収納で子どもの学びをサポート!すぐに遊べる環境づくり6つ
2021/01/29
8歳6歳のお母さん、整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのayaです。
子どもは遊びからさまざまなことを学びます。
お絵描き、折り紙、工作、ごっこ遊び、けん玉、すごろく…。無数にある遊びから、自然と文字や数字やルール、コミュニケーション、芸術…etcといった「学びの初めの一歩」と出合えます。
家庭では直接的に読み書きを教える前に、子どもたちが遊びたいときにすぐに遊べる環境をつくってあげることが望ましいと思います。環境を整えてさえあげれば、後は自由に遊びを作り出し、自ら学ぶ楽しさを覚えます。
子どもは日々成長します。子どもたちの変化する好奇心に合わせてしっかりサポートしていきたいですね。
子どもたちの成長の段階で環境づくりは変わってきます。これまでのわが家におけるすぐに遊べる収納を紹介させていただきます。
【すぐに遊べる環境1】そのまま遊べるLEGO収納
遊びながら学べるおもちゃといえばLEGOです。
LEGOは無限の創造の可能性があり、その分さまざまな色や形、大きさのパーツがあります。
大人もついつい遊んでしまうLEGO、理想はこまかく分けることですが、あまりこまかく仕分けしすぎると選びやすくなる反面、今度は「戻す手間」が多くなり面倒になります。
また、あまりざっくりしすぎてもひとつひとつの収納ケースが大きく深くなり、パーツを見つけ出しにくいということが起こってきます。
そこでおすすめが100均などで容易に手に入れることのできる、少し厚めの「ファイルケース」です。色別などでざっくりと仕分けることができ、立てて収納できることで省スペースですみます。また遊ぶ際にはケースを開けばLEGOパーツがケースの中で広がってくれるので、選びやすくなります。
【すぐに遊べる環境2】折り紙は色別
折り紙は少し手間ですが、色別に収納してあげると探しやすくスムーズに遊びに取りかかることができます。カラーバリエーションの豊富な折り紙を買ってあげでも、結局好みの色しか使わず、あまり使うことのない色の折り紙ばかり大量に残ってしまうことがよくあります。
どんどん増えて困りますね。
そういった際も色分けがしてあると、残量に合わせた作品のイメージをすることができます。わが家でも、ふだん使わない色をたっぷり使って大きな作品をつくっている姿をよく見ました。想像力も広がるようです。
はじめは少し手間ですが、子どもたちと楽しみながら仕分け作業をしてみてください。
【すぐに遊べる環境3】お絵かきセット(文房具セット)
子どもの描く絵が大好きです。
思い立ったときにいつでも絵が描ける状態にしてあげたいと思います。絵を描く道具は用意すればキリがないほどあります。細いもの、太いもの、淡いもの、濃いもの、柔らかいもの、硬いもの、マジックひとつとっても種類が豊富です。
子どもたちの好むものを選んで、できるだけ子ども自身で持ち歩けるサイズのひとつのボックスにまとめておくと、うれしそうに持ち歩いて思い立ったときにどこでも自由に描くことができます。
整理は、空き箱やトイレットペーパーの芯などを利用しても良いと思います。長い物は立てて収納してある方が取り出しやすいですし、短いものは寝かせて収納しても良いですね。長さに合わせた箱で整理しましょう。
一緒にハサミやテープ、糊などの工作用文具を入れておくのも良いと思います。
【すぐに遊べる環境4】ラベリングで工夫
子どもがまだ字の読み書きができないときには、絵でラベリングしていました。今は100均にもイラストのラベリングシールがありますし、子どもに描いてもらうのもよいですね。
文字が読めるようになればひらがなで、漢字を習えば漢字へと変化させてゆくことも、親だけではなく子ども自身も成長の喜びを感じることができます。
【すぐに遊べる環境5】ざっくりと分けて収納
小さい子どもに限らず、中高生になってもお片づけが得意な子はそうそういません。
子どものもの(小さなころはおもちゃ、学生になれば授業用品)はあまりこまかく分けずに、子どもが持ち運べる大きさのボックスにざっくり分けることが基本です。
収納は、「取り出しやすさ」と「片づけやすさ」の両面から考えなくてはいけません。
収納ケースの色や材質はインテリアに合わせると、家族にとっても気持ちのよい収納になりますね。
お片づけは「片づけなさい!」と言われることが一番やる気を失いますし、言っている親本人も気持ちのよいものではありません。
きちんと戻さなくても怒ったりせず、親がニコニコしてフォローしてあげ、子どもの心を萎縮させないことが大切です。
【すぐに遊べる環境6】リビングに子どもが使える机を
家族構成、間取り、生活スタイルのあり方で、子どもの学習形態は変わってきます。
わが家ではリビング学習をしています。後に子ども部屋を与えることになっても、リビングデスクはファミリーデスクとしてフレキシブルに使えるという利点から、プロに壁づけ長デスクをこしらえていただきました。
そこまではできないという家庭でも、子どもの高さに合わせたテーブルが1つあれば大丈夫。わが家も以前はこたつテーブルを子どもスペースとして使っていました。
子どもたちの求める文房具や本を常備してあげます。短時間でも椅子に座って作業をするというクセをつけると、学校に入学しても抵抗なく机に座っていました。よいクセを身体に染み込ませるのは親にとっても必要以上の声かけをすることがなくなり、しつけをしなければならないという過剰なストレスもありません。
最後に…
遊びを通して学ぶ子どもたちですが、家にいる間ずっとべったり遊びにつき合うことは無理なことです。第一そんなつき合い方では親も参ってしまいます(笑)。
過干渉にならず、フォローのできるほどよい距離で見守り、遊ぶときにはとことん遊んであげる。子育ては子どもに振り回されるのではなく親主導でなくてはなりません。むずかしく悩まずに環境をつくることで親子ともによい関係が築けるものと思います。
記事を書いたのは・・・aya
整理収納アドバイザー、2人の女の子のお母さん。三度の飯よりお片付けが好きです。
※ご紹介した内容は個人の感想です。