家族が散らかす・すぐ物だらけ・まめに片づけられない!の乗り越え方
2020/02/07
今では「片づけ達人」と呼ばれる人たちも、かつては散らかる家に悩んだ時期があります。だれもがぶつかる“片づけのハードル”を、どう乗り越えたのでしょうか。達人たちの解決策をご紹介します。
ハードル1:家族が片づけてくれない!
「自分1人で片づけるのは無理!」というのが、達人たちの共通意見。家族にいちいち言わなくてすむための「仕組みづくり」をしていました。
家族で共有する物はふたなし収納にした
中身が見渡せるから何が入っているかが一目瞭然に。収納の位置は、立ったままでも出し入れしやすい高さにするのがポイントです(瀧本真奈美さん/『サンキュ!』19年11月号)
戻す場所にラベルを貼った
子どもが4人いるので、「だれでもわかるように」収納しています。定位置を決めてラベルを貼ると、使ったあと、迷わず戻せるように(金内朋子さん/『サンキュ!』19年3月号)
リビングに大きなカゴを用意した
いちいちハンガーに掛けたりせず、カゴへポンと放り込むだけのルールにしました。子どもでも一瞬で片づけられます(yumihoさん/『サンキュ!』19年5月号)
掃除と片づけに値段をつけて協力してもらった
双子の娘たちも片づけの戦力にしたいから、お小遣い制でやる気をアップ。1人月150円ほどのお駄賃です(後閑美砂さん/『サンキュ!』19年10月号)
子どもと話し合ってリクエストを聞いた
何度言っても床に置きっぱなしだった原因は、ランドセルのしまいにくさでした。学校のロッカー風にしたら、自然と片づけられるようになりました(kao.さん/『サンキュ!』19年4月号)
ハードル2:床やテーブルの上がすぐ物だらけに!
だれもが忙しい毎日だから、「完璧をめざさない」ことが肝心。すべての物をしまうのは無理ならば、ざっくり置いたり、すき間時間で片づける工夫を考えるのが◎。
寝る前3分リセットを習慣にした
完璧をめざすのはやめて、平日寝る前の3分間できれいになる範囲だけ、ざっくり片づけることにしました。休日はゆっくりしたいから、片づけません(後閑美砂さん/『サンキュ!』19年10月号)
リビングの手前にバッグ置き場を設置
玄関からリビングまでの通り道に、夫婦の通勤バッグ置き場をつくりました。リビングに荷物を持ち込まないだけでも、散らかり防止になります(yukiさん/19年7月号)
ちょい置き多発エリアに大きめのカゴを置いた
帰宅してすぐ片づけるのが面倒な様子だったので「取りあえず」の置き場所をつくったら、ちゃんとそこへ入れるように(万波和枝さん/『サンキュ!』19年11月号)
ハードル3:性格がまめじゃない!
ズボラな自分を受け入れて、散らかりがちなこと、汚れがちなことを予防すれば、まめじゃなくても大丈夫!
排水口のふたをはずして汚れを見える化した
浴室もキッチンも排水口のふたは撤去。汚れが目につくから小まめに掃除するクセがつきました。汚れがたまらず大掃除も不要に(nicoさん/『サンキュ!』19年12月号)
珪藻土の歯ブラシ立てにした
歯ブラシから滴る水は、ぬめりの原因に。小まめに洗ったり拭いたりしなくてすむように、吸湿性が高い珪藻土の歯ブラシ立てに(azuさん/『サンキュ!』18年10月号)
やりかけの物に専用カゴを用意した
繕い物などは、いちどに作業が終わらないと、つい置きっ放しにしがち。専用カゴを用意し、リビングの収納庫に定位置をつくりました(金内朋子さん/『サンキュ!』19年3月号)
Have a try!
□家族が片づけやすい「仕組みづくり」をする
□床やテーブルのものはすべてしまわず、ざっくり置きにする
□汚れがちなところは汚れる前に予防する
参照:『サンキュ!』2月号「スッキリきれいが続く家のシンプルなルール8」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。撮影/上原朋也、大森忠明、小野田陽一、木村文平、清永洋、林ひろし イラスト/熊木まりこ 取材・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部
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