多くの家では当たり前にあるものでも、必ずしもそれがベストだとは限らないそう。狭い玄関では、置くか置かないかで印象が大きく変わるので、圧迫感を感じているのであれば撤去してみることも大事だとか。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、「玄関に置くのをやめても困らなかったもの」について教えてもらいました。

1.靴を買ったときの箱
「靴を買ったときの箱」は、季節外の靴や頻度が低い靴を収納するのに便利だと収納として使う人も多いですが、おすすめはできません。理由は、「一目で見てわかりにくいこと」「箱の大きさやデザインがバラバラで統一感がないこと」「湿気が溜まりやすくカビの原因になること」などがあげられます。
出番が少ない靴収納におすすめなのが、ダイソーの「角度が調整できるシューズラック(110円)」です。上下で靴が収納できるので、縦空間も有効活用できますよ。オープン収納なので湿気が溜まる心配もなく、必要なときにすぐに見つかります。
2.ドア裏用の収納用品
「ドア裏用の収納用品」は、動線がよく出し入れに便利ですが、あまりにもペタペタ貼ってしまうと圧迫感を感じやすくなってしまいます。また、来客者の目につきやすくドアが開閉する際に落下する危険性もあるので、とくにカギや時計などの貴重品はドア裏に置かない方がよいでしょう。
宅配などで必要な「認印」は、セリアの「玄関ドアにくっつくハンコホルダー(110円)」を使って直接玄関ドアにくっつけるのがおすすめです。このように、ケースに頼らなくてもすっきり収納できる方法もあるので、組み合わせて使うとよいでしょう。
3.ハンガーラック
「ハンガーラック」は、羽織りものを掛けておくのに便利ですが、狭い玄関に置いてしまうとじゃまに感じやすく、どうしても圧迫感が出やすいです。
代用できるのは、無印良品の「壁に付けられる家具フック(990円・ウォールナット材は1,090円)」です。引っ掛ける部分が太めになっているので、そのまま引っ掛けるのはもちろんのこと、ハンガーや帽子を掛けたりと、幅広い用途でお使いいただけます。
オーク材、ウォールナット材、ライトグレーの3色あるので、インテリアに合わせてお選びください。
実用性だけでなく「すっきり!」の感覚も大事にして!
狭い玄関スペースを有効活用しようとして、「実用性」や「機能性」だけで考えてしまうと、窮屈でつまらない印象になってしまいます。そんなときには引き算することが大事です。
何から引き算をしてよいかわからないときは、この3つのものから見直してみてください。快適ながらも開放的でよゆうのあるすっきり空間を目指しましょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部