運動が苦手な人におすすめ！ピンポイントで血流をアップする冷えに効くツボ温活

ピンポイントで血流をアップさせちゃおう！運動が苦手な人にもおすすめなのが、ツボを押したり、温めたりすることで、血の巡りを良くする方法。冷えに効くツボを知っておけば、効率良く体温を上げることができます。

ツボ指圧のコツ

目安の位置を指で押してみて、ズンッと響く場所がツボ。指で3秒くらい押す→離すを、3回ずつ。少し間を空けて3セットくらい行う（左右の足で同様に）。指3本を目安の位置に当ててぐりぐりもみほぐすだけでもOK！入浴後など体が温まっているときに行うと、より血の巡りが良くなります（食後30分以内は避けて）


【冷えタイプ別】この足ツボを押すだけでぽかぽかに！

末端冷えタイプ

足の甲の親指と人さし指の骨が交差するくぼみの部分。特に冷え症の人は、この部分が冷たく感じる場合があります。奥に太い血管が通っているのでここを刺激すると、血流がアップし、上半身まで温まります。

下半身冷えタイプ

足の膝上、内側の角（くぼみ）から指3本分上。「血」は血流、「海」は大量に集まる場所という意味で、血流に関わる不調に効果があります。冷え解消のほか、月経不順や膀胱炎などの改善も期待できます。

内臓冷えタイプ

膝の皿の外側のくぼみから、指4本分下。両手の親指をあてて押すと、刺激が入りやすくなります。胃腸などの消化器系の不調を整える働きがあるとされていて、内臓を温める効果もあります。

全身冷えタイプ

内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ部分。ここをほぐすと、下半身の血行が良くなり、全身の冷えの改善につながります。また、腎臓の機能を高める効果があるため、水分代謝を良くし、むくみ改善も期待できます。

どの冷えタイプでもOK！ツボをねらって温めるのも効果的！

●使い捨てカイロはここに貼る！
冷え解消のために使い捨てカイロを使っている人も多いと思いますが、せっかくなら体のツボに当たるように貼るのがおすすめ。温め効果がよりアップします！


肩甲骨の上部の間。首の付け根で出っ張っている骨のすぐ下のくぼみから背骨2つ分下がり、左右の外側に指2本分のところ。温めることで体全体の血流が良くなり、風邪の予防に効果があります。

ウエストの一番くびれた部分の背骨から、左右指2本分外側のところ。ここを温めると、体全体に温かさが伝わるようになります。また、頻尿や疲れやすさと関係のある腎臓の働きが良くなるとされています。

へその縦のラインで、へその下指4本分のところ。小腸の働きに効くツボとされています。下痢や消化不良などの不調のときは、ここを温めると胃腸が温まり、症状の改善につながります。


●温活グッズで首、足首をガード！
首や足首は皮膚が薄く、太い血管が通っているため、外気の影響を受けやすく、体の冷えにつながりやすい部分。市販の温めグッズでツボを温めるだけでも冷え解消に効果大！

首を前に倒したときに、首の後ろ下部に出る骨のすぐ下。ここを温めると、風邪などの外邪を防御する機能が高まるとされています。小豆などを使った温熱グッズや、ホットタオルで温めてもOK。

「リラックスゆたぽん 首・肩ホット ほぐれる温蒸気」￥1,958（編集部調べ）／白元アースお客様相談室　TEL03・5681・7691

内くるぶしから指4本分上。下半身の冷えや生理痛など女性特有の悩みに効果があります。ツボ部分から5cm離して、ドライヤーの温風をあてて温めたり、寝るときにレッグウォーマーを着用するのがおすすめ。

ストレッチ＆ツボ温活 私たちもやってみました！

●サンキュ！アンバサダー danngoさん（44歳・専業主婦）
【冷えタイプ】末端冷え、全身冷えMix
【冷えからくる悩み】
・肩が凝りやすい
・疲れやすい
・朝起きられない
・夜寝つきが悪い


体が冷たくて寝つきが悪く、寝るだけでも疲れてしまい、朝起きるのが辛い状態でした。足指ストレッチ、ツボ押し、スクワットをやったら、下半身から温まるのを実感。寒い朝でも気持ちよく起きられるようになって快適！

試した温活
□ 爪もみ
□ 足指ストレッチ
□ 腹式呼吸
□ スクワット
□ 足ツボ押し

●いつもより下半身の冷えがラクに。睡眠の質もアップ
サンキュ！アンバサダー oshimiさん（39歳・パート）

【冷えタイプ】
内臓冷え

【冷えからくる悩み】
・下半身の冷えがきつい
・体中がガチガチ
・朝起きられない
・骨盤周りに脂肪がつきやすい


下半身が特に冷たく、体中がガチガチでしたが、股関節ストレッチをやっただけで体が温かくなるのを感じました。夜中目が覚めることがなく、朝までぐっすり眠れたのもうれしい。ツボ押しも気持ちいいので続けていきたいです。

試した温活
□ 爪もみ
□ 足指ストレッチ
□ 股関節ストレッチ
□ 足ツボ押し

※個人の感想です。


＜教えてくれた人＞
鍼灸師 森田真理さん
Mari鍼灸Salon代表。東洋医学、指圧、リンパドレナージなどに精通。生理、更年期のトラブルなど女性の悩みに特化した治療を実施。https://mari-shinkyu.com

参照：『サンキュ！』2025年2月号「冷える女は疲れる・太る」より。掲載している情報は2024年12月現在のものです。撮影／片岡祥　モデル／サンキュ！アンバサダー　北脇可奈子　イラスト／井上明香　構成・文／宮原元美　編集／サンキュ！編集部