【業務スーパー】節約のプロおすすめの「買い物で失敗しないコツ」とは
2025/01/11
業務スーパーに行くと、つい目移りしてアレもコレもと買いたくなりますよね。でも、これを続けていると、節約になるどころか「ムダ買い」浪費の原因に。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんに業務スーパーの買い物で失敗しないポイントを聞きしました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2024年12月時点の取材情報を基にしています。
監修: 節約アドバイザー 丸山晴美
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...
みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。
お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「業スーで失敗しないコツ」!
買うものリストと予算を決めて行くのが基本
買い物、とくに業務スーパーに代表される大容量商品がそろうお店での失敗の多くは「ムダ買い」です。大容量のものを買ったけれど結局使い切れなかったり、見た目に釣られて買ったものの口に合わなくて捨てたりしていたら、結局お金のムダづかいになってしまいます。
それを防ぐには、「買うもの」と「予算」を決めておくことがポイント。買い物に行く前に「何を買うか」をよく考え、紙などにリストを書き出して持っていきましょう。「今回使えるお金は3,000円まで」と決めておけば、買う際にしっかり吟味するようにもなります。
これは買い物全般での基本的なコツですが、やるかやらないかで本当に違ってくるので、ぜひ実践してみてください。
また、業務スーパーに行く前に、冷凍庫や冷蔵庫の空きを確認し、入る量だけ買ってくることも大切。意外と忘れやすいポイントなのですが、これを間違うと後で大変なことになりかねません。
ネットの「業スーのおすすめ品」をうのみにしない
インターネットを見ると、「おいしくておすすめの業務スーパーの商品」がたくさん紹介されています。それを参考に買う人も多いと思いますが、好みは人それぞれ。評判のいい商品すべてが、自分の口にも合うとは限りません。
とくに業務スーパーの肉の加工品については、好き嫌いが分かれるようです。肉の加工品とは、ソーセージやハンバーグ、カツ類、冷凍焼き鳥、肉を使った煮物や炒め用の冷凍品など。
以前、私が業務スーパーで買った肉の炒め物の冷凍品は、ハツなどのホルモンがけっこう入っていました。ホルモンが入っていてうれしい人もいるかと思いますが、私は加工食品に入っているホルモンの食感や香りがあまり得意でないので、以来、買わないようにしています。
その一方で、加工していない肉はよく買います。とくに冷凍の国産鶏肉は、売り切れになっていることも多い人気商品で、私も愛用しているのの1つです。
ネットのおすすめ品をチェックするのはいいですが、それをうのみにして買い物をしないこと。原材料などをよく調べるなどして、自分で判断することが大切です。
国内有名メーカーの「定番商品」は安心でおトク
業務スーパーでもっとも失敗が少ない商品は、一般のスーパーにも並んでいる「定番商品」でしょう。一般のスーパーと同じ商品を、より低価格で買うことができます。国内の有名メーカーの商品であれば、より安心でしょう。
私も、国内の有名メーカーのベーコンは業務スーパーで買うことにしています。一般のスーパーでは4パックセット270円前後のものが、業務スーパーでは180円くらいと、とてもおトクなのです。
このほか、味噌や酒、みりんといった調味料系も、国内有名メーカーのものが安く買えます。また、冷凍野菜は国内メーカーのものではありませんが、ブロッコリーやいんげん、オクラ、むき枝豆といった緑色の冷凍野菜は、失敗が少ないものの1つです。
こうしてみてみると、業務スーパーで失敗しない商品はおもに「原材料」と「定番商品」と言えそうです。とくに業務スーパー初心者のかたは、味つけや加工がされていない肉や野菜、自分がふだん使っている調味料などの購入から始めるのがおすすめです。
※価格は2024年12月時点のもので、お店によっては価格が異なることがあります。
取材・文/かきの木のりみ