【ルームスタイリストの実体験】何が違うの?!洗練されたインテリアの共通点・3選

2024/11/10

ルームスタイリスト・サンキュ!STYLEライターのmiho_livingです。

5年前に中古マンションを購入したことがきっかけになり、家づくりに夢中になった筆者。当初は、自宅のリフォームデザインを考えるため、雑誌やSNSを毎日のように読み漁っていました。

生活感さえも美しく見える光景も横目に「どうしてこんなにも素敵なんだろう…」と疑問を抱いていました。試行錯誤を自宅で繰り返すうちに、違いを知ることが出来ました。

そんな日々の中で発見した「インテリアが洗練されている家」の共通点を厳選して3つお伝えします。

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1.日常のアイテムを「飾るように使う」

まず初めにお伝えしたい共通点は「出しっ放しの日用品にこだわっている」ことです。生活感さえもインテリアになるアイテムを選ぶことで、洗練された家に近づくことができます。

その代表例として、どの家庭にも必ずあるアイテム「ティッシュペーパー」が挙げられます。購入したままの状態で直置きはせず、独自で選んだケースを使用します。

家具と同素材のモノ、敢えてアクセントカラーなるモノ、円形や幾何学的なモノ等々、個性溢れるデザインは、ティッシュペーパーの用途を超えた、インテリアオブジェの役割を担うのです。

自宅は限られたスペース!多くのモノは持てません。日常使いのアイテムを「飾るように使う」ことで、場所とお金も節約できる利点もあります。

そして、使用中はもちろんのこと、目に入るだけで!「気分が良い」のです。使用頻度の高いアイテムだからこそ、機能性と同じように、デザインにも自分なりのこだわりをプラスして選んでみてください。毎日の生活に彩りが生まれますよ。

2.色・素材感があるアイテムで「魅せる空間」にする!

洗練された家も、実は「シンプルな家具」を使用していることが多いのです。しかし、その家具の「魅せ方」に違いがあります。「カラーや素材感」のあるアイテムをコーディネイトし、個性を出しています。

例えば、家具の上に置く際は、以下の様なアイテムがおすすめです。
・観葉植物や花・ドライ
(グリーンの効果で、家電の無機質な印象が薄れる)
・小物収納ケース・トレイ
(アクセサリーや鍵等のちょい置きがインテリアに)
・ランプ
(照明で奥行きが生まれ、部屋が広く見える)

「シンプルな家具」にカラー・素材感をプラスすることで、複雑性が加わり、抜け感や遊び心が生まれます。結果、単調な印象に個性が発揮されるのです。

また、土台がシンプルなので、合わせるアイテムは無限大。気分や季節に応じて模様替えも楽しめます。

手持ちの家具でも、合わせ方次第で見え方も180度変わるのがインテリアの醍醐味。選ぶアイテムは思いっきり!自分の好きに全振りしてコーディネイトを楽しみましょう。愛着は更に加速するはずです。

3.見せたくないモノは「隠す収納」にしている

最後にお伝えしたいのが「隠す収納」が上手く機能していること。素敵に見える家でも、生活用品が全くない訳ではありません。相違点は、見せたくないアイテムは視界に入れない工夫と仕掛けがされています。

例えば、リビングで散乱しがちな「リモコン」「食べかけのお菓子」「本や雑誌」「おもちゃ」等々。仕分けが面倒な細かいアイテム。使う収納用品に少しのこだわりを入れてみましょう。

・カゴ素材
(家具や床材と同色を選べば、大きめでも違和感なし)
・蓋付き収納
(中身が見えないだけで、スッキリ見えが叶う)
・布をかける
(使う色や柄が違うと、雰囲気もガラリと変わる)

空間に馴染むから、使う場所・取り出しやすい場所に置いてもOK!家族も片づけやすい収納になります。

また、わが家の収納では「扉つき収納」を多く採用しています。理由は、多少のゴチャつきも、閉めれば整然とした空間になるから。忙しい時は「とりあえず放り込むだけ!」見た目だけでなく、心の余裕に繋がります。

そして、扉の中の仕切りは安価なプラケースや布製で良いので、気軽に購入できるのも魅力です。

魅せる収納用品には「こだわり」を。その分、扉の中は「プチプラ」で十分!全てを完璧に揃える必要はありません。メリハリを持たせたバランス感覚でインテリアを楽しみましょう。

「好き」から生まれる「個性」をインテリアに

洗練とは「垢抜けていて優雅。よく磨かれていて練り鍛えること」を指します。注目したいのは「練り鍛える」こと。理想のインテリアも1日では完成しないのです。

筆者もトライアンドエラーを繰り返しつつ、今も尚、家を居心地の良い空間にすべく奮闘中です。

経験の中で言えることは「洗練された家」には個性があること。そして「家主の好きが散りばめられている」こと。だからこそ、自ずと愛着は増す。結果、磨き上げることが継続できるのです。

日常で何気なく使うアイテムを、自分の好きに忠実に選んでみる。そのアイテムをお馴染みの家具の上に飾ってみる。視界に入る、見たくないモノを取り除き、お気に入りが目立つようにコーデネイトしてみる。

このような循環で家は変わります。視線の先に「好き」が見える暮らしは、日々の生活に潤いを与えてくれるはずです。

◆この記事を書いたのは・・・miho_living
「家が好き」をつくるルームスタイリスト・整理収納アドバイザー。
6歳児を育てる、ワーママ。片づいているのに物足りない!を脱却し「好きがあるから暮らしは楽しい」をテーマに日々投稿しています。

 
 

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