得意というわけではありません。まだまだ散らかしたり、やりっぱなしだったり、そんなことがよくあります。
いつか自立していく子どもたちのために親ができることは全部やってあげることではありません。子どもの様子を観察しつつ、少しずつ子どもが自分でできる環境を整えてみませんか。自分も片づけが苦手という人は子どもと一緒に覚えていくのもいいかもしれません。

◆この記事を書いたのは・・・たけうちゆうこ
整理収納アドバイザーで小5娘と小1息子の母。
ズボラでめんどくさがりでも、大好きなおうちで大好きな家族と快適にここちよく暮らせる方法を模索中。

※ご紹介した内容は個人の感想です。
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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