【痩せたいが口癖のあなたへ】-10kgしたママのダイエットのモチベーション
2021/03/15
運動苦手ながら、1年間で57kg→47kgのダイエットに成功したママダイエットインストラクターで、サンキュ!STYLEライターの渡邉有紀です。
突然ですが、「痩せたい」が口癖のあなたへ……。
ダイエットをする前の私もそうでした。何かにつけて、痩せたい、ダイエットしなきゃ、という言葉は出るものの、本当にダイエットに取り組むかといえば、三日坊主。そんな私がどうして1年間真剣にダイエットに取り組み、そしてリバウンドしていないのか?
今回は、ダイエットのモチベーションについてお伝えします。
「痩せたい」が口癖
冒頭に、「痩せたい」が口癖のあなたへ、と書きました。
口癖というものは恐ろしいもので、いつもいつも言っていると、理由もなく言っているだけ、という状況にもなりかねません。あなたは本当に、痩せたいですか?そして、本当に痩せる必要がありますか?
私はダイエットインストラクターとしてダイエットの個別指導をしていますが、受けたいと連絡をいただく相談者さんの中には、痩せる必要がない方もいます。日本人は棒のように細いスタイルを好む傾向にあるので、いわゆる標準体重では満足出来ず、芸能人のような細いスタイルを求めて「痩せたい」と思ってしまう場合も多いです。
客観的指標としては、BMIと体脂肪率が参考になります。
BMI
BMIとは、Body Mass Indexの略称で、肥満度を表す指数として世界的に使われています。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められます。
<BMI値と肥満度>
18.5未満 :低体重
18.5~25未満:普通体重
25~30未満 :肥満1度
30~35未満 :肥満2度
35~40未満 :肥満3度
40以上 :肥満4度
日本肥満学会では、男女ともにBMI22を標準値としています。こちらの基準で肥満にあてはまるようであれば、各種生活習慣病などの予防の観点からも、ダイエットした方が良いと言えるでしょう。
BMI値は問題ないのだけれど、自分の体型が気に入らないから痩せたいという方の場合は……
実は体重以上に重要なのが、体脂肪率。
家庭用体重計では正確な数値とはいえませんが、それでも目安にしたいところ。体脂肪率が適正値にない場合は、ダイエットの必要があると客観的に言えるでしょう。
<適正体脂肪率>
【男性】
30歳未満
14~20%→適正値
25%以上→肥満
30歳以上
17~23%:適正値
25%以上:肥満
【女性】
30歳未満
17~24%:適正値
30%以上:肥満
30歳以上
20~27%:適正値
30%以上:肥満
ちなみに、私のダイエット前は体脂肪率30%超え、現在は23%前後です。
ダイエットの必要性があるかどうか、自分の体型を見た目、数値の両面から冷静に見つめて、必要があるならば、痩せましょう。まずはそこがスタート地点です。
不便を便利にしたい
「どうしたら、ダイエットのモチベーションがアップしますか?」
ダイエットインストラクターになってからいただく質問のNo.1です。
正直にお答えしましょう。気合いを入れてモチベーションアップしないといけないくらいの、「痩せたい」気持ちなのであれば、痩せなくても良いと思います。
ちょっと痩せたいな、でも、新作のスイーツも食べたいしなあ~と迷うのであれば、スイーツを選びましょう。
私が何か秘密の魔法を持っていて、あなたのモチベーションが一時的に上がったところで、そのモチベーションは継続出来ませんから、結局リバウンドします。リバウンドするくらいならば、最初から痩せない方が体にも負担がかからないし、心も幸せでいられます。
ダイエットのモチベーションは、決してポジティブな物でない方が成功しやすいです。今の体型でいることが、不便に感じた時、人は本気で「痩せたい」と思えるようになります。
たとえば、「ここから痩せないと、あなたは必ず病気になって、生きられなくなります。」と言われたらどうしますか?極端ですが、それほどのことを言われたら、死に物狂いで痩せようと思えますよね。
私の場合は、太ってしまったせいで、腰痛に悩まされ、息子を抱っこするのも、家の前の坂道でベビーカーを押すのも、辛かった。全ての服がきつくなっても、まだ息子が小さくて、服を買いに出かけることが出来なくて困った。そんな不便からダイエットを始めました。もちろん、痩せて綺麗になりたいというポジティブな気持ちも傍らにはありましたが、自分を突き動かすことが出来たのは、不便を便利にしたい思いでした。
不便を便利にするため、食事管理をするべく栄養学も学びましたし、苦手な運動も少しずつ挑戦しました。苦手なことでも、目的があれば、取り組めるようになります。
今の体型のせいで不便なことは何ですか?
職場の制服がきつい?疲れやすい?合う洋服がない?
それは人によって違うと思います。自分の困りごとを解決する手段として、「ダイエット」は有効なのか考えた時、モチベーションアップなんて考えなくても、自然に行動が出来ると思います。
痩せるだけが全てじゃない
「痩せて、スタイルが良いママになりたい!」
とても良い心がけです。綺麗でいたいという気持ちはポジティブで素敵ですよね。
ですが、その目的を達成するために、毎日が辛くて苦しい物になってしまうのであれば、ダイエットする必要はないです。痩せるだけが全てではありません。
「痩せたい」その気持ちはどこからくるものなのか?自分の幸せな毎日のために、本当に必要なことなのか?ぜひ考えてみてください。
そして、ダイエットをすることが、自分の幸せな暮らしのために必要ならば、楽しんで挑戦しましょう!
この記事を書いたのは・・・渡邉有紀
元・大手個別指導学習塾教室長の運動苦手ダイエットインストラクター。サンキュ!STYLEライター。サンキュ!25周年専属読者モデル。
5歳の息子を育てるママ。160cm57kg→47kgのダイエットに成功し、日本ダイエット健康協会認定インストラクターの資格を取得。「勉強とダイエットは似ている」をモットーとして、ダイエット個別指導やセミナー、執筆等の活動をしている。
※ご紹介した内容は個人の感想です。