食べることが大好きな40代の調理師acoです。
私は、知人が間違った糖質オフで倒れたのをきっかけに、真剣に栄養学を学び始めました。勉強すること、それを習慣づけることで20代から同じ体重をキープしています。
太らない体質なんでしょ?と言われがちですが、妊娠中には17kg太りましたし、気を抜いたら太ります。だから、食事には気をつけていました。
そんな私が、栄養学を学び始める前に悩んでいたのが、「ちゃんと食べたはずなのに、すぐお腹がすく」ことでした。
パンが食べたい!
朝ご飯を食べて出てきたのに、コンビニに寄りたくなる。ということが学生時代から多々ありました。
しかも、甘くてずっしりしたものを求めがちでした。
参考までに、よく欲していた山崎製パンのつぶあん&マーガリンのコッペパンは508kcalです。糖質や脂肪酸の量も、ダイエッターには不向き。せっかく食事に気を配っても、それ1本で台なしです。
でも、しっかり食べてきたのに、なぜパンが食べたいのか?当時はただの大食いだと思っていました。
以前の食事
その原因は、私の母の間違った健康食主義にあったのです。
・肉じゃがに肉が入ってるから、たんぱく質は足りてる
・みそ汁に厚揚げを入れたから肉は焼かない(大豆製品もたんぱく質だから)
・朝、卵焼きだったからもう卵も肉も使えない
……と、極端にたんぱく質と脂を怖がって、揚げ物も出ませんでした。その代わり、ご飯と野菜はたくさん食べました。
とても健康的に見えますよね。食事量は十分で、たりないと思ったことはありませんでした。
たんぱく質がたりていなかった
でも実際には、たんぱく質が不足すると、脳が「エネルギー源が足りない」と勘違いして、すぐにエネルギーに変わる糖質を欲しがるそうです。だから、甘いパンがやめられなかったのです。
また、筋トレをしても引き締まらなかったポッコリお腹も、たんぱく質が足りなくて筋肉が育たなかったせいだったのです。
今の食事
いまは主食(炭水化物)、主菜(たんぱく質)、副菜(野菜)をそれぞれ1:2:3の割合(※)を目安で食べてています。
摂取量は主食は、軽く握ったこぶしくらい。肉や魚は、手のひらくらい(指を含まない)。野菜は、両手のひらくらい(加熱したものなら片手)+果物と乳製品を少しです。
大豆製品や卵だけではなく、お肉や魚など動物性たんぱく質も毎日摂るようになりました。そして、「まごはやさしい」がそろうように気をつけています。
※この割合は、運動をしない40代の私の場合です。成長期の子どもや体を鍛えている人は、たんぱく質を増やしてください。
たんぱく質を摂る量が増えたら、空腹感から解放されるだけではなく、甘いパンの衝動食いをしなくなり、体脂肪率が安定しました。また、ひと口30回噛むように習慣づけたことも、いい効果をもたらしてくれています。
甘いものを食べたい日もある
でも、甘いものを食べたい日もありますよね。そんなときにおすすめなおやつが、サンキュ!2020年11月号の90‐91ページに載っていました。
「心」の疲れには、チョコ・ミックスナッツ・ビスケット・えびせん
「頭」の疲れには、アイス・シュークリーム・焼きプリン
「体」の疲れには、低等質パン・肉まん・プロテイン
だそうです。いずれも、適量があります。食べすぎたらカロリー過多になってしまいますので、ダラダラ食べるのではなく、個包装の「ちょっとよいもの」をじっくり味わうのがおすすめです。
◆記事を書いたのは・・・aco
知人が間違った糖質オフで倒れたのがきっかけで、真剣に栄養学を学び始めた調理師です。
「健康的にラクして体型維持をしたい」と考えている食いしん坊アラフォーだからこそ「正しい」「健康的」な食生活を大切にしています。
※ご紹介した内容は個人の感想です。