口臭、黄ばみ、次から次に出てくる40代の口と歯のトラブル

2019/12/15

若いころと同じようにケアしているつもりなのに、気になることが年々増えている……。40代になったらケアの方法やグッズ選びを見直しましょう。

<教えてくれた人>
倉治ななえ先生
歯科医師。テクノポートデンタルクリニック院長。口中と全身の健康を支える最新の予防歯科に力を入れている。『むし歯 歯周病の最新知識と予防法』(日東書院)など著書も多数。1児の母でもある。

お悩み1:「ママのおくちくさい~」って言われた

舌、唾液、歯垢こうの3つをケアしましょう

食事や病気、虫歯や歯周病が原因でない場合、疑うべきは舌の汚れ。舌専用クリーナーを使
ってお手入れしましょう。また、唾液不足も口臭原因に。その場合はキシリトール入りのガムをかむのが有効。歯みがきと歯間ケアでしっかり歯垢を取り除くことも大切です。

お悩み2:歯ぐきが下がって歯の根っこが見えてきた

歯周病の可能性も。 歯のみがき方を見直して

残念ながら40代は歯周病が起こりがちなお年ごろ。歯ぐきが下がるほど歯周病が進行してしまったら、歯医者さんに行くべきですが、日々の歯みがきと歯間ケアで予防したり、進行を遅らせることができます。歯ぐきにダメージを与えないためには、60g程度の弱い力で歯みがきすることを意識。60gがどのくらいの力かは、キッチンはかりに歯ブラシを押しつけて確認しましょう。

お悩み3:歯に物が詰まる

フロスを使ってしっかり歯間までみがきましょう

強くみがきすぎていたり、歯ブラシが硬すぎることで歯ぐきが下がり、歯の間にすき間ができている可能性が。歯は柔らかいブラシでやさしくみがくのが基本。さらに、1日1回はフロスで歯のすき間の歯垢を落としましょう。

★アメリカの歯科医の間では 「Floss or Die」が常識。 歯間ケアは大切です

日本人にはまだあまりなじみのないデンタルフロスですが、アメリカでは「Floss or Die」=「フロスを使うか、さもなくば死か」といわれるほど、重要視されています。その理由は歯周病。歯周病は、糖尿病や動脈硬化など、重大な病気の引き金にもなるのです。

*歯周病は30代から急増
ある調査では30代以降の3人に2人が歯周病とのこと。しかも女性に多いという調査結果も。対策が必須です。

*歯垢は菌のかたまり
正体は食べかすではなく、細菌。虫歯菌や歯周病菌が固まってできた物なのです。毎日、歯みがきとフロスで取り除いて!

お悩み4:歯の色が黄ばんできた

ホワイトニング用の歯磨き粉を使いましょう

手っ取り早いのは歯医者さんでのホワイトニング。でも、自宅のケアで歯を白くする成分を含んでいる歯磨き粉を使うだけでも効果は得られます。ちなみに一般的な歯磨き粉は虫歯予防が第1機能なので、美白などの第2機能を確認し、目的に合う物を選んで。

お悩み5:歯列矯正って何歳までできる?

土台の骨がしっかりあれば何歳でもOK。でも、1年でも早く始めるべき

歯を支えている骨は加齢とともにやせてきます。レントゲンで検査し、高齢でも骨が残っていれば、矯正は可能。ただし、虫歯や歯周病になるリスクを低下させるためにも、早く始めるに越したことはありません。

お悩み6:歯ぐきの色がくすんできた

口内マッサージで血行をよくすれば改善しますよ

歯の周囲の毛細血管の血流が悪いと、酸素や栄養が行き渡りにくくなり、歯ぐきの色がくすむことが。その場合、歯をみがく際に血液の循環をよくする歯ぐきマッサージをして。1日1回で血行がみるみるよくなり、くすみも改善してきます。

★マッサージのやり方

(1)口のまわりを10カ所前後刺激
血管が集まっている、歯ぐきと頬の境目(口の中)に歯ブラシの柄を当てて、番号順に刺激する。

(2)空いている手を外から当てる
1カ所ずつ歯ブラシの柄のお尻部分を歯ぐきと頬の境目に入れて頬の内側にあてがう。息を吐きながら3秒間、頬側(外側)に向かって軽く押し、パッと離す。空いている手は顔の表面から柄のほうに当て、頬をはさむようにする。

参照:『サンキュ!』12月号「40代の人に言いたくない体と見た目のなやみ解決SP」より。掲載している情報は19年10月現在のものです。イラスト/ MASAMI、徳丸ゆう(口内マッサージ) 構成・文/杉澤美幸 編集/サンキュ!編集部

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