毎年恒例!?正月の食べすぎ、飲みすぎで疲れた胃腸をリセットする3つの方法
2021/01/01
1年の締めくくりと新しい年の始まりは、いつもより豪快に飲食を楽しみたくなりますよね。で・す・が!……、それが何日も続いてしまっては“胃腸”が疲れてしまいます。
今回はヨガインストラクター・ビューティーフードアドバイザーの高木沙織さんに、年末年始で「疲れた胃腸をリセット」する方法を教えてもらってきました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
その不調も胃腸の疲れの現れかも?
食事をすると、食べたものが胃腸の運動や胃酸、消化酵素などによって消化され、吸収されやすい状態へと変わります。ふだん体調に問題がないときであれば飲食によって胃腸の不調を感じることはあまりないかもしれません。
しかし年末年始で食べる・飲む量、回数が増えたりして「膨満感が」「胃痛・腹痛が」「吐き気が」……などの不調を感じている人も少なくないのでは?
それだけではなく、胃腸が疲れてその働きが低下した状態が続くと、つぎのような症状が現れることもあるでしょう。
・肌荒れ
・イライラ
・身体が冷える
・疲れやすい、元気が出ない
・風邪をひきやすくなった
では、疲れさせてしまった胃腸をリセットするにはどうしたらよいのでしょうか。
疲れた胃腸をリセット:食事編
まずは、胃腸が疲れているときの食事の注意点です。
暴飲暴食や早食いに気をつけて、腹7~8分目でストップするよう心がけてください。加えて、脂っぽいものや脂肪分の多いもの、辛いもの、酸味の強いものなどは控えましょう。
「腹7~8分目の感覚が分からない」という人には、あと一品くらい食べられそうというところでストップすることをオススメします。
そして、次のようななるべく消化のよいものを食べるようにしてみてください。
・お粥
・うどん
・具材をこまかく切り、柔らかくなるようにしっかりと火を通したスープ
・白身魚
・脂身の少ない赤身肉や鶏肉
・豆腐
・バナナ
・りんご
など。ただ、単品食べや何日も上記のものしか食べない、といったことがないようにバランスを意識してください。
疲れた胃腸をリセット:運動編
胃腸の調子がよくないときに激しい運動や無理な運動をすることはオススメできません。また、「食べすぎた!」という後悔・罪悪感から、食後すぐに運動をするもの消化不良の原因になるので控えましょう。
身体を動かすのなら……
・食事から2時間ほど時間を空ける
・お腹まわりを緩やかに動かすストレッチ・ヨガがオススメ
→食べすぎたあとに消化器官が疲れるとその周辺の筋肉が収縮し、内臓機能を低下させるという悪循環に陥ることがあるためストレッチなどでほぐしてあげましょう。
●胃腸が疲れているときの緩やかストレッチ1
腕を頭上に伸ばし右手で左手首をつかんだら、上体を右に傾ける~ゆったりとした呼吸を5回(※右手で左腕を引っ張るような意識で)
反対側も同様におこないましょう。
●胃腸が疲れているときの緩やかストレッチ2
四つ這いになり両手を前に伸ばし、あごと胸を床につける~ゆったりとした呼吸を5回
あご・胸を床につけるのがむずかしい人は額(ひたい)をつけるようにしてみてください。
※ 身体に痛みや違和感がある人は無理におこなわないこと
疲れた胃腸をリセット:そのほかの習慣編
そのほかにも
・空腹を感じていないときは無理に食べない
・夕食は就寝3時間前にはすませ、寝ている間に消化器官も休める
・睡眠時間を確保し、体力を回復させる
・お腹のまわりを冷やさない(冷たい飲みものを飲みすぎないこともポイント)
などの習慣に注意しましょう。胃腸の疲れやそれにともなう不調を長引かせないためにも、参考にしてみてくださいね。