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アラフォーで何もしてないワケがない?実録「何年も体形キープしている人」がやっていること

2021/01/11

20代より30代、そして30代も後半に差しかかりそろそろ40代に突入というお年ごろの女性から多く寄せられる悩み……それはやはり“体形の崩れ”。

「昔とは脂肪がつく場所が変わった」「すぐに太るのに一向に痩せない」「これまでのような生活では体形を維持できなくなった」

心当たりがある人は多いのではないでしょうか。ですが、どういうわけか昔のまま、いや昔よりもスタイルがよくなっている人の存在もチラホラと。これってどういうことなのでしょう?

今回は、ヨガインストラクターでビューティーフードアドバイザーの高木沙織さんからアラフォー世代で体形をキープしている女性4人に聞いた“ちょっとだけ特別なこと”を教えてもらってきました。

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...

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1人目:時間で食べるのをやめた

ランニング、期限、寿命の時間またはクローズ ポケット付きヴィンテージ時計やビンテージ トーンの本のクロック アップ、ビジネス マイルス トーン コンセプト
Nuthawut Somsuk/gettyimages

1人目は6歳と4歳のお子さんがいるA子さん(38歳)がおこなっている体形キープの方法から。

「これまでは家族や子どもの食事の時間に合わせて自分もしっかりと食べなくちゃと思っていたんですが、正直なところお腹が空いていないのに食べていることが多かったです」

そこで、思い切って食事の時間ではなくて“お腹が空いた”と感じたときに食べるようにしてみたと言います。

「家族と食卓を囲む時間は大切なので、白湯やハーブティーを飲みながらいっしょに席につきますが無理に食べることはやめました」

その結果、ベスト体重とまではいかないけれど少しずつ体重が減り、むくみもスッキリしてきたそう。

「出産を機に仕事を辞めて自宅で過ごす時間がほとんど。運動の時間もなかなか取れないんですが、食べるタイミングを意識することで体形維持ができています」

このお腹が空いてから食べるという食事法は、食事そのもののおいしさを感じやすくなり満足感が得られることはもちろん、食べたものがエネルギーに転換されやすくなり、脂肪として蓄積されにくくなると言われています。反対に、それほどお腹が空いていないけれど食事の時間だからつき合いで食べるというのは、ちょっと義務感のようなものが生じたり、食べすぎやカロリー過多につながったりもしやすくなるでしょう。

身体の声に耳を傾ける、これなら早速試すことができそうですよね。ただし、極度の空腹状態からいきなり糖質主体のものを食べたりすると食後血糖値が急上昇するのでご注意を。

2人目:朝か夜の味噌汁習慣

木製テーブルの味噌汁
taa22/gettyimages

続いてはB子さん(41歳)のお話。家族ががっつり和食派で、ふだんからヘルシーな食生活を送っているはずなのに身体がサイズアップする一方だったB子さん。ある習慣を始めたら体形をキープできるようになったそうです!

「じつを言うと、温かい飲みものが苦手で……。冬でもアイスコーヒーだし、食事のときも自分だけ汁ものは飲まなかったりしていました」

そんなB子さん、身体の冷えはあまり感じることがないそうですが、週に1~2回しか排便がないという頑固な便秘が悩みでした。

「いつも下腹ポッコリで、それを隠すための洋服選びが大変でした。それが、あるとき友人にすすめられて朝か夜の食事のどちらかに味噌汁を飲むようにしたらスッキリしてきました」

味噌汁の健康効果は広く知られていますが、味噌は発酵食品ですので腸内環境をよくする効果に期待されていますよね。便秘というのは、便が腸にたまった状態。長く続くと有害物質が発生、腸壁から吸収されて血液中をめぐるのですが、このような質のよくない血液は脂肪に蓄積されやすいため太りやすくなります。

味噌の原料である大豆には糖質や脂質の代謝を促すビタミンB群も含まれます。さらには、出汁の旨味が飲食の満足感を高めてくれるだけではなく、食事の最初に飲むことで食べすぎを抑えることにも役立ってくれるなんともうれしい存在。

旬の野菜やきのこ、豆腐などを具にしてもいいですし、クリームチーズのような洋の食材とも相性抜群なので、お気に入りのアレンジを見つけるのも楽しいのでは。

3人目:気がついたらつま先立ち

リアビュー女性の足のかかとはつま先に立って閉じます
fizkes/gettyimages

学生時代はバスケットボール部に所属し、バリバリ運動をしていたというC子さん(39歳)の体形キープ法は?

「つま先立ちです。気がついたときに、ただかかとを浮かせるだけです」

そういえばダイエットアイテムにもありますよね。土踏まずからかかとまでが床につかないようにデザインされたスリッパ。C子さんはそれを“エアー”でやっているそうです。

「歯磨きをするときや洗濯ものを干すとき、料理中、床のモップがけの最中など、立っている時間を使ってエクササイズをしています」

つま先立ちをするとふくらはぎの筋肉が使われます。ここは“第二の心臓”と呼ばれる全身の血液を送り出すポンプの役割を担うパーツですので、エクササイズによって使うことでむくみや冷えの改善につながるほか、シュッと引き締まった脚を目指したい人にもうれしい効果が期待できるでしょう。

余裕がある人は、つま先立ちの状態でかかとを上げ下げする動きをプラスするのも〇。

4人目:椅子と背中のあいだにクッション

緑のリビングルームのインテリアに銅ランプとテーブル。実際の写真
KatarzynaBialasiewicz/gettyimages

最後は筆者(37歳)が取り入れている体形キープ法です。

ここ最近座って過ごす時間が長くなった……、という人は少なくないのでは?筆者もふだんの執筆時間をはじめ、ほかの仕事もリモートワークになったこともあり自宅でパソコンデスクに向かって過ごしたり、あとはソファに座ってテレビ・映画を観たり。

このとき、お尻の上の方まで椅子にベタッとつけて座る猫背の姿勢がクセになってしまっていました。猫背は内臓を圧迫し、その機能を低下させたりもします。背中にもお腹にも力が入っていない状態で大きな筋肉が使われずに緩みっぱなしで衰えます。骨盤の歪み(おもに後傾)が生じて姿勢の崩れのスパイラルに陥ることだってあるでしょう。

そうは言っても、気が付いたら猫背に……。そうならないために、椅子と背中のあいだにクッションを挟んで座り姿勢の改善をはかりました。ポイントは骨盤がしっかりと起きた状態で座ることです。

姿勢のよさは体づくりの基本で意識を高めることにもつながるので、座って過ごす時間が長い人は試してみては。

これなら!という体形キープ法があったみなさん。

無理のない範囲で参考にしてみてはいかがでしょうか。

教えてくれたのは・・・

高木沙織さん

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを得意とし、体の内外から美しさをサポートする。「美」と「健康」には密接な関係があることから、野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。スーパーフードにも造詣が深く“スーパーフードエキスパート”としてイベント講師も務める。

 
 

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