貯まらないのは買い方が間違っているからかも！タイプ別・お金が貯まる買い方ルール3

「食費を制する者は家計を制する」と言います。毎日のごはん作りに使う食材を、いかにしてムダなく、お得に買うか？……は、家計管理には大切なことです。

どのような買い方がいいのかは、その人の性格やライフスタイルによって異なります。

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、「タイプ別　お金の貯まる買い方ルール」について解説します。

特売に弱い人は……週1まとめ買い

□特売に弱い
□スーパーに行くと買い物メモに書いてないものも買ってしまう
□平日に買い物をする時間がない
□徳用パックを買うのが好き
□冷凍保存するのが苦ではない

上の□にチェックを多く入れた人は、「週1まとめ買い」が向いているかも。

食費を減らす手っ取り早い方法は買い物回数を減らすことにあります。献立に必要な食材だけを買うつもりだったのが、いざスーパーに行ったら、あれも安い、これも美味しそうで、つい買いたくなるものです。「買いたい！」のを我慢してストレスをためるくらいなら、いっそスーパーに行かないこと。

特売品を買わないと損した気分になる人は「週1まとめ買い」がお金の貯まる買い方です。

献立を考えるのが苦手な人は……ちょこちょこ買い

□冷凍したお肉を食べるのが苦手
□献立をまとめて考えられない
□その日食べたいものを食べたい
□日替わりの特売品を見逃したくない
□夕方以降の値下げ品はお買い得だと思う

上の□にチェックを多く入れた人は、「ちょこちょこ買い」が向いているかも。

献立をまとめ考えるのが苦手だったり、その日の気分で献立を決めたいなら、ちょこちょこ買うのが向いています。
ただし、スーパーに行く回数が増えると支出も増えがちです。

ちょこちょこ買いで節約効果を発揮するなら「見切り品狙い」です。その日のうち食べるなら、見切り品はまったく問題なし。定価で買うと高い食材を見切り品価格で買えば、安くて豊かな食卓になります。

買い物に時間も労力もかけたくない人は……週2回小まとめ買い

□肉も野菜もできるだけ冷凍したくない
□2～3日分の献立なら考えられる
□お刺身や鮮魚も食べたい
□買い物はできるだけ短時間で済ませたい
□平日でも1日だけなら買い物に行ける

上の□にチェックを多く入れた人は、「週2小まとめ買い」が向いているかも。

これは「まとめ買い」と「ちょこちょこ買い」のハイブリッド型で、週1回のまとめ買いと、週途中の買い足しを組み合わせた買い方です。

週1まとめ買いは冷凍保存が必要になりますが、週2回なら、食材によっては冷蔵保存やチルド室保存でもOK。またお刺身や鮮魚など日持ちがしない食材も献立に取り入れやすくなります。7日間分の献立を考えるのは大変ですが、2～3日分なら負担はずいぶん軽くなります。まとめ買いとちょこちょこ買いのいいところ取りができる、お金の貯まる買い方です。

まとめ

食費のコントロールは食材を買うところから始まります。自分に合った買い方でムリなく、ラクして食費を抑えましょう。

■執筆／村越克子さん
『サンキュ！』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』（朝日新聞出版）の編集・執筆など。FP1級技能士。