自己流スクワットで脚が太くなる人急増中!?シュッとした足&キュッと上がったお尻になるポイントを解説!
2020/09/24
自宅ですごす日のちょっとした空き時間。「よし、身体を動かそう!」とスイッチが入ることってありますよね。また、これまでと比べて運動量が減ったという人は意識的にトレーニングをするようにしているのではないでしょうか。えっ?そんなことはない……?
もしかしたらそれ、過去の自宅トレーニングで望ましい結果が出なかったことと関係しているのでは?基本的には“自分一人”でおこなうため「これで合っているのかな?」とちょっと間違えた方法で続けてしまうこともありますから。
とくに、“スクワット”に関しては「逆に足が太くなった!」なんて声もよく耳にするというのはヨガインストラクターの高木沙織さん。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
スクワットで前ももがパンパンになるのはなぜ?
自宅でのトレーニングにスクワットを取り入れる人がここ数年で増えてきています。スクワットはみなさんご存じのとおり下半身の筋肉を鍛えることに加えて、ヒップアップにも効果があると言われており、その方法もそうむずかしくない……。いいえ、実はここが落とし穴。
スクワットはフォームによっては足を太くしたり、お尻に効かなくなったりもする実は簡単ではないトレーニングなのです。
なかでも多いのが、自己流で何となくおこなうスクワットによって大腿四頭筋という筋肉ばかりが使われてしまい、前ももがパンパンに張ったり、サイズアップしたりするということ。トレーニングに勤しむ男性にはよいかもしれませんが、女性の場合はここに筋肉がしっかりとつくのは避けたいという人が多いでしょう。
では、前ももの負荷を少なく、シュッとした足とキュッと上がったお尻をめざすにはどのような方法でおこなったらよいのでしょうか。
お尻と骨盤の使い方がポイント!
スクワットで足をシュッとさせたり、ヒップアップを狙ったりするためにはハムストリング(太ももの裏側)と大臀筋(骨盤後面の広範囲・お尻の大きな筋肉)を使うとよいでしょう。
ハムストリングは太もも前面の大腿四頭筋と反対の働きがあるため、ここがしっかりと使われていれば前ももをがっつりと鍛えるスクワットにはなりにくいと言えます。お尻の丸みを形作る大臀筋が使われるとヒップがキュッと上がり、太ももとの境目ができて足長効果を狙えますよ。
ハムストリングと大臀筋を使うスクワット。
その方法は「お尻を突き出し、骨盤をやや前傾させる」です!
(1)足を肩幅程度に開き、腕は胸の前でクロスさせる
→ひざとつま先は同じ方向を向ける
(2)お尻をうしろに引きながらひざを曲げていく
→骨盤は軽く前傾させる
→前ももではなく、太ももの裏側とお尻に負荷がかかっている状態
※ わかりにくかったら手でふれてみてもよい
→ひざが内側に入らないように
慣れるまではこのくらいの角度でもよいでしょう。
この角度を意識しながら、まずは10回×3セット目安におこなってみましょう。
もう少し強度を上げられる人は……
お尻をここまで引いて腰を落とし、骨盤を前傾させましょう。
→ひざがつま先よりも前に出ると痛める恐れがあるので注意
正しいフォームでおこなうためにも、速度はゆっくりで。
もうひとつ、足を横に大きく開いてひざ・つま先を外に向けたスクワットもハムストリングと内もも、大臀筋を使うことができてオススメです(お尻はうしろに引いて)。
お尻と骨盤の角度を意識して、慣れてきたら回数を増やしたり、深めたりしておこなってみてくださいね。
※ 身体に痛みや違和感がある人は無理におこなわないこと。