整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、最近、小学生の娘がお菓子づくりに目覚めたことで「お菓子づくりセット」の出番が増えたのだそう。以前は年に1、2回出番があるかどうかだったので吊り戸棚に収納していたそうですが、最近不便を感じるように。
そこで今回は、シンプリストうたさんがキッチン収納見直しの実例を元に「収納の見直しポイント」を解説していきます。

1.取り出しにくい位置にないか
まずは、「取り出しにくい位置にないか」をチェックします。吊り戸棚収納が合っていないと感じるようになったきっかけは2つ。
1つは娘がスツールを使って自由に取り出すようになったこと。万が一バランスをくずしてケガでもしたら大変です。
2つ目は、取り出したボックスが放置気味になったこと。娘も取り出したもののそれをしまうことはありません。筆者もついそのまま見すごしてしまうこともありました。
それであれば、最初から娘が出し入れしやすいキッチン下に移動した方がよいと判断。娘がスツールに立つことを考えたらこちらの方が安全かつ動線はよかったです。
2.収納用品の種類やサイズは合っているか
ついで、「収納用品の種類やサイズは合っているか」も確認しておきたいところ。以前はお菓子づくりをほとんどしなかったため、幅10cmのファイルボックスにすべて収まっていましたが、頻度が増えたことでお菓子づくりのためのグッズや材料も増えました。
そこで、幅15cmのファイルボックスにサイズアップをすることに。それまで入らなかった「ケーキ用の型」なども入るようになり、一式まとめることができました。
ライフスタイルの変化によっては、必ずしもものを減らしサイズダウンさせることがベストだとは限りません。
メインで使う娘にとって出し入れがしやすいキッチン下の収納に見直しました。部分的な見直しだったので、作業時間は5分ほどしかかかりませんでした。
使いにくいかもと感じたら見直してみて
このように、「収納のベスト」は、使う人やライフスタイルの変化とともに変わることもあります。だからこそ、散らかりやすく感じたり使いにくく感じたときに、スルーせずに都度見直すことがだいじです。
プチストレスをなくしていくことで、作業効率もアップしスムーズに家事がこなせるようになります。どう見直せばいいかわからない人は、この2つのポイントをチェックしてみてくださいね。
■執筆/シンプリストうた…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。
編集/サンキュ!編集部