中の通路に入らない!?1000万円貯めた人のスーパーでの行動7つ
2024/08/02
お金が貯まる人・貯まらない人の行動には、それぞれ共通点があるそう。今回はそんな共通点のなかでも、貯まる人の買い物のときの行動を、全国の主婦を取材し、節約に関する記事を数多く手がける村越克子さんに教えてもらいました。真似をしたら、あなたも貯まる人になれるかも!?
買い物メモを作る
お金が貯まる人の買い物行動の共通点として、まずあげられるのは、買い物メモを作成すること。手ぶらでフラリとスーパーに行くことはありません。というのは、買い物メモなしにスーパーに行くと、買う物を選ぶのに時間がかかり、スーパーの滞在時間が長くなるからです。
「スーパーの滞在時間が2分長くなると、買い物が1品増える」というスーパーの達人の声もあります。店内をウロウロするほど、つい余計な物を買ってしまうということです。
貯まる人は、そのことを十分に認識しているので、事前に買い物メモをつくり、スーパーの滞在時間を短くしているのです。
毎回買うものがほぼ同じ
貯まる人は、毎回、買うものがだいたい決まっています。たとえば肉、魚、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、葉物野菜、きのこ類、牛乳、ヨーグルト、豆腐、油揚げ……など。定番の食材が決まっているので、買い物はそれらを補充することが主な目的。
毎回、買うものがほぼ決まっていれば、1回の買い物で使う金額が把握できるので、予算をキープしやすくなります。
外周を1周して中の通路に入らない
肉、魚、野菜の3大生鮮食品、豆腐や納豆などの大豆食品、乳製品、パン……など毎日の食事に必要な物は、スーパーの外周の売り場に置いてあります。つまり、外周を一周すれば、必要な買い物は終了するということ。
中の通路には、お菓子、便利な○○の素、新製品のドレッシングや調味料などが並んでいます。つまり、中の通路は便利で魅力的な商品の「誘惑ゾーン」。お金を貯めている人は、切らした調味料を買うなど目的があるとき以外は近づかないようにしています。
多少割高になっても必要な量を買う
「1尾=78円のイワシが、5尾だと350円」
「どれでも肉が3パックで1,000円」
「1個=100円のトマトが5個なら450円」
……という売り出しがよくあります。まとめて多めに買うと割安になるというものです。
確かにお得のようですが、多めに買って使い切れなければ元も子ありません。たとえばイワシは傷みやすい魚です。4人家族なら4尾あれば十分。1尾増やす必要はありません。78円×4尾=312円で、350円より安く済みます。
貯まる人は、目先のお得に惑わされることなく、必要な量を買ってムダを出しません。
PB商品をメリハリ使いする
たとえば食料品の場合なら、「しょうゆはPB商品でOKだけど、ドレッシングはお気に入りのメーカーのものを選ぶ」、日用品の場合なら「トイレットペーパーはPB商品を使用するけど、食器用洗剤は香りにこだわりたいから大手メーカーのものにする」など。
こだわりのあるものはお気に入りのブランドを購入する一方で、とくにこだわりのないものは値段優先でPBを利用します。「安いから何でもPB商品で済ます」というのではなく、メリハリをつけて利用するのが、貯まる人の買い物テクです。
行くスーパーが決まっている
行くスーパーがいろいろだと、売り場の配置を把握していないケースが多くなるので、買いたいものを探すために店内をウロウロしやすくなります。すると滞在時間が長くなって、余計なものを買うことに。
またいつも行っているスーパーだと、そのスーパーの相場がわかるので、「特売」とアピールするほど安くなっていなくても、「今日は、これが安い」ことに気がつきます。結果、お得な買い物ができるというわけです。
買うものに合わせて安いお店を選ぶ
貯めている人は、底値を求めてスーパーをはしごすることはありませんが、買うものに合わせてお店を変えることはあります。また「食料品はスーパーで買うもの」という固定観念もありません。
たとえば、調味料は100円均一のコンビニ、カップ麺やお菓子はドラッグストア、シャンプーや洗剤は家電量販店といった具合に、買うものよって安い店を見つけて買いわけています。
まとめ
主婦が節約を思い立ったとき、食費を削るのが手っ取り早い方法です。貯めている人がやっている買い物行動を真似して、食費ダウンにトライするというのはいかがでしょうか?
■教えてくれたのは・・・村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。