【管理栄養士監修】気になる「ゼリー」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2023/01/04
この記事では「ゼリー」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などでカロリーが気になるときに取り入れたい食べ方についてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
ゼリーを食べると太りやすい?
甘みのある液体をゼラチンなどでやわらかく冷やし固めたゼリーは、老若男女問わず人気のデザートです。カラフルなものや季節のフルーツが入っているものなど、種類も豊富にあります。
ゼリーは食べすぎると太る原因になってしまいますが、ゼリーの種類や食べ方しだいではカロリーが気になるかたでも取り入れやすくなるので、この記事を参考にしてみてください。
ゼリー1食分のカロリー
前述したようにゼリーにはさまざまな種類があり、使われている材料によってカロリーも幅広いのが特徴です。
ここでは、スーパーなどでもよく見かける定番のゼリーのカロリーについてご紹介します。
コーヒーゼリーのカロリー
砂糖を加えたコーヒーをゼラチンで固めて作るコーヒーゼリーのカロリーは、1個(88.25g)あたり34kcalとなっています。
コーヒーゼリーに使われている砂糖の量を増やしたり、クリームなどをトッピングしたものは、その分カロリーが高くなるでしょう。
みかんゼリーのカロリー
オレンジジュース、砂糖水、みかんの果肉をゼラチンで固めて作るみかんゼリーのカロリーは、1個(150g)あたり80kcalです。
カロリーが気になるかたは、オレンジジュースや砂糖水の量を減らし、みかんの割合を多めにすることでカロリーが抑えられるでしょう。ただし、缶詰のみかんを使うとカロリーが増えるので、生のみかんを使いましょう。
牛乳ゼリーのカロリー
牛乳、砂糖、ゼラチンのみで作った牛乳ゼリーのカロリーは、1個(150g)あたり132kcalです。
牛乳ゼリーに使われている牛乳のカロリーが140gあたり94kcalもあるため、3種類のゼリーのうちでもっともカロリーが高くなっています。
そのため、カロリーが気になるかたは砂糖の量を減らしたり、牛乳を低脂肪乳や無脂肪乳にしたりすることでカロリーが抑えられるでしょう。
ゼリーの炭水化物量は?
前述したゼリーの炭水化物量は、コーヒーゼリーが1個(88.25g)あたり7.5g、みかんゼリーが1個(150g)あたり18.3g、牛乳ゼリーが1個(150g)あたり14.66gとなっています。
コーヒーゼリーに使われている砂糖は7gあたり6.94gとなっており、コーヒーゼリーの炭水化物量の大部分を占めていることがわかります。しかし、砂糖以外の材料に炭水化物がほとんど含まれていないので、3種類のなかではもっとも炭水化物量が少なくなっています。
それに対し、炭水化物を多く含むオレンジジュースと砂糖水が使われているみかんゼリーは、もっとも炭水化物量が多いことがわかるでしょう。
ゼリーを食べるときのポイント
ゼリーの種類によって、カロリーや炭水化物量はさまざまであることがわかりました。
ここでは、ゼリーを食べるときのポイントを詳しく説明していきます。カロリーを気にしていたり健康を気にしているかたがゼリーを選ぶときに、おすすめの種類や食べ方があるので参考にしてみましょう。
低糖質や低カロリーのゼリーを選ぶ
ダイエットなどで糖質を制限している方は低糖質のゼリー、カロリーを気にしているかたは低カロリーや0kcalのゼリーを選ぶのがよいでしょう。
低カロリーや0kcalのゼリーであればカロリーを抑えられ、低糖質のゼリーにすることで糖質制限中のかたでも取り入れやすくなります。
また、炭水化物の一部である糖質は、とりすぎると血糖値が急上昇し、インスリンが過剰に分泌されることで、体に脂肪が溜まりやすくなってしまいます。カロリーを気にするだけでなく、糖質の量にも注意するといいでしょう。
具材入りのゼリーを選ぶ
ゼリーを食べるときは、具材入りのゼリーを選びましょう。ゼリーは食感が柔らかく、咀嚼回数を増やすことがむずかしいため、噛みごたえのあるナタデココや大きめの果物などが具材に入ったゼリーを取り入れることをおすすめします。
ゼリーをよく噛んで食べることで、早食いが予防できたり、満腹中枢が刺激されることで食べすぎを予防することができます。また、噛む回数を増やすことで食べ物が小さくなるため、胃の負担が減って消化吸収もよくなるでしょう。
置き換えるのは1食までにする
ゼリーを1食の食事に置き換えて食べる場合、置き換えるのは1日1食までにすることがおすすめです。
1食の食事と置き換えることで1日の摂取カロリーを抑えることはできますが、ゼリーだけでは栄養のバランスが偏ってしまいます。そうすると、体の不調の原因になったり、代謝が低下してしまうこともあるでしょう。
そのため、置き換えは1日1食までに留め、ほかの食事で栄養をしっかりとれるようにしましょう。厚生労働省では、日本人の食事摂取基準を定めているので、バランスよく食事をする際の参考にしてみてください。
間食として食べる
ゼリーは間食として食べることがおすすめです。厚生労働省では、1日の間食の目安は200kcal程度が望ましいと示しています。
スナック菓子は少量でも200kcalを超えるものが多くカロリーオーバーになりやすいですが、ゼリーはそれらに比べて脂質が少なくカロリーが低い傾向にあるため、ダイエット中などのカロリーを気にしているかたも間食として取り入れやすいでしょう。
ソースなどをつけすぎないようにする
ゼリーを食べるときは、ソースなどをつけすぎないようにしましょう。
ゼリーのなかにはコーヒーゼリーのようにクリームをかけるものや、フルーツ系のゼリーにソースをかけるものがあります。しかし、こういったものをかけすぎてしまうとカロリーオーバーとなる可能性があるため、かけすぎないように注意が必要です。
食べる前にソースのカロリーを確認し、かけたとしても残すようにするなどの工夫をするといいでしょう。
ゼリーのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!
今回はゼリーに含まれる栄養素や、おすすめの食べ方についてご紹介しました。カロリーが低いものが多いですが、食べ方しだいでは太る原因にもなってしまいます。
この記事で紹介したゼリーのカロリーや炭水化物量について把握し、食べ方を工夫してみましょう。