毎年正月太りする人へ!1週間で痩せスイッチをONにする3つの方法
2020/01/06
今年もまた、正月太りというワードが飛び交うシーズンが目前に迫ってきています。
そして、正月太りと聞くと「正月の数日間のすごし方で太った」、と思われがちですが違いますよ。そこに行き着くまでには、「クリスマスだから」「忘年会だから」「大晦日だから」といってはふだんよりも飲食を楽しんだり、運動量の少ない生活を送ったりしてきたのでしょう。
要は「正月太り=年末年始の不摂生の積み重ねなのです」、と言うのはヨガインストラクターの高木沙織さん。
高木さんも正月太りはするそうですが、1月の2週目からは痩せスイッチを入れるようにし、1週間でふだんどおりの生活にもどすというので、その方法を聞いてきました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
1:12月初旬に着ていた服に袖をとおす
体づくりにおいて重要なのは、体重よりも“見た目”ではないでしょうか。
とくにこの時期というのは飲食の量が増える分、食べすぎた翌日に、「〇kg増えた!」、だなんてことも珍しくありません。ですがこれ、飲食の重量が反映されているのであって、体重を測るたびに振り回されてしまってはストレスになります。
とはいっても、このような生活が1~2週間ほど続く年末年始は、食べたものが脂肪に変わって体型の崩れとなって現れるので、放っておいていいわけでもありません。
そこで意識したいのが、“見た目”。
全裸で全身をチェックするのもよいのですが、過去の自分の体型をことこまかに記憶している人は多くないでしょう。つまり、具体的な比較対象がなく、どのくらい太ったのかがわかりにくいのです。
では、何を目安にしたらよいのか。
正月太りをする前の12月初旬ごろに着用していた服を着てみてください。キツイと感じるなら、いうまでもありません。現実に目を向けて、切り替えるきっかけにしましょう。
2:小さいお皿と距離で食べすぎストップ
自分の体が太ってしまったと認識したら、食べ方を変えていきましょう。
年末年始の食卓にはパーティー料理やオードブル、お節などの大皿がズラリと並び、たくさんの食べものが視界に入ることで、おなかがいっぱいでも食べようとする癖がつきます。
……が、それは本来の食欲ではなくて、“目からの食欲”。
ここでのポイントは、「目からの食欲を抑える」です。
(1)小さい皿に盛りつける
大きい皿と小さい皿を並べて、同じ量の食べものを盛りつけます。すると、大きい皿のほうが余白が目立って食べものの量が少なく見えてしまい、追加で盛りつけて食べすぎてしまいやすくなるでしょう。
反対に小さい皿には食べものがいっぱいに見えるので、視覚からの満足感を得やすく、食べすぎの防止に役立ってくれますよ。
(2)食器と食べものの距離を離す
食べものが視界に入ると食べたくなってしまう気持ちが働きます。
なので、大皿から取り分けて食べるのなら自分の食器からすぐに手の届かないところに離して置く。できるのであれば、視界に入らない距離があるとよいでしょう。もしくは、キッチン・冷蔵庫の中につくったものを置いておき、「もうちょっと食べようかな」という気持ちを刺激しないようにするのです。
必要以上にたくさんの食べものが、視界に入らないように工夫してみてください。
1週間も続ければ、食べる量を適正に近づけられるでしょう。
3:運動をするなら伸ばす・ほぐすから
すっかり運動不足になってしまった体。
「よし、トレーニングだ!」と運動をする気持ちになるのは素晴らしいのですが、“続かない”人は少なくありません。それも、いきなりハードな運動をすることで体を動かすことが嫌になってしまうパターンです。
なので、最初はとにかくライトなものから。ストレッチで体を伸ばす・ほぐすと、ねじれた筋膜がリリースされて血流がよくなり、代謝アップに期待できます。腹部をねじったり、伸ばしたりしてあげることで内臓機能を高めるのもよいでしょう。それから歩く距離を増やしたり、ちょっとしたエクササイズ動画を見ながら体を動かしたりと、徐々に運動量を増やしていくことをオススメします。
次の写真のような床に座ったり、仰向けになった姿勢でひざを左右に倒す動きは腹部に心地よい刺激となってくれるし、運動不足の状態からスタートさせるストレッチに適しているでしょう。
できることなら1週間で正月太りを何とかしたい……。
このような相談を多くいただきますが、それって体に無理をさせなくてはむずかしいことです。
その結果、免疫力を下げて体調を崩すなんてことは避けたいですよね。
まずは年末年始で自分の体がどう変わったのかを知り、食事・運動への意識を変えていくことで痩せスイッチをオンにするところから始めてみてはいかがでしょうか。