壁1枚あればいい!狭い賃貸暮らしでもできる身支度スペースの作り方

2021/02/18

年子姉妹と賃貸暮らしの転勤族、整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの山田なみです。「ふつうの家でふつうの暮らし、誰でもできる収納のこと」をテーマにお伝えしています。

気がつけば新年度ももう目の前。進学・進級に合わせて「子どもにそろそろ一人で準備してもらいたい」というかたもいると思います。

子どものためには、SNSで見かけるような使いやすい身支度スペースをつくってあげたいところ。でも家にはそんな場所がない…とお悩みのかたもいるのでは?今回は狭い賃貸暮らしのわが家の、壁1枚あればできる身支度スペースをご紹介します。

大切なのは、何を準備すればいいのかが明確なこと

ずばりわが家の身支度スペースは、壁にかけられたこの「やることボード」1枚です。お支度ボードや身支度ボードとも言われていますね。年少と年長の子どもたちは、このマグネットをチェックしながら毎日それぞれ準備しています。
そもそもよく見る棚などでつくられた身支度スペースは、一角にやるべき事を集約させることで、何も考えずに用意ができるよう仕組み化したものなのだと思います。棚の上から順に、洋服を着てハンカチを入れて靴下を履いて…
もちろんあちこち動く必要がないほど用意は楽だと思いますが、何をすればいいかわかれば、そんなに広くない家の中、動いて用意することはできるのではないでしょうか。

意外と多い朝のやること

やることボードを用意してみると、じつは朝の準備って意外と多いなと感じます。わが家の場合はこんな感じ。
 1.朝食
 2.歯磨き
 3.トイレ
 4.鞄の用意(マスク、ハンカチ、水筒)
 5.着替え
 6.体温測定
 7.パジャマの片づけ
 8.課外の用意 
 9.図書の日の本の用意

毎日のことではありますが、これを全部覚えてやるには子どもには少しむずかしいかなと思います。それに親にとっても準備の進捗が把握しやすく、また、やることが増えても気軽に追加できる点も便利です。朝と同様、帰宅してからのやることもボードにしています。

運用上の注意点

そんな便利なやることボードですが、いくつか注意していることも。

子どもの手の届く高さに収納する

実際に準備するものは散在しているものの、当然子どもの手の届く場所に収納しています。毎朝親が用意しなければならない水筒もかける場所を決めており、子どもたちは迷わず準備できます。

やることは具体的に書く

例えば鞄の用意ならば、実際に何を入れるかを明記しています。着替えだけだといつも靴下を履き忘れる次女には、靴下のタスクも別に切り出しています。

ボードをとおしたコミュニケーションをする

せっかくつくったボードも使われなければ意味がありません。用意が進まないときはボードを見るよう声かけしたり、いっしょにマグネットをひっくり返しながら確認しています。結局親に聞けばいいという考えにならないよう、ボードを見るのが当然の空気をつくっています。

さいごに

できればこんなボードに頼らず、自分で考えて準備が出来るようになってもらいたいものですが…大人だって慣れない仕事はチェックリストをつくりますよね。それに段々自分で順番を決めたり、最後に確認するだけになったりと成長はあるようです。お支度スペースでお悩みのかたは一度試してみてはいかがでしょうか。

●記事を書いたのは・・・山田なみ
整理収納アドバイザー。年子姉妹のママで賃貸暮らし転勤族。普通の家で普通の暮らしを、合理的で効率的に。

※ご紹介した内容は個人の感想です。

 
 

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