いつものキッチン掃除にちょっとだけ「プロの技」。絶対きれいになる大掃除テクニック
2022/12/26
気になっていたキッチンの"あの汚れ"がスルッと落ちる!お掃除の専門家だけが知っている"プロ技"をマスターし、頑固な汚れや見て見ぬふりしていた気になる汚れをスルッと解決しちゃいましょう!掃除がラクになる予防テクも参考に!
<教えてくれた人>
おそうじ本舗 尾崎真さん
ハウスクリーニング事業を展開する「おそうじ本舗」の技術責任者。ハウスクリーニング技能士の国家資格を持ち、"お掃除のプロ"としてさまざまなメディアで活躍中。
https://www.osoujihonpo.com
効率よく掃除するコツ
1 上から下へ、奥から手前へ掃除する
ほこりは上から下へ落ちるので、掃除は高い場所→低い場所の順に行うこと。部屋や空間全体の掃除は、奥から入り口や手前に向かって行うと、ほこりが中に戻るのを防げます。
2 乾いた汚れはむやみにぬらさない!
ほこりや砂、土などの乾いた汚れは、から拭きしたり、掃除機などを使って乾いた状態で取り除くのがベスト。安易に水拭きすると、こびりついて落としにくくなります。
3 仕上げのから拭きは水分が乾く前に
洗剤を使ったら、水拭き→から拭きで仕上げるのが基本。水拭きだけだと、汚れや拭きムラが残るので注意。水拭きの水分が乾く前にから拭きするのが、キレイに仕上げるコツ。
キッチン
時間がたって冷えて固まった油汚れは、湯やドライヤーなどで温めると、汚れがゆるんで浮き上がり、スルッと落ちる!
五徳
使った物
・ジッパー式のポリ袋
・アルカリ電解水 ・カード
・スポンジや古歯ブラシ
1 つけ置きで汚れをゆるめる
つけ置き目安10~20分
はずした部品をジッパー式のポリ袋に入れる。アルカリ電解水をスプレーし、約50℃の湯をひたひたに入れて10~20分つけ置く。
【プロ技】カードを斜めに切って使う
2 頑固な汚れはカードでこする
つけ置き後、残った汚れをカードやスポンジ、古歯ブラシでこすり洗いする。不要なプラスチック製カードを斜めに切って使うと◎。
コンロ
使った物
・アルカリ電解水
・食品用ラップ
・ドライヤー ・古タオル
【プロ技】ドライヤーでホットパック
1 ラップ&温風で汚れをゆるめる
汚れ部分にアルカリ電解水をスプレーし、ラップを貼る。ドライヤーの温風を1~2分当て、こびりついた汚れをゆるめる。
2 ゆるんだ汚れをラップでこする
はがしたラップを丸めて浮き上がった汚れをこすり落とす。仕上げに古タオルでから拭きする。
換気扇
使った物
・アルカリ電解水
・45Lのポリ袋・古歯ブラシ
・古タオル ・スポンジ
1 フィルターをつけ置きする
つけ置き目安5~10分
二重にしたポリ袋にはずしたフィルターを入れ、アルカリ電解水をスプレーする。約50℃の湯をひたひたに入れ、5~10分つけ置く。
2 古歯ブラシでこすり落とす
つけ置き後、残っている汚れを古歯ブラシやスポンジでこすり、水で洗い流す。
3 レンジフードはスポンジでこする
レンジフードは、アルカリ電解水を含ませたスポンジでこする。古タオルで湯拭きして汚れを拭き取り、別の古タオルでから拭きする。
掃除がラクになる予防テク
【プロ技】ラップを貼ってほこり対策
冷蔵庫上のほこりの付着はラップで予防。
油分を含んだほこりがたまって掃除が大変な冷蔵庫の上は、掃除後にほこりの付着を防ぐためのラップをペタリ。汚れたら貼り替えればいいだけなので、掃除が格段にラクに!
冷蔵庫
使った物
・食器用洗剤
・スポンジ
・古タオル
1 パーツをはずして洗う
庫内の食材を出し、はずせるパーツを全て取りはずす。シンクに傷防止用の古タオルを敷き、食器用洗剤をつけたスポンジで洗う。
2 庫内を湯拭きする
約50℃の湯に浸して固く絞ったホットぞうきんで庫内を拭く。湯拭きなら汚れが落ちやすく、水拭きより水分が乾きやすい。
【プロ技】ホットぞうきんを使う
排水口
使った物
・重曹 ・クエン酸
・古歯ブラシ
【プロ技】重曹とクエン酸のW使い
1 重曹とクエン酸をふりかける
排水口のパーツをはずし、排水口内に重曹100gとクエン酸50gをふりかける。パーツには別途、重曹をふりかける。
2 コップ1杯の湯を注ぐ
排水口内にコップ1杯(約200ml)の湯を注ぎ、泡が出た状態で10分放置する。パーツは古歯ブラシでこすり、水で洗い流す。
浴室や洗面所の排水口も同じ方法でOK!
参照:『サンキュ!』2023年1月号「大掃除のプロ技23」より。掲載している情報は2022年11月現在のものです。撮影/横田裕美子(スタジオバンバン)、小嶋淑子、林ひろし 構成・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部