屋外ビデオ通話を持つ笑顔の若い女性

主婦のストレスを軽減!? 今注目の「サブスクリプション」ってなに?

2019/07/19

「サブスクリプション」という言葉をご存じですか? 簡単にいうと「定額制」のサービスのこと。今、「サブスクリプション」の人気が高まっており、新たなサービスがどんどん登場しています。どのようなサービスがあって、主婦にメリットのあるサービスは何か、どんな活用方法があるのかなど、節約アドバイザーの丸山晴美さんに解説してもらいました。

みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「サブスクリプション」!

「サブスク」は物を所有せずに楽しむ新しい形のサービス

「サブスクリプション」略称「サブスク」は、「定額制」ともいわれ、毎月一定額もしくは年会費を支払うことで利用できるサービスです。スマホアプリやインターネットサイト上で映画やテレビ番組、アニメなどの動画が見放題のサービスや、さまざまなジャンルの音楽が聴き放題となるサービスが代表的です。

こうしたサービスのメリットは、レンタルショップに行かなくてもインターネット回線を通じて、見たい動画や聴きたい楽曲をその場で楽しむことができる点です。返却する手間もなく、返却し忘れて延滞金が発生することもありません。いろいろな音楽を聴きたい、動画を楽しみたいという人にはぴったりのサービスといえるでしょう。
動画サービスには子ども向けの作品も豊富ですから、お子さんのいるご家庭が最初に試す「サブスク」としても手頃です。

今は物を所有しないこと、家に物を増やさないことに価値を感じる人々が増えています。「サブスク」はそういう人々に支持されている、新たなスタイルの定額制サービスなのです。

車、コンタクトレンズ、ラーメン……広がり続ける「サブスク」の世界

「サブスク」は、動画や音楽以外のジャンルにもたくさん登場しています。
19年2月には、トヨタ自動車が車のサブスクリプションサービスの新会社KINTOを設立したことが話題となりました。毎月定額を支払えばトヨタの車を利用でき、登録時の諸費用や税金、メンテナンス費用、任意保険料などは定額料金に含まれるというものです。

ほかにも、雑誌200誌以上が読み放題の「dマガジン」や、電子書籍読み放題の「Kindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)」、プレイステーション3およびプレイステーション4の対象タイトルをストリーミングでプレイできる「PlayStation Now(プレイステーション・ナウ)」などのサービスは有名。さらに、以下のようなユニークなものも登場しています。

・エースコンタクト……好きなコンタクトレンズを選んで取り換えも可能。「メルスプラン」、「3Cプラン」と2つの定額制サービスが用意されており、月額1,800円(税別)から。
・coffee mafia(コーヒー・マフィア)……ラージコーヒーがいつでも無料。そのほかの対象ドリンクも240円引きで、数種のアルコール飲料も280円。月額3,000円(税込)から。
・野郎ラーメン……月額8,600円(税別)でラーメンを1日1杯無料。
・Araeru(アラエル)……24時間365日いつでも指定のコインランドリーで洗濯・乾燥ができる。月額4,000円から。
・Dyson Technology +(ダイソン・テクノロジー・プラス)……ダイソンの家電を自宅で利用できる。月額1,000円(税別)から。

どんどん増え続けている「サブスク」のサービス。そのなかから「これは主婦に便利!」と思ったものを、次にご紹介します。

主婦に便利な「サブスク」1:ファッション系サービスで手間をかけずにおしゃれ

幸せにドレスをしようとアジアの女の子
RyanKing999/gettyimages

働いていると、毎朝の洋服選びが結構大変。とくにオフィススタイルと休日スタイルが大きく異なるかたは、どうしても衣類や小物が増えて、クローゼットが満杯になりがちです。また、体形や年齢、流行や季節などに合わせて服を買い替えていると、服飾費もかさみます。お子さんが小さいかたなどは、そもそも服を買いに行くこと自体ままなりません。

こういうかたはファッション系の「サブスク」を活用したほうが、自分で買うよりもお得かもしれません。多くの服のなかから、そのとき欲しいアイテムを自由に選んで使えますし、最終的には返却すればいいので、衣類のゴミも減らすことができます。バッグやアクセサリーだけの「サブスク」もあるので、服は自分で買い、小物に「サブスク」を利用するのも一案です。

