この記事では「黒蜜」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
黒蜜を食べると太りやすい?
和菓子と相性がよい黒蜜ですが、カロリーを気にしてしまい、積極的に取り入れるべきか控えるべきか悩んでいるかたもいるでしょう。
黒蜜は高カロリーではありませんが、和菓子などにかけて食べることが多いため、カロリーオーバーの原因になる可能性もあります。
ここからは、黒蜜のカロリーや炭水化物量、食べるときのポイントについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
黒蜜1食分のカロリー
同量の黒砂糖と水を合わせ、煮詰めてつくった黒蜜のカロリーは、大さじ1(18g)あたり32kcalになります。
黒蜜と相性がよい葛切りなどの和菓子やスイーツに、黒蜜をかけて食べてしまうとカロリーオーバーになる可能性もあるため、ダイエット中などのカロリーを気にしているかたは、注意しましょう。
黒蜜の炭水化物量は?
黒蜜の炭水化物量は、大さじ1(18g)あたり8.07gとなっています。
また、三大栄養素である脂質が0g、たんぱく質が0.15gとほとんど含まれておらず、炭水化物がもっとも多いことがわかります。
さらに、炭水化物の一部である糖質が8.07gと炭水化物のすべてを占めていることがわかるため、糖質制限中などのかたは注意しましょう。
黒蜜を食べるときのポイント
ここからは、黒蜜を食べるときのポイントについて解説していきます。
いっしょに食べるとよいものや、食べても脂肪になりにくいとされている時間帯について解説しているので、ご興味があるかたは、参考にしてください。
きな粉といっしょに食べる
黒蜜を食べるときは、きな粉といっしょに食べることをおすすめします。
きな粉の原料である大豆には、サポニンが多く含まれており、余分な脂肪の蓄積を抑制したり、アディポネクチンの分泌を促したりする働きがあります。
アディポネクチンは、脂肪の燃焼を助ける効果があり、肥満予防の効果が期待できるため、黒蜜といっしょにきな粉を食べることで太りにくくなるでしょう。
寒天やところてんにかける
黒蜜を食べるときは、寒天やところてんにかけると良いでしょう。黒蜜はさまざまなスイーツと相性がよいですが、かけるものによってはカロリーオーバーしてしまいます。
たとえば、アイスクリームのカロリーは、1個175gあたり315kcalとなっています。しかし、1食分110gあたり3kcalの寒天や1パック150gあたり3kcalのところてんなどカロリーの低いものにかけるとカロリーを大幅に抑えられます。
また、糖質を摂取すると血糖値が急上昇しますが、寒天やところてんに多く含まれている食物繊維には、消化吸収を緩やかにする働きがあるため、血糖値の急上昇を抑える効果も期待できるでしょう。
午後3時に食べる
黒蜜を午後3時に食べることで、食べたものが脂肪になりにくいため、おすすめです。
午後3時は、脂肪を脂肪細胞に溜め込む働きのあるたんぱく質が、1日の中でもっとも少なくなるため、食べたものがもっとも脂肪になりにくい時間帯とされています。
一方で夜は、そのタンパク質が増加したり、朝や昼よりも外出が減ることから活動量が落ちる傾向にあり、エネルギーが消費されずに脂肪になってしまったりするため、夜遅くに食べるのは控えたほうがよいでしょう。
食べすぎに注意する
黒蜜を食べるときは、食べすぎに注意しましょう。黒蜜に使用されている黒砂糖は9gあたり32kcal、白砂糖は9gあたり35kcalとなっています。
白砂糖と比べてカロリーがわずかに低いですが、砂糖の一種であることに変わりないため、ダイエット中などのカロリーを気にしているかたは、カロリーオーバーしないように気をつけましょう。
黒蜜のおすすめアレンジレシピ
ここからは、黒蜜のおすすめアレンジレシピについて解説していきます。今回は、サツマイモのきな粉がけを始めとした2項目をピックアップしていきます。
黒蜜のおすすめアレンジレシピについてご興味があるかたは、参考にしてください。
おすすめレシピ1:サツマイモのきな粉がけ
おすすめアレンジレシピ1つめは、サツマイモのきな粉がけです。
黒蜜ときな粉は相性がよく、少量の塩がより甘さを引き立てるでしょう。また、きな粉は前述したように肥満予防の効果があるため、おすすめの一品となっています。
おすすめレシピ2:黒ゴマきな粉バナナヨーグルト
おすすめアレンジレシピ2つめは、黒ゴマきな粉バナナヨーグルトです。
すり黒ゴマやバナナは、黒蜜との相性もよく、またバナナやヨーグルトを一度に取ることができるため、朝食にもおすすめのデザートとなっています。
黒蜜のカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
今回は黒蜜のカロリーやアレンジレシピについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
黒蜜は、さまざまな食材とからめることでよりおいしくなりますが、たくさんの量をかけたり、食べすぎたりしないよう注意する必要があります。
黒蜜のカロリーや炭水化物量について正しく知って、食べ方を工夫する参考にしてみてください。