家計費を計算する人間の手

「家族3人月10万円」で生活する倹約家が、年間450万円貯蓄に成功した節約ワザとは?

2022/06/16

“節約”は我慢の連続でツライもの……と考えている人は多いのでは?

YouTubeチャンネル「太朗のおもてなし。」を運営する太朗”さんは、家族3人で月10万円の生活を続けながら年間450万円貯蓄する倹約家。しかし、その暮らしぶりからは我慢やツラがほとんど感じられません。

そんな太朗さんの暮らしぶりと、節約・倹約のノウハウがつまった書籍『家族3人月10万円暮らし。年間450万円貯蓄する経理マンの幸せにお金を貯める100のリスト』が、2022年5月25日に発売されました。

同書の中から、いますぐ実践できる節約・貯めテク情報を抜粋してお届けします。

「家族3人月10万円暮らし。年間450万円貯蓄する経理マンの幸せにお金を貯める100のリスト」(KADOKAWA)

第一優先でコストカットすべき固定費はスマホ代です

節約や貯金をする上で、第一優先でコストカットすべき部分が、毎月決まった額が出ていく固定費。固定費を下げることができれば支出が減って貯金しやすくなります。固定費の見直しは少し手間がかかるので、あと回しにしたり、見ないふりをしがちですが、勝手に毎月の支出が減って、辛い節約をしなくても自然とお金に余裕が生まれます。

中でも簡単に見直せて、毎月3000円~5000円のコストカットを見込めるのがスマホ代。以前は大手キャリアのスマホを使っていて月に7000円ほどかかっていましたが、楽天モバイルに乗り換えて、今ではスマホ代は月0円です。月7000円×12か月=年間8万4000円(夫婦で16万8000円)の削減に成功しています。

電気代や水道代をコツコツと節約するよりも断然ストレスフリーですし、費用削減の額も大きいというのが見直すべき理由です。見直しの行動をしない人は「スマホにお金がかかるのは仕方ない……」とか「大手キャリアの方がつながりやすいし」などと言い訳をしがち。

大手キャリアのスマホ、ポケットWi-Fi……本当に必要?

僕自身、楽天モバイルを2016年から使っていますが今までに一度も不便を感じたことはありません。しかも楽天のRakuten UN-LIMITであれば月1GB未満の利用であれば無料(※)なんです。家にはWi-Fiがあるので、太朗家のスマホは月1GB未満で事足りますし、パソコンをネットにつなぐことだってできます。

以前、ポケットWi-Fiを使っていた時期もあったのですが、思っている以上にネットがつながりにくい上に、外で動画を見ないので必要がないことにある日気がつきました。それまで月4300円ポケットWi-Fiに使っていた支出が、その見直しだけで削減されたのはすごく大きいですよね。

※編注 Rakuten UN-LIMITの無料期間サービスは2022年6月末で終了

数千円でも得をすれば、我慢していたモノも買えるようになる

太朗家の現在のスマホ代は家族3人で0円!

単純に大手キャリアから格安スマホに乗り換えるだけで、かなり安くなります。格安スマホって不便じゃないの? と不安を感じる方もいると思いますが、大手キャリアと何も変わりません。基本的には今のスマホのSIMカードを入れ替えるだけで、電話番号もそのまま使えます。

格安スマホも大手キャリアの回線を使っているので通信速度、セキュリティも問題ないです。苦労せず年間10万円くらい浮くので、乗り換えないと損だと思いませんか? 

実物が見たいときや分かりにくいときは、お店に足を運んで店員さんに話を聞くのがいいと思います。ただ、店員さんは売りたい一心で話をしてきますので、ある程度の情報や知識を頭の中に入れておかないと損をすることもあるので気をつけてください。最初にいろんな口コミを調べることをおすすめします。

現在、太朗家のスマホ代は実質0円です。Rakuten Linkというアプリを使用すると、一部の条件を除いて通話料は基本無料です。家族間ではLINE通話なら、無料です。毎月スマホに1万円払っている、スマホで電話する機会が少ないのに大手キャリアのまま……という方は、違約金を払ってでも、今すぐにでも乗り換えるべきです。

数千円でも得をすれば、今まで我慢していたモノが買えるようになったり、おいしいものが食べられるはずです。「格安スマホ おすすめ」などでまずはネットで検索するところからスタートしてください。


■太朗(たろう)
10年以上経理の仕事に携わる、ごく普通の会社員。妻、小学6年生の娘との3人暮らし。経理の業務スキルを活かし、多彩な節約術を提案するYou Tubeチャンネル「太朗のおもてなし。」を2020年3月に開始。計画的な繰り上げ返済で、8年間で住宅ローンを完済(当時35歳)。その後も年間450万円貯蓄を継続。無理のないストレスフリーな節約術とともに、身の丈にあったつつましくも豊かな暮らしぶりに親しみを持たれている。

※掲載の情報は2022年5月時点の情報であり、今後変更される可能性がありますのでご留意ください。

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