妻の笑顔が増える「家事シェア」成功プログラム

2017/09/28

一日中家事に追われている原因は、「名もなき家事」にありましたた。今回、育児ジャーナリストのおおたとしまささん、家事アドバイザー藤原千秋さんに、この「名もなき家事」を、夫や子どもと1つでもシェアするための成功プログラムを教えてもらいました!

1:「名もなき家事」を書き出して見える化!

調味料を補充する、脱ぎっぱなしの靴下を片づける、ハンドソープを詰め替えるなど、一日の「名もなき家事」を書き出して。ささいなことだと低く見積もらず、「膨大な量になっている事実」を見える化。それが「名もなき家事」をシェアする第一歩です。(藤原さん)

2:シェアしたい「名もなき家事」を家族に伝える

この家事をシェアしようという結論に至らなくても、「シェアしたい家事を伝え続ける」だけでOK。問題意識が脳にインプットされると、人は無意識に「期待に応えて問題を解決しよう」とする作用が働き、言動が少しずつ変化していきます。(おおたさん)

3:掃除道具の収納場所など「情報を共有する」

何がどこにしまわれているか、妻だけが把握している家族が大多数。掃除道具の収納場所などの情報共有は重要な点。だれでもわかるようにして、「わからないからやらない」という家事シェアの落とし穴をなくしましょう。掃除道具は夫に選ばせても◎。(藤原さん)

4:タイミングとクオリティーは「相手に任せる」

「名もなき家事」をシェアしても、最初は行動を起こすタイミングが遅かったり、クオリティーがいまいちなことも。それらはすべて「解決へ向かう途中」だと心得て。口うるさく指示するより、相手に任せて、無理なく続けることで進化していきます。(おおたさん)

5:トライ&エラーを繰り返し、フィットした方法を探す

家事も育児と同様、最初からうまくいくことはありません。間違えたらフォローし、次から改善できるように話すことが必要。生活サイクルや成長の変化に合わせ、トライ&エラーを重ねることで各家庭に合った「名もなき家事」のシェアの形ができます。(おおたさん)

家事がストレスになっているなら、話し合いは苦手とあきらめず、「名もなき家事」をシェアしましょう。シェアすることで家族の笑顔が増加。今、必要なのは「頑張ること」より「手放す勇気」です。

記事を書いたのは・・・






RIKA(サンキュ!編集部員)


産休復帰したてのママ編集者。日々、育児と家事と仕事の両立に奮闘中。実生活でのリアルな悩みに基づいたリアルな企画提案をオールジャンルで実践中






『サンキュ!』10月号「『名もなき家事』についてサンキュ!が考えてみた」より一部抜粋
掲載している情報は2017年9月現在のものです

監修/おおたとしまさ、藤原千秋 イラスト/そで山かほ子 モデル/『サンキュ!』ブロガー春瀬はるかさん一家 
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