絵で見て一発解決!使いやすい冷蔵庫はここが違う!収納ポイント6
2022/07/17
冷蔵庫の中が取り出しやすく使いやすければ、調理の効率も大幅アップ!ポイントは、ひと目で見渡せること。しまい方ひとつでこんなに変わる!マネしやすくスイスイ片づくアイデアをご紹介します。
<教えてくれた人>
知的家事プロデューサー 本間朝子さん
仕事と家事の両立に苦労した経験から時間と労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。テレビや雑誌など各メディアで活躍中!著書に『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社)ほか。
冷蔵庫はとにかく「ひと目で見渡せること」が大事!
「冷蔵庫は何十種類もの食材を保管する場所。だからこそ、どこに何があるかパッとわかるようにするのが使いやすくするコツ。物がたくさんあってゴチャつきやすいけれど、朝食セットやよく使う調味料など使うシーンや使用頻度でざっくりゾーン分けすると、使う物がすぐ取れて在庫管理もしやすく、食品ロスも減りますよ♪」(本間さん)。
ドアポケットにペーパータオルを敷くと掃除がラク!
調味料を入れるドアポケットは液垂れなどで汚れやすい場所。底面にペーパータオルを敷いておけば汚れたら交換するだけでOK♪
冷蔵室の段別・しまう物リスト
【最上段~上から2段目】長期保存できる物
みそ、梅干し、使いかけの小麦粉、びん詰のジャム、缶ビール、あまり使わない調味料やドレッシング、朝食セットなど。
【下から2段目】週単位で変わる物
豆腐、納豆、加工食品、ヨーグルト、作り置きおかず、よく使う調味料など。
【一番下の段】1日単位で変わる物
明日食べる残り物、解凍して今日調理する肉、よく飲むお茶や牛乳、いただき物のスイーツ、すいか半玉など。
POINT1 冷蔵室は下段・中段の高さがゴールデンゾーン
ドアポケットも含めて下段・中段の高さが一番手が届きやすく目に入りやすい場所。豆腐や牛乳、常備菜など出番の多い食品はこのゾーンに集めると出し入れがラクで使い忘れも防げます。最下段のスペースを半分空けておくと、鍋やすいかなど大きな物を保存したいときにパッと入れられます!
POINT2 賞味期限を書いて古い物から使い切る
豆腐や納豆は目に入りやすい手前のパッケージのフタに賞味期限を書いて並べ、奥から使用。よく使う卵は一番奥の1つに日付を書き、手前から使うと次に買うタイミングが見えて◎。油性ペンも一緒に入れておくと便利です。
POINT3 食材を「セット置き」すると、まとめて出せる
納豆や鮭フレークなど朝食用の食材は、1つにまとめて置く方法も。忙しい朝の「あれどこ?」がなくなります。セット食材を全てテーブルに出すならかご、その都度必要な食材だけ出すならトレーを使ってセット置きすると出し入れがスムーズ。
他にも便利なこんなセット置き
□和食・洋食セット
和食セットはのりつくだ煮や納豆、洋食セットはバターやジャムなど。
□子ども用セット
ゼリーやプリンなどカップ入りのおやつ、ミニパックの飲料など。
□次の料理準備セット
必要な食材や調味料、下準備した物を集めておくと作業がスムーズ。
POINT4 届きにくい最上段には、取っ手つきのBOXを活用
最上段は出し入れしにくい場所なので出番が少ない食品の定位置に。取っ手つきのBOXは粉物やびん詰など重い物を入れてもラクに取れておすすめ。
POINT5 野菜室はかごで仕分けると、ひと目で見渡せる
使いかけゾーンもあると便利!
野菜はかごで仕分けると何があるかが一目瞭然。ねぎは切って高さをそろえ、立てて保存すると◎。半分残ったトマトなど使いかけ野菜を入れる場所もあるとうっかり忘れず使い切れます。
POINT6 冷凍室は、グループ別に立ててしまうと出しやすい
冷凍室はいわば深い引き出し。肉や魚など薄い食材を上に重ねて入れると下の物が見えず存在を忘れがちです。かごやブックエンドで仕切り、種類別に立てて入れると取り出しやすくて使い忘れもなし!
キッチンの棚もしまい方1つで使いやすく!
よく使う食器は、「下段の片側だけ」に寄せると、開けたらすぐ取れる!
目線より上にある食器棚は扉を開けてすぐ取れる位置が特等席。毎日使うグラスや取り皿はそこにしまうと使い勝手よし!片側の扉だけ開ければ出し入れできるように収納するのが手間を減らすコツ。
家電の近くに、よく使う関連品をしまうと、動線が超いい!
例えば炊飯器近くのスペースにご飯茶碗やしゃもじ、保存容器をしまうと、盛りつけや配膳がスムーズにできます。オーブンの下にはミトンやグラタン皿など、縦のラインを意識してしまってみて。
参照:『サンキュ!』2022年8月号「使いやすいキッチンのしまい方図鑑」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。監修/本間朝子 イラスト/ tent 構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部