片づかないのは、収納テクが時代に合っていないから。令和時代・コロナ禍の正解を教えます
2022/10/18
時代とともに進化する収納アイデアですが、よりラクに、より分かりやすい収納へと今、変化していることが判明!その変化を当企画の編集担当が証言します。毎日の片づけが劇的にラクになる、「~だけ」収納を一挙公開します!
1 浮かすだけ
目的の物がさっと取れる上、ホコリもたまりにくいから掃除がラクな"浮かす"だけ収納。100円ショップにもS字フックやフック付きマグネットなど、浮かすグッズが続々登場!
超1軍のキッチンツールは浮かして出しっ放しの人が増加中!
洗面所は物を浮かせるのがもはやスタンダードに。
キッチン担当者が証言
ここ数年、レンジフードを活用した"浮かす"収納がブーム。いろんなショップで優秀な強力マグネットフックが充実したのも一因かも!
洗面所担当者が証言
"浮かす"収納ブームの火付け役と言える場所が洗面所。"浮かす"ことで自然乾燥ができ、水アカや黒カビ掃除から解放されるんですよ。
2 貼るだけ
冷蔵庫に貼るマグネット付きの収納グッズや、玄関扉にもくっつくマグネット内蔵文具が普及。SNSで「貼る収納」がトレンドに。「実は貼るのがいちばんラク」という意見が収納業界を席巻。
玄関ドアはもはや一つの収納です。
体温計やハンコなど毎日使う物だけ壁に貼る人が増加!
リビング担当者が証言
コロナ禍で子どもの健康観察カードを書く人が増えたせいか、体温計やペンはしまわずに、すぐ取れる壁に"貼る"人が増えています。
玄関担当者が証言
ハンコ、鍵、マスクなどこまごました物が多い玄関。それらをそのまま玄関扉の内側に貼る人が多い。優秀な専用収納グッズが多いんです!
3 置くだけ
子どもや男性など、片づけが苦手な人にとって、有効な収納法が"置く"だけ。ポイントは、ふたのある箱や引き出しには入れないで、"見て分かる"ように置くこと。簡単だからこそ続けられます。
子どもにも見えるように"置く"だけにしたら未就学児でも戻せるんです。
片づけ下手な夫も置くだけならできます!
子どもコーナー担当者が証言
"子どもが見える"ように並べて置く収納がじわじわブームに。おもちゃ箱をザバーッとひっくり返されず、使う物だけ選ぶようになります。
リビング担当者が証言
夫が私物をあちこちにポイポイという方が多いようで……。動線上に夫専用の"置く"だけボックスを設置するだけで変化が!
4 放り込むだけ
「見えない所はズボラにしてもいいのでは?」と、放り込むだけのポイポイ収納が見直されつつあります。下着などをいちいちたたむ手間も省けて、家事の時短にもなるんです。
浅めの引き出しなら放り込んでも埋もれません。
細かいおもちゃはかわいいかごにポイポイがラクだった!
クローゼット担当者が証言
下着や子どもの服、パジャマなど、しわが気にならない物はたたまずに箱に放り込むだけ、という人が増加。時短にもなるしラクですよ。
子どもコーナー担当者が証言
子どものこまごまとしたおもちゃは1箱に1種類と決め、ポイポイ入れるのが有効。おしゃれなケースを選べば、出しっ放しでもOK。
参照:『サンキュ!』2022年11月号「収納アイデア事典」より。掲載している情報は2022年9月現在のものです。構成/岡部さつき、海老澤まり子(風讃社) 取材・文/宇野津暢子 撮影/天野良子、上原朋也、大森忠明、小野田陽一、片岡祥、キムアルム、木村文平、小林キユウ、砂原文、高杉純、林ひろし、山口明、山本あゆみ 編集/サンキュ!編集部