節約のプロの買い方術 日用品費を節約するにはアイテムによる買いわけがキモ!

2025/04/06

食材だけでなく日用品の値上げも続いている今、日用品費をどう節約するかは家計に大きく影響します。節約アドバイザーの丸山晴美さんは、値上げによってドラッグストアで買うことが減ったと言います。節約のプロは日用品をどこで買い、どう節約しているのか、聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2025年3月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「日用品費の節約」!

掃除アイテムは100円ショップ&PBを併用

日用品を買う方法はいろいろあり、安く手に入れる方法は住んでいる地域によっても異なります。「私のところではこのお店方が安い!」というご自身の感覚が正解だと思うので、今回は私なりの買い方をご紹介したいと思います。

今は日用品も値上げが続いていて、以前のようには買えないと思うことがときどきあります。私の場合、特にそれを感じるのがドラッグストアに行ったとき。そのため最近は、掃除アイテムは100円ショップで買っています。

よく買うのは「ダイソー」の「拭き掃除万能シート」(50枚入、110円)や、「アルカリ電解水+重曹配合おそうじシート」(25枚入、110円)。100円でこの枚数はお得ですし、汚れもしっかり落とせます。

テーブルなどを軽く拭くとき用には、「西友」のプライベートブランド「きほんのき」の「ノンアルコール ウェットティッシュ」を常備。100枚入っていて108円と、私の中では現在のウェットティッシュの最安値です。
換気扇の油汚れには100円ショップの重曹を用いていて、掃除はこれらの併用でほぼ済んでいます。

ドン・キホーテでの買い物は「マジ価格」をチェック

ディスカウントストア「ドン・キホーテ」での買い物で欠かせなくなっているのが、電子マネー「majica(マジカ)」アプリです。「majica」会員に登録すると、クーポンや「マジ価格」という会員限定価格があって、驚くようなお得価格で日用品や食材が購入できます。

「マジ価格」は客の評価が高い商品につくため、常に人気の商品がたくさんあります。「ドン・キホーテ」をよく利用している人は、ぜひチェックすることをおすすめします。
ちなみに、「ドン・キホーテ」以外にも、アピタやピアゴといったユニーグループでも同様に、「マジ価格」のお買い得商品があります(一部店舗を除く)。

箱買い、単発買い、指名買い……ネットは用途で使い分け

ネットのストアは、用途で使い分けをしています。洗濯洗剤や歯磨き粉など箱買いできるものは、「Amazon」の「プライムデー」と「ブラックフライデー」でまとめ買い。「Amazon」は、商品によっては「中古」や「訳あり」などもあるので、時々チェックして、欲しいものが出ていたときに購入しています。

セール以外の時期は「ヨドバシ.com」を利用することが増えています。年会費が不要なうえに、全国配送料無料で、日用品から食材までいろいろなものが買えるのは魅力です。

「楽天市場」は小売店の集合体で、同じ商品でもお店によって値段が違うので、「この商品はこのお店」と決め打ちで買うことが多いですね。「お買い物マラソン」などポイント還元率が高くなるタイミングに合わせて利用しています。

ムダなく便利に買うためにパッケージメモをすると便利!

日用品は腐らないものが多いので、大量買いする人も多いと思いますが、あまり買いすぎても、置き場所に困るなど管理が大変になります。そこで、おすすめしたいのが、パッケージに買った日付と買ったお店の名前、金額を書いておくこと。

こうすると、それをどのくらいの日数で使い切るかがわかり、いつ頃、いくつ買えばいいか予定を立てられます。そうすることで、お金もスペースも効率よく使えるようになります。

また、利用するアイテムを絞ることもおすすめです。例えば、掃除用の洗剤には床用、油汚れ用、窓用などいろいろあります。そういうのを1つ1つ買っていると、お金もかかるし置き場所もとります。でも、重曹などのいろいろなものに使えるものを利用すれば、1つあればこと足ります。
アイテムを絞るのも、ムダ買いを減らすことにもつながるので節約に効果的と言えるでしょう。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)「大人のおしゃれ手帖」特別編集年間100万円!がんばらなくても貯まるお金の習慣(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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