〈北欧式整理収納プランナーの自宅〉「余白ですっきり」「できるだけ隠す」
2023/11/27
収納は北欧式スタイルで!余白でスッキリ見せる&実用品はできるだけ隠すなどのちょっとした工夫で、あか抜けた空間になりました。シンプル、でもおしゃれな北欧式整理収納プランナーのおうちをご紹介します。
<教えてくれた人>
K.Kさん(愛媛県 36歳)
夫(39歳)、長男(11歳)、長女(9歳)の4人家族+愛猫1匹。12年に建売り住宅を購入。21年5月に北欧式整理収納プランナーの資格を取得。インスタID:puu.tuuli
◎HOUSE DATA◎
一戸建て/築11年/59.51平米/3LDK
オープン棚は、ぎっしり詰め込まない。余白でスッキリ見せる
収納ケースを白でそろえれば、雑多に見えない
テレビ周りは、ゲームやおもちゃ、文房具などを集約。「子どもが片づけやすいよう、大き目のかごや小引き出しに。素材がバラバラでも、白で統一すればスッキリ見えます」。
上2段は好きな雑貨の“映え”コーナーに
リビングのオープン棚をすべて収納に使うと圧迫感が出るので、両サイドの棚の上2段には“見せる”箱やかごだけに。余白があることで、雑貨がより引き立ちます。
ランドセルは、空きスペースに放り込むだけ
中段は、子ども2人のランドセル&教科書置き場に。玄関から一番近い場所だから、帰宅したらすぐここにランドセルを戻すという習慣が無理なく続けられます。
実用品も色を揃えれば、“見せる収納”に
たまたま雑貨屋で見つけて一目ぼれし、購入した鉛筆削り。「ベージュの木目調だから、棚に置きっ放しでも違和感がないし、意外と使い勝手もいいんです」。
書類は“なじませカラー”のケースに収めて出し入れしやすく
よく使う家電の取扱説明書や保証書は、bon momentの蛇腹式書類ケースにまとめてオープン棚の端に。「畳めばコンパクトになり、部屋になじむペールカラーなのもお気に入りです」。
飾る場所を決め、実用品はできるだけ隠す
フォーカルポイントに、厳選した物だけ飾る
「リビングで一番目立つ壁面に、長期間探して巡り合った北欧デザインのポスターを。パッと目に入ると気分が上がります」。布張りのサイドテーブルは、実はスピーカー。実用品も見た目にこだわってチョイス。
フォーカルポイントとは?
「焦点(=forcal)となる場所(=point)」という意味で、部屋の中で自然と視線が集まる場所のこと。この場所の使い方がおしゃれな空間づくりの決め手に!
家族みんなが使う物をリビングの中心にセット
家族みんなが使う薬類などは、フォーカルポイントの下にある無印良品のラックに集約。「引き出しの中は100均のケースで仕切り、どこに何があるかひと目でわかるようにしています」。
細かい物は置いたままで絵になる木のボックスに
薄い木材を曲げたシェーカーボックスは、北欧インテリアの人気アイテム。「使っていないスマホケースなどの一時保管として活用しています。手軽に収納でき、そのまま置きっ放しでもおしゃれ!」。
プリント類は、死角になる壁面に隠す
学校関連のプリント類はすぐ見える所に置きたいけれど、目立ちすぎるのは避けたい。そこで、階段横の凹んでいて見えづらい壁面にホワイトボードを取り付けて、チェックしやすくしています。
参照:『サンキュ!』2023年12月号「居心地がいい空間をつくる北欧スタイルの収納と飾り方」より。掲載している情報は2023年10月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部