ただ捨てればいいと思ってない?片づけのプロが教える!部屋が汚い人がやめるべきこと3選
2024/05/29
汚部屋を脱出するためにはものを減らすことが不可欠となりますが、ただ捨てるだけではすっきり片づいた状態をキープすることは難しいとか。元汚部屋住人で現在は整理収納アドバイザーとして活躍されているシンプリストうたさんに「部屋が汚い人がやめるべき3つのこと」を教えてもらいました。
1.原因を考えずに捨てること
部屋が汚い人は、捨てるときも要不要の判別だけで終わらせがちです。一気に捨てて表面上はスッキリしたつもりでも、なぜ必要なかったかがよく分からないため、また同じように何も考えずにものを受け入れてしまいます。
ものが増えたのは自らが受け入れた結果だと気づき、根本から見直すことで、その後の行動を変えることができますよ。そのためには、「なぜ捨てることになったのか」を追究、確定させることは不可欠だと言えるでしょう。
2.アクション数が多い収納方法
部屋が汚い人こそ、収納用品にこだわりがある傾向がみられます。雑誌やSNSからの収納術をマネしてみるも、使いこなせず結局ものはあふれてしまう結果に。
引き出しの中にまたフタ付きのボックスがあるなど、2アクション以上の手間がかかる収納方法はめんどくさく、ハードルが高く感じてしまいます。いかに簡素化して収納をシンプル化できるかがカギとなるでしょう。
3.保留ボックスや一時置きボックスをつくりすぎること
迷ったときにあると便利な「保留ボックス」や、時間がないときに手っ取り早く部屋が片づく「一時置きボックス」は、あると便利な反面、溜まったボックスを片づけるのが大変になるというデメリットもあります。
逃げ場をつくりすぎてしまうと、ボックスにものが溜まることで後々大変になることもあります。専用ボックスをつくるのは各ジャンル1個ずつにし、定期的に空っぽにすることがだいじです。整理や片づけ作業の先延ばしをしていることを忘れてはいけません。
捨てたその先の暮らしを考え行動しよう!
肝心なことは捨てることそのものではなく、その後の快適な暮らしを見据えた考え方や行動力です。一時的なスッキリさだけに固執せずに、自分の行動パターンや買い癖を知って改善していくことが求められます。もの捨てをゴールにするかスタートにするかで、その後の生活も大きく変わってくるでしょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するインスタグラムが人気。インスタグラムは@utatanenet_home。
編集/サンキュ!編集部