骨盤の歪みはなぜ起こる?原因と対策をプロが解説!歪み解消体験談付き!
2019/01/16
ぽっこりおなか、たるんだお尻、どっしりした太もも。年齢とともに下半身太りが加速して、頑張ってもなかなかやせられない、とあきらめかけてはいませんか?出産経験がある人はとくに身に覚えがあるかもしれません。そんな人に試してほしいのが「骨盤ダイエット」。均整師の松岡博子先生に、骨盤ダイエットのメカニズムや効果について教えていただきました。
骨盤ダイエットとは?
ふだんのちょっとしたクセや習慣によって、私たちの体は簡単にゆがみを起こします。特に、体を支える土台である骨盤がゆがむと、骨格全体がゆがみ、内臓の位置が狂って姿勢もアンバランスに。すると下半身を中心に各部のサイズが大きくなってしまうのです。
骨盤ダイエットとは、そのゆがんだ骨盤や背骨をピンポイントで調整するというもの。激しい運動や特別な食事制限は必要なく、1日1回、簡単な体操を行うだけです。
ゆがんだ骨盤の位置を正しく調整すると、内臓が元の位置にきれいに収まるため、実行したそばから大幅にサイズダウンすることも。しかも、血液やリンパの流れもよくなるため、代謝がアップしてやせやすく太りにくい体に近づけます。
お金をかけずに、自宅にいながら短時間で行えるので、家事に育児に忙しい世代にも、ぜひトライしてほしいダイエット方法です。
骨盤がゆがむ原因とは?
脚を組んで座る、左右どちらか片方ばかりでバッグを持つ、ハイヒールの靴を履く、長時間同じ姿勢でのデスクワークなど、日々の習慣の積み重ねでゆがみは起こります。
また、女性は妊娠・出産によって骨盤が大きく動くため、出産後、骨盤が開いた状態のままほうっておくと、そこに脂肪がついて戻りにくくなります。出産後すぐに骨盤調整をするのは、体に負担がかかるためおすすめできませんが、産後半年くらいたったら、少しずつゆがみを整えることを意識しましょう。
骨盤を“締める”だけではやせない!?
骨盤ダイエットというと、“骨盤が開いている=太る”、“骨盤が閉じている=やせる”と思われがちですが、実はそう単純なものではありません。
骨盤は、朝起きたときが1日で最も閉じた状態で、夜寝る前は最も開いた状態。また、生理中は開いていて、生理後はだんだん閉じていきます。つまり、私たちの活動に合わせて、骨盤は開閉を繰り返しているのです。大切なのは、この骨盤開閉がスムーズに行われていること。骨盤がゆがむと、骨盤の開閉リズムも滞り、さまざまな不調に見舞われてしまいます。
骨盤ダイエットはここがすごい!
実行してすぐ効果が出る!
骨盤ダイエットでは、背骨や骨盤、内臓を本来の正しい状態に戻すため、実行した直後に数センチのサイズダウンが起こることも珍しくありません。すぐに効果が実感できるから、挫折せずに続けられます。
体調がよくなる!
骨盤ダイエットでゆがみをリセットすると、スタイルがよくなるだけでなく、冷え性や便秘、肩こり、頭痛、生理痛といった女性が抱えやすいさまざまなトラブルも解消。心も前向きになり、イキイキと健康的に過ごせます。
太りにくい体質に!
ゆがみが取れると、血液やリンパの流れがよくなり、全身の代謝がアップ! むくみや脂肪太りが解消され、太りにくくやせやすい体質への改善が期待できます。
歪みに悩んだ主婦が骨盤ダイエット(矯正)にトライ!
主婦ブロガーの中にも、骨盤ダイエット(矯正)にトライしている人が複数人います。
1週間でマイナス2.5キロ!
ブロガーのりらちこさんは、サンキュ!本誌に掲載された「骨盤ゆらゆらダイエット」をやってみたところ、1週間で2.5キロの減量に成功!「生理中で痩せにくいと思われる時期なのに、すごい」(ブログより引用)とその効果に驚かされたそうです。
長年悩まされていた腰痛が劇的に改善!
ブロガーのNagomyさんは、テニスボール2個を使った骨盤矯正を実践。そのやり方は「尾てい骨を逆三角形の頂点にし、他の2点にあたる部分にテニスボールがくるようにして、そのまま仰向けに寝る!」(ブログより引用)というもので、1回3分、1日3回を限度に毎日行ったそうです。しばらく続けたところ、長年悩まされていた腰痛が劇的に改善したんだとか。
骨盤まわりのストレッチでマイナス10キロ見え
読者モデルでもあり、ブロガーでダンス講師の原奈美さんも、骨盤まわりのストレッチを行っているひとり。座ったまま、寝っ転がったまま、と楽チンな方法ばかり。原さんのベスト体重は約58kgとのことですが、骨盤ストレッチの影響もあってか、マイナス10kgくらいの見た目を維持できているそうです。
骨盤のゆがみを改善すると、ダイエットだけでなく体調にもプラスに影響するようですね。
取材・文/有馬未央(KIRA KIRA)