スタイリッシュなリビングルーム

「いま、10分時間がある」それなら、悩まずこれ捨てて!繰り返せば家中キレイになる

2024/01/11

ガチで捨てられる!片づけのプロが、依頼主の家や会社の物を仕分けるときに実際に行っている手順とコツを教えてくれました。週に1回、10分だけでOKだから、挫折せず確実に捨てられます!

<教えてくれた人>
中山真由美さん
Ritta Stanza代表。整理収納アドバイザー1級認定講師。片づけ下手を克服した体験を生かした、実践しやすいアドバイスが人気。

整理収納アドバイザー。自身が汚部屋出身だからこその「片づけ下手さん」に優しく寄り添うアドバイスが人気。個人宅...

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ガチで捨てられる!10分捨て

散らかった部屋のソファ
Prostock-Studio/gettyimages

<こんな人におすすめ>
・いいかげん、物を捨てたい
・1回捨てたけど、また増えた
・なーんか、やる気出ない


●10分捨てのおすすめタイミング

グリーンストップウォッチタイムクロックアラームウォッチホワイトフェイスタイマーグリーン背景
Paul Campbell/gettyimages

実は、成功率が高いんです!ズバリ、夜!
物を捨てるには、ある程度の勢いも必要。家事や仕事が一段落したあと、"夜のイベント"として楽しみながら実践するのが◎。

忙し過ぎない曜日を選ぼう 毎日よりも週1回!
習い事やゴミ収集の日のように、曜日ベースの予定は習慣化しやすいもの。「△曜日は10分捨ての日」と決めて、定期的に見直そう。


●準備する物
1.分別前の物をここに広げます【敷物】
片づけのプロでも、「まずは、分別する物を敷物の上に広げないと見直せない」という重要アイテム。家にある物でOKです!

<敷物はどんな物でもOK>
・プロも愛用レジャーシート
・ 新聞紙(1枚)
・ もう使わないバスタオル・ ゴミ袋etc.
※「10分捨て」の大きさの目安は半畳分(80cm四方)


敷物があると床の汚れを気にせずガンガン分別できるうえに、「ここに乗っている分だけ見直せばいい」って分かるからゴールが明確!


2.大きめを選ぶと捨てやすい!【ゴミ袋】

ゴミ袋
Michael Burrell/gettyimages

地域ごとの分別ルールに合わせてゴミ袋を用意。器は大きいほど物を入れやすくなるので、袋も大きめを選ぶとより多く捨てられます。

<これもあると、さらにやる気アップ>
・寒さに負けない「暖房器具」
・ごほうび用に「小さいお菓子」
・テンションを上げる「音楽」

プロも現場でやっている10分捨て4STEP

大型のレザー製ソファー
dorian2013/gettyimages

片づけのプロ直伝。「10分で、確実に物を捨てられる4つの手順とコツ」を紹介します!

●STEP1 「ちょっと物足りない」くらい"小さいエリア"がGOOD
【見直す場所をロックオン】
今日、見直す場所を決めます。張り切ると家中に手をつけたくなるけれど、物捨てを成功させるには"少しずつ"見直すのが大切です。

【場所選びのコツ】
□"使用&賞味期限が決まっている物"が多い場所は捨てやすい
例)日用品のストック棚、薬箱、冷蔵庫など
□家族に確認しないとわからない物が多い場所は後回し

たとえば見直すのは洗面台の収納全部ではなく、片側だけでOK。
引き出し1段ではなく、半分だけでOK。

●STEP2.【約2分】ここでは「捨てるか」考えないのが成功のカギ!
【目についた物を全部出す】
見直す場所の近くに敷物を広げて、その上に中の物を全部出します。捨てるか考え出すと時間がかかるので、無心で出すのが大切。

【考えずに全部出すコツ】
□出した物を3秒以上持たない
□出した物をじっくり眺めない
□「出したら移動♪」と声に出してリズムを刻む
□ごちゃついていた場所からどんどん物が減って、スッキリしていく気持ちよさを体感する

片づけのプロでも、ごちゃついた場所から捨てる物だけを選び出すのは高難度だそう。先に、物を全部出すことが成功への近道です。

・出した物を1つ1つ見えるよう重ねずに置こう
・種類ごとにまとめて置いて「何をどのくらい持っているか」を把握しよう


●STEP3.【約6分】"1歩も動かずにやる"のが、プロの教え
【「捨てる」「残す」「保留」を分別する】
敷き物の前に座って、物を分別します。自分は動かず、飛行機のコックピットのように自分の周りに分別した物を並べていきましょう。

【捨てる】
おすすめは利き手側
・もう使わない物
・壊れている物、明らかなゴミ

【保留】
・30秒以上「残すか」悩む物
・人に譲る物
・売りたい物
・別の場所に収納したい物

【残す】
・この場所で使う物

<プロがタレコミ、物捨てを失敗する人のあるあるエピソード>
別の場所に収納したい物を見つけたらいちいち移動して、時間と体力を消耗しがち!
途中で移動すると、時間がかかる上に集中力が切れてどんどんやる気をなくしてしまうので、分別はその場で一気にやり切ることが大切!


●STEP4 【約2分】「やっぱり捨てよ」と、"追い捨て"できる可能性大
【「残す物」だけ、しまう】
「残す物」をそれぞれの場所にしまいます。「また戻すの?」「本当に残す?」と自問しながらしまうと、さらに捨てられることも!

近藤マリーのバスアメニティのメソッド構成。家のスペースを片付けるか、または貯蔵する
Kostikova/gettyimages

【しまうコツ】
□目につく場所に「悩んだ物」を置いて一晩寝かせると、朝判断できることも!
残すか悩んだ物はひとまずテーブルやカウンターなどに置き、疲れる前にさっさと寝よう。翌朝スッキリした頭で見直すと答えが出ることも。

□「人に譲る物」、「売りたい物」用に、専用の一時置き場を作ろう
後日手放す物は、「残す物」と一緒の場所や収納の奥の方にしまうと存在を忘れてしまうので、目につく場所に仮置きしよう。

週1回の「10分捨て」を習慣にすれば、日頃から物を分別する力も身につきます!



参照:『サンキュ!』2023年1月号「捨てる・貯まる・アガる」より。掲載している情報は2022年11月現在のものです。監修/中山真由美 イラスト/星野ちいこ 編集/サンキュ!編集部

 
 

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