食料品店で心配する女性

買い物は3日1回が正解!「食費を減らす買い方のコツ」を節約のプロが解説

2024/03/19

あなたは週に何回スーパーに行って、どんな風に買い物をしていますか?節約アドバイザーの丸山晴美さんは「食費を節約するには、買い方も重要なポイントの1つ」と言います。どんな買い方をして、どんなことに気をつけたら食費を減らしやすくなるのか聞きました。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「食費を減らす買い方」!

食費を減らす買い方1:食費予算を週単位で決めておく

食費を減らすためには、まず買い物の「予算」を決めるのが第一歩です。

お財布に3,000円の予算だけ入っていたとしたら、その中に収まるように優先順位を考えて買い物をします。でも、予算を決めておらず、お財布にクレジットカードや1万円札が入っていたとしたら、買い物に優先順位をつける必要がなくなり、優先順位が低い物まで買ってしまいがち。

その結果「ムダ買い」が増え、食費が膨らむことになります。

食費の予算は、外食費を含めて月に「1人2万円」が目安。4人家族なら8万円で、それを5で割ると週に使えるお金が1万6,000円です。

こうして計算すると、意外と使えるお金が少ないことに気づくでしょう。そして自然と買い物も慎重になります。

予算はできる限り死守してほしいのですが、お誕生日などのイベントがあるなど、想定通りにいかないこともあります。そこで、用意しておきたいのが「予備費」です。

予備費は食費で足が出た部分を補ったり、それ以外の急な出費に対応したりするもので、月2万円程度が目安です。予備費が余ったらレジャー費用に積立をするなどルールを決めると、よりメリハリの効いた家計になります。

食費を減らす買い方2:買い物は毎日でも週1でもなく、3日に1回

食費を減らすには、買い物の「回数」も重要です。買い物に行く回数が増えるほど、出費が増えやすくなる傾向があるからです。つまり、毎日買い物に行くのはよほど意志が強くない限り、食費節約には向きません。

かといって、週1回のまとめ買いは、高い料理スキルなどが必要になる上級テク。追加の買い物をせずに1週間持たせ、さらに買った食材をすべて使い切るのは、なかなかむずかしいものです。

そこで、おすすめなのが「3日に1回の買い物」です。3日目は冷蔵庫にあるものを整理するようなメニューにして、食材を回転させましょう。

冷蔵庫整理メニューでもう1日過ごせれば、出費をさらに減らせます。それを繰り返すことで、徐々にやりくり上手になります。

ちなみに、買い物に行く前に、必ず買う物を書き出しておきましょう。これをしないと、買い忘れやダブり買いの原因に。それがムダな出費の原因になります。

食費を減らす買い方3:原材料から買って、レジに行く前にチェック

スーパーでは野菜や肉、魚介類など、いわゆる「原材料」からカゴに入れるようにしてください。価格が安い旬の野菜や、「節約お肉」と言われる鶏むね肉、豚こま、ひき肉類などを買い、自炊をするのが食費節約の基本です。

冷凍食品も、冷凍野菜や冷凍うどんといった原材料系は良いのですが、冷凍パスタなどの加工品はできる限り控えて。そういったものは原材料を買って予算が余っているときに、楽しみとして購入すると良いでしょう。

最後、レジに行く前に、必ず中身をチェックするのも忘れずに。買い忘れがないか、必要ない物を入れてないか、すでに家にある物を買っていないなどをチェックすることで、ムダ買いをなくすことにつながります。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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