デリケート臭や尿モレをケア!今週のフェムテックニュースをお届け!【39Femtech WeeklyNews】
2024/08/26
Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた用語のこと。テクノロジーを活用していないものについては、FemCare(フェムケア)と呼ばれることが多いです。
サンキュ!読者の皆さんも、最近女性の悩みを解決する製品やサービスについて耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
最新トレンドや社会問題について調査するサンキュ!STYLE取材班が、最新のフェムテック情報をご紹介する連載「39Femtech WeeklyNews」。今回は、サンキュ!STYLE 取材班の丸山希がお届けします。
- Topic1.尿モレ対策できる骨盤底筋ケアボトムの先行販売開始!
- Topic2.女性をケアしてキャリアを考える「フェムキャリ」がスタート
- Topic3.経血臭やおりもの臭などデリケート臭を解決する商品の開発をスタート!
- 明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
Topic1.尿モレ対策できる骨盤底筋ケアボトムの先行販売開始!
株式会社エル・ローズが運営するフェムケアブランド「hinna(ヒンナ)」から、尿モレ対策に役立つ「骨盤底筋ケアきゅっとボトム」が発売されます。発売に先だって、2024年8月6日11:00から、Makuakeにて先行販売が開始!
女性の身体は出産や加齢にともなって骨盤まわりが変化しやすく、20代から60代の約半数の人が尿モレの悩みを抱えているのだそう。膀胱や子宮、直腸などの骨盤内の臓器を支える骨盤底筋を鍛えることで、尿モレの改善に期待できます。
「骨盤底筋ケアきゅっとボトム」は、2つのハンモックパネルが身体の動きに合わせて骨盤底筋を支えます。履くだけで日常の「歩く」や「座る」などの動作がトレーニングになります。10ccの吸水量を持つシームレスな吸水パッドを使用しているため、軽い尿モレにも安心です。
Topic2.女性をケアしてキャリアを考える「フェムキャリ」がスタート
株式会社オノフは、2024年7月12日から、企業向け女性活躍推進サービス「フェムキャリ」の提供を開始。国を挙げて女性が活躍する社会への取組を開始していますが、効果がわかりづらく施策自体が浸透していない現実も…。
また、女性が管理職となりやすい、およそ45歳~55歳の10年の間に、更年期などさまざまな不調を抱えやすい傾向にあります。
フェムキャリは、企業で女性が活躍できるような企業風土作りと、女性ならではの不調に対するケアの習慣化を目的としています。「eラーニングとワークショップ」で全従業員の更年期に対するヘルスリテラシーの向上を図り、「女性のセルフケア支援」のため、健康管理ツールを用いた心と身体の状態把握を女性自身が行えるようにし、オンライン診療にも対応。「モニタリングと情報活用」として女性が健康的に働けているのかを月に1回レポートとして企業担当者が受け取ります。
Topic3.経血臭やおりもの臭などデリケート臭を解決する商品の開発をスタート!
株式会社フィッツコーポレーションと株式会社Be-A Japanが共同で、女性特有のデリケート臭の課題を解決するフェムテック商品の開発をスタートさせました。「機能性香料(=テクノロジー)」を用いて、デリケート臭の悩みにアプローチし、香りを通して女性がそれぞれのライフスタイルで輝けるための手段のひとつとなる製品の開発を行います。
女性ならではの臭いの悩みを解決できる日が来るのが楽しみですね!
明日がちょっといいミライに!今日のワンステップ
フェムテックやフェムケアと聞くと「なんだか人に話しづらい…」「自分にはハードルが高そう…」と思うかたも多いはず。でも実は、意外と簡単なことから取り組めるんですよ!今週筆者がやってみたことをご紹介します。
骨盤底筋体操で身体の変化に備える
Topic1で取り上げた骨盤底筋ですが、私も名称と鍛えた方が良いことだけは知っていました。調べてみると、尿モレだけでなく自律神経を整えることやおばさん体型の予防にも繋がるとのこと。
骨盤底筋体操と呼ばれる運動を試してみましたが、簡単で座っていても寝ていてもできるものも多く、日常生活に取り入れやすかったです。サポートアイテムと合わせて、自分でも身体を鍛えていこうと思いました。皆さんも少しでも気になってきたら、ぜひ調べてみてくださいね!
執筆者・・・サンキュ!STYLE 取材班 丸山希
14歳と12歳、7歳の母、最近はお家の片づけや収納に悩みながらも家事育児に奮闘中。サンキュ!STYLEにて節約、貯金に関する記事を執筆中。
デリケート臭に関しては、多くの女性が気になると感じていても、「自分だけが過剰に気にしているのかもしれない」「人には相談しにくい」というような理由から、知らず知らずのうちに、仕方がないと諦め、我慢している現実があります。 性に関する悩みをオープンにしやすい場が少しずつ整ってきているものの、口に出したり発信することに高い壁があることも事実です。弊社では現代女性が声を上げにくい性に関する悩みの一つとして、まずはデリケート臭に関する悩みに寄り添うことが、女性やその周りにいる人々が生きやすい社会の実現につながるのではないかと考えています。