集中して「美」に触れたら、号泣した件~連載『365日、みんな愛してる!いくみ‘s BAR』 vol.8

2021/03/11

こんばんは。総編集長の伊久美です。春めいてまいりましたが、何かと忙しない時期ですね。皆さま、お元気ですか?

伊久美亜紀 Aki Ikumi

大学卒業後、ファッション誌、料理誌、の編集部を経て、ベネッセコーポレーションに入社。生活情報誌『サンキュ!』編集長を経て、現在は、K&Fメディア総編集長として『たまひよ』『サンキュ!』『いぬのきもち・ねこのきもち』など、雑誌・直販誌・書籍・絵本・Webメディアの編集責任者を務める。ライフワークは「人付き合い」と「お酒を飲むこと」なので、コロナ禍、新しいスタイルのコミュニティづくりを模索中!


先日、2年ぶりに歌舞伎を観に行きました。
このご時世です。
マスク着用、隣席無し、私語厳禁、飲食販売無し‥‥。
感染予防対策万全。当然だし安心。

なんですが‥‥。
歌舞伎の醍醐味って、粋な雰囲気の中でお酒飲んだり幕間にお弁当食べたり、
大向こう(常連客の掛け声)が飛んだり。
独特の活気なんですよね。
ましてや酒飲みの私、楽しみは半減、
歌舞伎好きの友人に付き合って仕方なくと、不貞腐れ気味でした。

結論から言います。
生まれて初めて、歌舞伎で泣きました。美し過ぎて、ぼろぼろ泣きました。

久しぶりのナマ玉三郎に感激したこともありますが、
飲み食いしないしお喋りもしない、
すごい集中力で観劇できたからこそ、
今までにない「真の美」を感じられたような気がしました。

皆さんに共有したかったこと。
自粛モードの日々の中でこそ「美」に触れることって大切、だということ。

もちろん、歌舞伎に行かなくたっていいんです。
ステイホームでも、
綺麗な写真集とか美しい映画とか、
短時間でも集中して美に触れる時間を作ってみる。
お勧めします!

‥‥‥と、美の奨励で締め括ればいいのですが、おまけの後日談つぶやかせてください。

ネイル施術中、キレイなものが大好き!
と公言する若きネイリストに、
歌舞伎の話しを共有。
玉三郎さんの美しさを語り、
彼女もうんうん頷き、はずんでいるのか?
と思いきや、どうも会話に違和感が。

それもそのはず。彼女は、
新宿歌舞伎町『スナック玉三郎』のエピソードと思って会話していたのでした^^; 
※この店名のスナックは存在しません
世代を考えずに一方的に、
自分が感動した話しを押し付けてはいけないですよね。
うーむ、教訓にいたします。

という訳で、かなりどうでもいい小話も共有できる、
これがブログの醍醐味です(早くも一方的な押し付けでは?)

さて、夜も更けてまいりました。
最後の1杯にして、お別れいたしましょう。
皆さま、今宵もお付き合いくださいましてありがとう!

おやすみなさい。愛してます!


文/総編集長 伊久美亜紀

 
 

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