大掃除、寒くてもここだけはやって!気持ちのいい新年のポイントは「窓」

2022/12/28

窓まわりや玄関やベランダなどのお掃除テクをプロが伝授します!網戸やサッシの汚れは、土や砂ぼこり、花粉など乾いた汚れがほとんど。乾いた汚れは、掃除機を使って乾いた状態で取り除くのが正解!

<教えてくれた人>
おそうじ本舗 尾崎真さん
ハウスクリーニング事業を展開する「おそうじ本舗」の技術責任者。ハウスクリーニング技能士の国家資格を持ち、"お掃除のプロ"としてさまざまなメディアで活躍中。
https://www.osoujihonpo.com

網戸

使った物
・段ボール(A3サイズ大)
・掃除機やハンディクリーナー
・古いナイロンタオル ・ 古タオル

1 段ボールを当て、掃除機をかける

【プロ技】段ボールを外から当てる

段ボールを網戸の外側に当て、内側からハンディクリーナーで吸うと汚れがよく取れる。外側に新聞紙をマスキングテープで貼る方法も。

2 ナイロンタオルと古タオルで拭く

【プロ技】両面一気にはさみ拭き

ナイロンタオルと古タオルを水でぬらして固く絞る。外側にナイロンタオル、内側に古タオルを持ち、両手ではさんで拭く。

窓ガラス

使った物
・古タオル
・アルカリ電解水
・マイクロファイバークロス

1 古タオルでコの字に拭く

【プロ技】コの字拭きでムラ防止

アルカリ電解水を古タオルにスプレーし、窓の上半分をコの字に拭く。窓に直接スプレーすると垂れ筋ができるので注意。

2 マイクロファイバークロスでから拭きする

水けが乾く前に、マイクロファイバークロスで素早くから拭きする。窓の下半分も1と2を同様に繰り返す。

サッシ

使った物
・サッシ用ブラシや古歯ブラシ
・掃除機 ・定規
・古タオル

1 ブラシでゴミや砂をかき出す

サッシ用のブラシや古歯ブラシで、サッシの隅や奥にたまった汚れをかき出す。固まった汚れは軽くたたいて砕く。

2 掃除機で吸う

掃除機の先端をすき間掃除用のノズルにつけ替え、かき出した汚れを掃除機で吸い取る。

3 定規に古タオルを巻いてこする

【プロ技】定規でこする

水でぬらして固く絞った古タオルを定規に巻きつけ、サッシに差し込んでこするように拭く。定規を使えば底と側面を一気に拭ける。

掃除がラクになる予防テク

結露の予防には食器用洗剤が有効!
洗剤に含まれる界面活性剤には結露の付着を防ぐ効果が!ぬらした古タオルに食器用洗剤を少し含ませて窓ガラスを拭くと結露対策になります。効果は1週間程度が目安。

【プロ技】マスキングテープを貼る

サッシの汚れの付着をマステでガード!
サッシの掃除後にマステを貼ってガードすれば、汚れてもテープを貼り替えるだけでOK。100均でもカビ汚れ防止や抗菌タイプのマステを購入できる。

玄関・ベランダ

ここでは、水を流しにくい集合住宅でもできる掃除法をご紹介。切ったペットボトルを使って掃除機をかけると、掃除機の汚れ防止にも◎。

玄関たたき

使った物
・掃除機 ・古タオル
・カットしたペットボトル
・アルカリ電解水
・洗車ブラシ(車のボディ用)

1 掃除機をかける

【プロ技】ペットボトルを切って使う

掃除機のすき間ノズルの先端に、500mlのペットボトルを斜めに切った物をテープで固定し、砂ぼこりや乾いた汚れを吸い取る。

2 洗車ブラシでこする

アルカリ電解水をたたきにスプレーして1~2分おき、洗車ブラシで汚れをこすり落とす。仕上げに古タオルでから拭きする。

なかなか落ちない!黒ずみ汚れの落とし方

【プロ技】テニスボールを使う

靴の「ヒールマーク」はテニスボールでこする。
靴底のゴムが床面と接触してこびりついた「ヒールマーク」は、水を少しつけたテニスボールでこするとキレイに。

スイッチまわりの手あかには洋服ブラシ

【プロ技】洋服ブラシでこする

服のほこりを取る洋服ブラシを湯で湿らせ、気になる黒ずみ部分を拭く。ブラシのザラザラした面が汚れをこすり落とすのに効果的。

ベランダ

使った物
・古タオル ・ほうき
・掃除機 ・重曹
・カットしたペットボトル
・じょうろ(ペットボトルで代用しても)
・フロアワイパー

1 手すりや物干し竿を拭く

【プロ技】両手で水拭き&から拭き

手すりや柵、物干し竿などを水拭き後、から拭きする。ぬらした古タオルを右手、乾いた古タオルを左手に持って拭くと時短に。

2 ほうきや掃除機でゴミや砂を取る

大きなゴミはほうきで、細かいゴミや砂ぼこりは掃除機で取る。玄関と同様、掃除機にペットボトルをつけると掃除機が汚れにくい。

3 重曹水をかけ、汚れを流す

水100mlに重曹小さじ1を溶かした重曹水を適量作り、じょうろなどで少しずつ流す。一番低い位置にある排水口に向かって流す。

4 フロアワイパーでこすって拭く

【プロ技】フロアワイパーをデッキブラシ代わりに。

フロアワイパーに古タオルをセットし、重曹水を流しながら汚れをこする。別の古タオルにつけ替え、仕上げのから拭きをする。

掃除がラクになる予防グッズ

寝具やソファのダニ対策には専用の捕獲マットが便利!
掃除後、ダニの発生が気になる場所に専用の捕獲マットをセット。置くだけでダニを集めて乾燥退治し、閉じ込めてくれるのが特徴。使用後はそのまま捨てるだけでいいのでラク。

有効期限は3カ月。レギュラーサイズはソファやシングルベッド、ラージサイズはダブルベッドやカーペットに最適。「ダニ捕りロボ」レギュラーサイズ¥1,729 /日革研究所TEL0120・64・1790

※本記事の価格は税込みです。編集部調べの価格は22年10月時点のものです。

参照:『サンキュ!』2023年1月号「大掃除のプロ技23」より。掲載している情報は2022年11月現在のものです。撮影/横田裕美子(スタジオバンバン)、小嶋淑子、林ひろし 構成・文/鹿島由紀子 編集/サンキュ!編集部

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