体調不良に悩んだアラフィフが証言!「元気」と「太らない体」の基本は「たんぱく質朝ごはん」にあり!

2022/07/21

49歳で体調を整えることに注力した田内さん。体調が改善しただけでなく、40代のころより体内年齢が若返り、きれいになっちゃいました!詳細な体調ヒストリーをお届け。元気と太らない体の基本は「たんぱく質朝ごはん」にありました。

<教えてくれた人>
料理家 田内しょうこさん(東京都 50歳)
たんぱく質を重視した朝ごはんで、体調が改善した経験をSNSなどで発信中。18歳の長女と15歳(高1)の長男のお母さんでもある。Instagramは、@tauchi.shoko

40代過ぎたら、大切なのは見た目よりまず「体調」になった

「朝は起きられない。スマホを見てもSNSをする気力すらない……」。40代後半になり、病気でもないのにやる気のなさが気になりだした田内さん。体調をよくしたいと考えたとき思いついたのが、たんぱく質でした。3食のうちで一番おろそかにしていた朝食でたんぱく質をしっかりとることで、走れるほど元気に。「40代からは、体形や体重を気にするよりも、体調を気遣い、健やかでいることが大事ですね」。

50歳で何をしても落ちなかった数値が減った!

●中性脂肪値
136mg/dl → 63mg/dl

●血糖値
91mg/dl → 85mg/dl

●総コレステロール値
195mg/dl 185mg/dl(40代前半と変わらず)

・体重は増えているけど、体形にメリハリがついた!!
・腰回りがスッキリした
・気圧に気分が左右されなくなった!
・肌ツヤピカピカ

田内さんの体調ヒストリー

【30歳】40代で具合が悪くなることなんてみじんも想像せず働く日々。

【32歳】第1子出産。産前の体重は最高69kg。慣れない子育てに四苦八苦。

【34歳】2歳の子の送り迎えをしながらの会社勤め。顎にヘルペスができる、声が出なくなる、副鼻腔炎になる、などトラブルの連続。

【36歳】第2子出産。産前には最高72kgまで体重増加。

【37歳】下の子の育休から復帰。授乳と毎日の疲れで体重が49kgに。

【38歳】会社を退職し、フリーランスの料理家に。ストレスなども減り、体重は徐々に55~57kgに戻る。体調も回復。

【41歳】子どもと一緒に早く寝て、夜中に起きる日々&徹夜もたびたび。

【42歳】体重60kg オーバー。30代のころに比べ、ダイエットをしても肉が落ちにくい。年末の健康診断では、中性脂肪が30代の倍くらいに増える。子宮筋腫が見つかる。

【43歳】ぼんやりすることが増える。低気圧時には頭がもやもやして、目の前にいる人の名前が出なくなったりすることがたびたび起きる。背骨を整える整骨院に通う。

【44歳】仕事の多忙がピークに。この時期PTAの役員を引き受け、人間関係のストレスでも体調が悪化。体はずっとむくんだ状態で腰痛にも悩む。

【45歳】大腸内視鏡検査↓ポリープ摘出。子宮筋腫が大きくなる。体重は59~61kgを行ったり来たり。

【46歳】更年期症状緩和の漢方薬などを飲むが、あまり改善せず。貧血がひどくなり、階段を上ると息切れ。「年だし、野菜が一番! 肉は、ちょっと」と肉や魚を子どもたちに分けては、大人は野菜をツマミに飲むという暮らし。

【47歳】子宮筋腫で子宮全摘手術。術後、体重は55kgに減り、シャワーを浴びるのもつらかった。中途半端な自然食療法に片足を突っ込み、栄養不足で弱っていく。

【48歳】コロナ禍で在宅になったこともあり非常に少食になる。精神的には興奮状態。が、体重は増加の一途で肩回りやお腹、わき腹に肉がつくように。

【49歳】5月、やる気が出ない、だるいが続き、朝ごはん改革を開始。50歳までのカウントダウンのつもりで始めたら、うそのように体調が向上。

田内さんの3つの後悔

●むちゃをした40歳前後。床で寝て夜中2時に起きる日々
日中に仕事が終わらず、子どもを寝かしつけた深夜に起きて仕事をする日々。「朝まで寝ないように!」と、床やソファで寝ることも多かった。むちゃが後々たたってくるとは。

●子育てピークでも自分も大事。病気をしたら家族が困る
朝食はコーヒーとドーナツで済ますなど、食事や自分のことは後回しにしていた。病気になり、「私が体調を崩すと家族が大変に。とにかく健康でいなくちゃ!」と実感。

●40代後半に病気。野菜メインの食生活で体調悪化
子宮摘出の手術後、野菜がメインの軽めの食生活へ移行。すると、たんぱく質不足に陥り、疲れやすく無気力に。食事に気をつかっているのに回復せず、途方に暮れるばかり。

45歳ごろ。

45~46歳筋腫がひどくなったころ。

47歳手術時。

これが、田内さんを若返らせた「たんぱく質朝ごはん」

朝食を、たんぱく質をしっかりとれる献立にするのが「たんぱく質朝ごはん」。肉や魚の料理をわざわざ作るのではなく、普段の朝食にたんぱく質をちょこっと足すだけにするのが無理なく続けるコツ。「卵や納豆、ハム、豆腐など手軽な物を組み合わせてみました」。

こうやって食べよう!1食合計卵2個分のたんぱく質をとれるように食材を組み合わせる!

女性の1日のたんぱく質の摂取目安量は50~60g。3食でバランスよくとるには、朝ごはんで15~20gとるのが理想です。卵1個のたんぱく質は約6gなので、少なくとも卵2個分はとりたい。

【洋のmenu】

【和のmenu】

各食材のたんぱく質量
●ハム…1枚で約3.3g
●ベーコン…1枚で約2.2g
●納豆…1パックで約8.3g
●木綿豆腐…100gで約6.6g
●削り節…1袋(3g)で約2.4g
●しらす干し…大さじ2で約2.3g

参照:『サンキュ!』2022年8月号「アラフォー過ぎたら体重より『体調』だ!」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。撮影/天野良子 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部

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