ただし、借りた物の管理や入れ替えが面倒だと感じるかたは、こういったサービスの利用は向かないでしょう。また、気に入った服やアイテム、サイズがない場合もあります。お試し期間が設けられているサービスもあるので、気になるかたはまずお試しでチェックしましょう。

■代表的なファッション系「サブスク」
・Air Closet(エアクローゼット)
プロのスタイリストが一人一人に合ったコーディネートを1回3着選んで送ってくれます。気に入ったアイテムは買い取り可能。月額6,800円(税別)から。返却には別途手数料(1回300円(税別))がかかります。

・MECHAKARI(メチャカリ)
月額5,800円(税別)で新作新品のアイテムを何度でも借りることが可能。返却期限がなく、気に入った洋服は割引価格で買い取ることもできます。返却には別途手数料(1回380円(税別))がかかります。

・Laxus(ラクサス)
ヴィトン、エルメス、グッチなど57ブランドのバッグを、月額6,800円(税別)でレンタルできます。

・SparkleBox(スパークルボックス)
月額2,500円(税別)でフルラやケイト・スペードなど、全46ブランド2,000種類以上のなかから、1回3つまでのアクセサリーをレンタル。気に入れば、割引価格でそのまま買い取ることも可能。

主婦に便利な「サブスク」2:ワイシャツのアイロンがけはもうしない!

色によって順序付け木製ハンガーに掛かっているオフィス ビジネス シャツ
Miroslav Krupan/gettyimages

夫が毎日スーツを着るのでワイシャツの手入れが大変、というかたにおすすめなのがこれ。1カ月分のワイシャツのレンタルとクリーニングを行ってくれる「サブスク」です。

通常なら自宅でワイシャツを洗濯してアイロンがけをするか、クリーニング店にワイシャツを持って行く手間がかかります。小さいお子さんがいる場合はとくに、アイロンはできるだけ避けたいですよね。
このサービスを利用すればそれらが一気に解消。単身者はもとより、共働き世帯も助かります。

・YClean(ワイクリン)
1カ月分のワイシャツのレンタル&クリーニングサービス。使い終わったら返却するだけなので手軽。月額8,800円(税別)から。

主婦に便利な「サブスク」3:英会話レッスンで自分に投資

若い美しいアジア女の子はオフィス コピー スペースを持つデジタル タブレットを使用して自宅で作業します。ビジネス オーナー起業家、中小企業スタートアップ企業、またはカジュアルな
beer5020/gettyimages

19年秋のラグビーW杯や20年の東京五輪など、これから日本には多くの外国人観光客が来ます。多少は英会話ができるようになりたいと思っているかたも多いのではないでしょうか? でも、子育て世代はいそがしくて、日時指定の教室に通うのはむずかしく、習いたくても習えません。

下の「Native Camp(ネイティブ キャンプ)」は、オンライン英会話レッスンを24時間365日、いつでも回数制限なく利用することができる「サブスク」サービス。空いた時間にレッスンが受けられるので、集中して英会話力をつけたい人にもよさそうです。子どもといっしょに習ったり、子ども用のレッスンとして活用するのもよいですね。

■Native Camp(ネイティブ キャンプ)
月額5,950円でマンツーマン形式のオンライン英会話レッスンを、24時間365日いつでも受けることができる。レッスン回数に制限がなく、5分だけ、10分だけの短いレッスンも可能。

「支払い管理」と「不要になったら解約」が上手な活用のポイント

「サブスク」を利用するには料金がかかりますが、上手に利用すれば時間をうまく使えたり、やりたい習いごとができて、ストレスを減らすことができます。自分のニーズに合っていれば、得るものは金額以上かもしれません。快適に暮らすためにぜひ活用していただきたいです。

ただし、料金は月額もしくは年払いが主なので、支払いをしている実感が薄く、あまり使っていないのにずるずる続けてしまう場合が少なくありません。サービスが不要になったら、すぐに解約することを忘れないようにしましょう。
家族でいくつもの「サブスク」を利用しているときは、料金の総額などがわからなくなりがちです。そういうときはiOSアプリ「Bobby」や、Androidアプリ「Subscriptions」など、契約中のサブスクサービスを視覚的に把握&管理できるアプリを活用するのも手。支払日などを通知で教えてくれるので、家計簿をつけるのにも役立ちますよ。

※サービスの情報はすべて19年5月末時点のものです。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身のまわりの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「定年後に必要なお金『新・基本のキ』」(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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