朝にコップから飲料水を持っている美しい幸せな女の子

水はいつ飲むのがいちばん効果的?ダイエット中だからこそ減らしたくない「水分摂取」のポイント

2020/12/20

「むくみがイヤだから控えている」「とにかくたくさん飲んだ方がいいと思っている」。ダイエット中の“水”との付き合い方、どちらが正しいのでしょう? 

「残念ながらどちらも不正解!水はその飲み方次第でダイエットの強い味方になってくれるのとは反対に、むくんだり便秘になったりすることもあります」と話すのは、ヨガインストラクターでビューティーフードアドバイザーの高木沙織さん。

今回は高木さんに水分摂取のポイントを「Q&A」形式で教えてもらいます。

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...

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Q1:そもそもダイエットと水分摂取は関係あるの?

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A:関係あります。

大アリです。これは水を飲むと痩せるという直接的な意味ではないのですが、水分摂取によって次のような効果に期待することができると言われています。

・水は体中に栄養や酸素を届ける働きと老廃物を回収して不要な分を排出する働きをしているので、代謝を上げたり、むくみをスッキリさせたりする効果に期待される
※水=ここでは血漿(けっしょう)。血漿はそのほとんどが水と言われています
・便が水を含んで柔らかくなることでの便通の改善
・食事の前や最中に水を飲むことで、過食や早食いを防ぐ

しかし、がんばって水を飲むことでむくみが強く出るような……と感じる人もいるでしょう。ここで、つぎのQです。

Q2:水を飲むとむくむ?

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A:飲み方次第です。

「水を飲んでむくんだ」という経験がある人は、大量の水を一気に飲んだり、必要以上の水を飲んだりしませんでしたか?

一般的に、1日に飲むとよいとされる水の量は「体重×30ml」と言われています。体重が50kgの人だったら1.5Lなのですが、そのほかの飲み物や食事からの水分摂取もありますので自分がどのくらいの水分を摂っているのか、大体の目安を知ることは大切です。

また、冷えた水をゴクゴクと飲むことで胃腸の血流が悪くなり、内臓機能を低下させることもあります。あとは、その日の運動量。大量に発汗したのでなければ過剰な水分摂取は控えましょう。

とは言っても、水を飲む量を減らしすぎると今度は体が水分をため込むように働いてむくむとも言われています。

多すぎず、少なすぎず、それもその日のライフスタイルに合わせて飲む量を調節することが必要になってくるでしょう。

Q3:お茶やスポーツドリンクではダメなの?

大麦茶、日本の麦茶のイメージ
Wako Megumi/gettyimages

A:絶対にダメだということはありませんが、カフェインと糖に注意。

お茶にはカフェインを含む物が多く、利尿作用があることから水分摂取には適さないと言われてきました。しかし最近では大量に飲むのでなければそれほど尿量が増えることはないとも言われています。

ですので、水を飲み慣れていない人は水とお茶、もしくは水で薄めたお茶を飲んだりするのもよいでしょう。

スポーツドリンクの場合はブドウ糖がたくさん含まれています。そしてこのブドウ糖は体内への吸収が早く、血糖値の上昇と大きく関係してきます。ジュースや清涼飲料水もそうです。血中の糖を脂肪としてため込みやすくなるので、大量に発汗したり、激しい運動をしたりしたのでなければ水の代わりに飲むのは控えたほうがよいでしょう。

気分を変えて無糖の炭酸水を飲むのもよいのですが、飲む量によっては胃腸が刺激されて食欲が増すこともあると言われています。

Q4:どんな飲み方がいい?タイミングは?

ビーチで再利用可能な水ボトル
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A:こまめに、少しずつ飲みましょう。起床後や運動・入浴の前後はぜひ積極的に。

先にもお伝えしたとおり、水を一気に大量に飲むとむくんでしまうことがあります。それに、一度に大量の水を飲んでもすべてが吸収されるわけではないのです。ですので、コップ1杯分を目安にちょこちょことこまめに飲むようにするとよいでしょう。

起床後の水は腸の働きをよくしてくれますよ。

もうひとつ、覚えておきたいタイミングは喉が渇いたと感じる前。水は飲んでから20~30分後に吸収されると言われており、「喉が渇いたな」と思ったときに補給しても遅いこともあるからです。

これから本格的に寒くなってくるので、常温の水や白湯を取り入れるのもよいでしょう。

水と上手に付き合ってダイエットの味方にしちゃいませんか。

監修・執筆・・・

高木沙織さん

ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを得意とし、体の内外から美しさをサポートする。「美」と「健康」には密接な関係があることから、野菜や果物、雑穀に関する資格を複数所有。スーパーフードにも造詣が深く“スーパーフードエキスパート”としてイベント講師も務める。

 
 

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