フィレ肉のロースト。

【管理栄養士監修】気になる「チャーシュー」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2023/01/04

この記事では「チャーシュー」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などでカロリーが気になる時に取り入れたい食べ方についてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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チャーシューを食べると太りやすい?

ラーメンやチャーハンの具材として人気の「チャーシュー」は、好きな人も多いのではないでしょうか。チャーシューは「焼き豚」とも呼ばれるように、一般的には豚肉の塊の表面を焼いてから、甘辛い調味料と一緒に煮込んで作られます。

しかし、カロリーが気になってしまい、食べることに抵抗があるかたもいることでしょう。チャーシューは、食べ方に気をつけることでカロリーを抑えることが可能です。

ここでは、チャーシューのカロリーや炭水化物について詳しく解説します。

チャーシュー1食分のカロリー

まず、チャーシューのカロリーについて解説します。チャーシューのカロリーは、使用する豚肉の部位や調理方法によって大きく変動しますが、チャーシュー1枚(7g)あたり12kcalになるとされています。

たっぷりのチャーシューに、メンマやねぎを使ったチャーシュー麵は、1杯(784g)あたり564kcalです。チャーシューが10枚(70g)乗っていると仮定した場合、それだけでカロリーは121kcalになるため、チャーシュー麺全体のおよそ5分の1がチャーシューのカロリーで占められていることがわかります。

チャーシューの炭水化物量は?

チャーシュー1枚(7g)あたり12kcalと紹介しましたが、ダイエット中のかたやカロリーを気にしているかたなどは、炭水化物量も気になるところでしょう。

チャーシュー1枚(7g)あたりの炭水化物量は0.36g(1.44kcal)で、そのうちのすべてが糖質となっています。また、たんぱく質は1.36g、脂質は0.57g含まれており、三大栄養素のなかでは、炭水化物が一番少ないのが特徴です。

チャーシューを食べるときのポイント

チャーシューラーメン
piyato/gettyimages

ここからは、ダイエット中などに役立つ、チャーシューを食べるときのポイントを紹介します。

これらのポイントを実践して、気兼ねなくチャーシューを食べられるようにしましょう。

豚肉の脂質が少ない部位を使用する

チャーシューを手づくりする際は、脂質が少ない部位を使用することでカロリーを抑えることができます。

たっぷりの脂身がついたチャーシューを好むかたもいますが、脂身に含まれている脂質は炭水化物やたんぱく質と比べた際に、2倍以上のカロリーがあります。そのため、カロリーが気になる場合は、もも肉などの脂身が少ない部位を使用することを意識しましょう。

また、市販品を選ぶ際にも、使用部位によってカロリーに差があるのでパッケージの数値を確認することをおすすめします。

緑茶や紅茶と一緒に食べる

チャーシューを食べる際は、脂質の分解を抑える成分を含んだ緑茶や紅茶と一緒に食べましょう。

脂身が多いほうが好みであったり、チャーシュー麺やチャーシュー丼などのように一度にたくさんのチャーシューを食べる際には、脂質のとり過ぎが原因で肥満になる可能性が高くなります。
そのため、少しでも脂質の吸収が抑えられるように、リパーゼという脂質分解酵素の働きを妨げる働きのある成分を含む緑茶や紅茶と合わせることがおすすめです。

さらに、緑茶と紅茶には血中のコレステロールの増加を抑える働きもあるため、積極的に取り入れるようにしましょう。

よく噛んで食べる

厚生労働省が行った国民健康・栄養調査によると、食事時間と噛む回数が少ないなど、一般的に「早食い」と呼ばれる食べ方をしている人ほど肥満になりやすいという結果が出ています。

これは、脳が満足感を得る前に、必要以上に多く食べてしまうことが原因だと考えられています。ゆっくりと食事をし、咀嚼回数を増やすことで少ない量でも十分に満腹感を得られるため、よく噛んで食べましょう。

また、よく噛むことは、脳内物質の働きにより内臓脂肪の分解を促進する効果も期待できるというメリットがあります。

食べる時間に気をつける

人間の脳や脂肪細胞には、BMAL1(ビーマルワン)と呼ばれるたんぱく質が存在し、体内時計を調整する働きをしています。

夜間の時間帯になると体にエネルギーを補充するためにBMAL1が増加し、脂質を脂肪細胞に溜め込もうとします。そのため、その時間に食事をすると日中の食事と比べて太りやすくなってしまいます。

また、BMAL1は、不規則な生活をすると生活リズムを整えるために増える、という特徴もあります。BMAL1が増えると、脂質を取り込む必要のない細胞も脂質を溜め込んでしまうため、より太りやすくなってしまうのです。

生活リズムを調え、規則正しい時間に食事を取るようにしましょう。

チャーシューのアレンジレシピ

ここからは、チャーシューを簡単においしく食べられるアレンジレシピを紹介します。

お酒のおつまみや晩御飯の一品として加えやすいため、気になる料理があれば、ぜひ挑戦してみてください。

おすすめレシピ1:ネギチャーシューのおつまみ

出典:E・レシピ

1品目は「ねぎチャーシューのおつまみ」です。チャーシューと白ネギがメインの副菜で、お酒のお供としてもおすすめできるレシピになっています。

材料を切って和えるだけなので調理時間も5分程度と短く、食べたいときにサッと作ることができるでしょう。さっぱりとした味付けと、こしょうの香りがおいしさの決め手です。

おすすめレシピ2:やみつき!ピリ辛ネギチャーシュー

出典:E・レシピ

2品目は「やみつき!ピリ辛ネギチャーシュー」です。こちらもチャーシューと白ネギを主役にしていますが、ごま油の風味とうま味のあるピリ辛な味付けでやみつきになるおいしさに仕上がります。

ごはんのおかずとしてと合わせるだけでなく、ラーメンのトッピングにもおすすめの一品です。

チャーシューのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

中華料理の定番の具材して使われる「チャーシュー」について説明しました。

チャーシューは太りやすそうなイメージがあるかたも多いでしょうが、食べ方を工夫することで、ダイエット中やカロリーを抑えたいかたにも取り入れやすくなります。

ぜひ、アレンジレシピなどにも挑戦してみてください。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。

※参考にしたサイト

 
 

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