格安スマホは、災害時でも使える?いざというときのために知っておきたい7つのこと

2018/09/25

地震や豪雨など自然災害のニュース、最近でもよく目にしますよね。格安SIMは料金が安いですが、いざというときにちゃんと使えるのか心配…、という人も多いと思います。気になるポイントを7つにまとめてIIJmio「みおふぉん」で詳しくチェックします。

災害時の格安スマホについての7つの疑問

疑問その① 被災地域での通話はできるの?

一部の通話が規制される場合はあるけれど、規制は大手キャリアと同じです

災害時のいちばんの関心事は、格安スマホで電話ができるかどうかではないでしょうか。
IIJmio「みおふぉん」は、通話が集中した場合に、一部の通話が規制されることはあるものの、基本的には通話は可能。規制自体も大手キャリアと同等なので、IIJmio「みおふぉん」で電話がかけられないときは、大手キャリアでもかけられない状態。つまり、通話に関しては大手キャリアと同じなのです。

疑問その② 110番や119番通報はできるの?

IIJmio「みおふぉん(音声通話機能付きSIM)」なら可能です

警察や消防へ電話をかけたいとき、IIJmioの格安SIMには、IIJmio「みおふぉん(音声通話機能付きSIM)」と「データ通信専用SIM」「SMS機能付きSIM」の3種類があります。IIJmio「みおふぉん(音声通話機能付きSIM)」なら、110番や119番、118番といった緊急通報が可能です。171(伝言ダイヤル)も利用できるので、伝言による安否確認もできます。ただ、「データ通信専用SIM」や「SMS機能付きSIM」には、もともと通話機能がないためプランを選ぶときに注意しましょう。
通話機能がない場合でも、災害用伝言版(web171)やGoogleパーソンファインダー、J-anpiなどを使って安否確認ができるので、いざというときのために、スマホのブックマークに登録しておくとよいでしょう。

▼格安スマホでも利用できる災害用伝言板・安否情報について詳しくはこちら
http://techlog.iij.ad.jp/archives/2461

疑問その③ TwitterやLINEなどのSNSやデータ通信はできるの?

できます!ただし、混雑により通信速度が遅くなることも

災害時に電話がつながりにくくなった場合に、TwitterやLINEが安否確認に役立ったというのを耳にします。IIJmioでは、とくに規制はなく、利用することができます。ただ、混雑により、通信速度が遅くなることがあるそう。被災地でのデータ通信をスムーズにするため、被災地以外にいる人は、スマホでの動画の閲覧などはなるべく避けたほうがいいとのこと。ちなみに、2016年4月の熊本地震直後、IIJmioのデータ通信の需要は増加しましたが、接続回線を使いきるような極端な増加はなく、回線の混雑による通信速度が低下するような現象は発生していなかったそうです。

疑問その④ 緊急地震速報の警報は鳴るの?

ほとんどの機種で緊急地震速報に対応しています

ここ数年は、日本でのSIMフリースマホのサービスが本格化し、ここ半年ぐらいで発売された、Android8.0以降のスマホなら緊急地震速報に対応しています。ただ、古いスマホの中には対応していない機種もあるので、その場合は信号を受信しても、画面に表示されない、警告音が鳴らないというケースが発生するそうです。緊急警報は、緊急地震速報のほかにも、「Jアラート」や、台風や水害などに対応した「自治体防災情報」などがあります。
どの機種で、どの警報が鳴るかは、以下を参考にしてください。

警報音が鳴らない(と思われる)スマホを利用している場合でも、一部のアプリをスマホにインストールすることで、各種警報を受信し、警報音を鳴らすことができるようになります。ただし、受信できる警報はアプリによって異なりますので、事前に確認を行うようにしましょう。

格安スマホの警報受信については、以下の記事に詳しくまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。

▼格安スマホと「緊急地震速報」「防災情報」「Jアラート(ミサイル発射情報)」(2017年版)
http://techlog.iij.ad.jp/archives/2264

疑問その⑤ スマホが電池切れ。古いスマホにSIMを入れ替えて使える?

はい、可能です

災害時はスマホの充電ができずに、バッテリーが切れてしまうことも。IIJmioの格安SIMなら、SIMフリースマホや格安SIMに対応する古いスマホにSIMを入れ替えて、APN(アクセスポイント名)設定をすれば利用が可能です。バッテリーが切れてしまっても、古いスマホや知人のスマホを借りて、親戚や友人に連絡をとることができます。

疑問その⑥ 災害時にスマホを破損、水没。何か補償はある?

端末補償に入っていれば、新品に交換できます

災害時に誤ってスマホを落として破損させたり、水没させてしまったり、といったことは十分に考えられます。IIJmioでは、iPhoneや自分で用意したスマホであれば「つながる端末補償」を、IIJmioのWebサイトでSIMとセットで購入したスマホであれば「端末補償オプション」というオプションサービスを契約しておくと、故障や全損、水没のときに新品に交換してもらえます。ただし、一部補償対象外になる場合があります(※1)。IIJmioでは、災害時にも安心のとても頑丈なアウトドア用の格安スマホや、防水・大容量バッテリーを備えた格安スマホなども取り扱っています。こちらもぜひチェックを!

疑問 その⑦ 災害時に何か救済措置はある?

災害の規模にもよりますが、特別措置があります

IIJmioでは、災害の規模にもよりますが、一律で一定容量のGB(ギガバイト)を付与するなどの特別措置を適用することがあります。たとえば、2018年の台風7号及び前線等に伴う大雨による災害では、すべての料金プランで一律2GBの付与が行われました。特別な手続きは不要で、災害救助法が適用された地域に住む対象サービスを契約の人に順次付与されました。

まとめ

格安スマホは、契約内容(通話機能があるかないか)や、使用している機種によって、119番などの緊急通報や、緊急警報などの面における若干の違いはあるものの、災害時も大手キャリアとおおむね変わらないサービスを受けることが可能なことがわかりました。これで災害時の対応もスムーズにできそうですね。


▼災害時でも大丈夫!IIJmio「みおふぉん」について 詳しくはこちら
https://www.iijmio.jp/

※1 天災又は不可抗力(地震、噴火及び津波を含むが、これらに限らない。)により生じた対象商品の故障や不具合や放射性、爆発性その他の危険性核燃料物質(使用済み核燃料を含む。)もしくは核燃料物質に汚染された物質(核分裂産出物を含む。)に起因する又はこれらの性質による事故に起因する対象商品の故障や不具合については、補償対象外となります。

協力/インターネットイニシアティブ
https://www.iijmio.jp/

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