「浴室」はいつでもキレイをキープしておきたい場所ですが、一方でほかの場所よりも湿気が高くぬめりやカビ汚れなどに悩まされる人も多いとか。
時間がないからとあきらめてしまいがちですが、キレイをキープできている人は時間がない中でもうまく取り入れることでムリなく習慣化できているそう。暮らしの達人であるシンプリストうたさんにくわしく教えてもらいました。

1.風呂フタをする
風呂フタ掃除のめんどくささから風呂フタを撤去する人も多いですが、長時間風呂フタなしでお湯を溜める場合は要注意。蒸気が浴室全体に広がるため、乾燥に時間がかかりカビを発生させやすくなってしまいます。掃除をラクにするためになくしたのに、これでは本末転倒ですよね。
風呂フタをした方が部分的な掃除だけで済むので、むしろ掃除をラクできることも。家族暮らしでお風呂の間隔が空いてしまう人は検討してみてください。
2.換気扇は長めに回す
短時間の換気扇使用は、湿気が飛ばしきれずにカビが生えやすくなってしまいます。最低でも3時間以上、湿気が高い日は24時間換気扇を回してもいいくらいです。
もちろん24時間換気機能がついている浴室は、24時間換気をすることが必須です。お風呂直後の通常換気が終われば必ず24時間換気機能に戻するようにしましょう。換気扇を回すときには、窓とドアは閉めきった方が換気能力がアップして乾きやすくなりますよ。
3.最後に壁や洗い場の泡汚れをシャワーで流す
残った泡は、石鹸カス汚れやカビやぬめりの原因となってしまう可能性が高いです。それを予防するためには、50℃ほどの熱いお湯のあと冷たい水で洗い流すのが効果的ですが、忙しいときは温度を切り替えて二段階で流すことすらめんどうに感じてしまいますよね。
そんなときには、ハードルを下げても大丈夫!そのままのシャワー温度で泡汚れをしっかり落とすことを優先させてください。壁や洗い場を1周回るようにしてシャワーで流しましょう。余力が出てきたら冷水に切り替えたりして、より湿度を抑えられる方法をとっていけば大丈夫です。
ついでにできることばかりだからムリなく続く!
キレイをキープするための行動は、こまめな掃除だけではありません。カビやぬめりが発生するスピードを遅らせることで掃除頻度もぐんと減らすこともできます。
新しいことを習慣化するのはむずかしいですが、ご紹介したことはどれも入浴のついでにできることばかりです。 「これならできる!」の予防家事を増やしていくことがポイントとなります。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部