便利すぎてやめられない!大根買ったら迷わず部位別冷凍
2022/01/28
丸ごと1本の大根は、長くて野菜室に入れるのが大変ですよね。大根は冷凍できる野菜ということをご存知でしょうか?
野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに、部位別の冷凍保存方法を教えてもらいました。
【部位別】味わいの特徴
大根は部位によって、食感や味の特徴がちがいます。
料理や好みに合わせて使い分けるとよいでしょう。
【中】水分が多くてやわらかいので、「煮物」などにおすすめ。
【上】甘みが強くて食感があるので、サラダや浅漬けなど「生」で食べるのがおすすめ。
【下】辛みが強くて水分が少ないので、「おろし」にするのがおすすめ。
【葉】油との相性が良く、栄養素の吸収率が上がる「炒め物」がおすすめ。
忘れないでほしいのが【葉】の部分。
捨ててしまいがちですが、葉は緑黄色野菜に分類され栄養満点です!
【部位別】おすすめの冷凍保存方法
上
甘みの強い上1/3は、皮を厚めにむいたらいちょう切りに。同じくいちょう切りにしたにんじんとミックスして、保存袋に入れ冷凍します。
みそ汁やスープなどの具材に、冷凍のまま使うことができますよ。
ほかにも、たまねぎなどよくいっしょに使う野菜をミックスしておくのもおすすめです。
中
やわらかくてまっすぐな中1/3は、皮をむいたら1.5~2mm幅の半月切りに。保存袋に並べて入れて冷凍します。
冷凍のまま煮物に使うことができますよ。
冷凍した大根は下ゆでが不要。短時間で味がしみしみになるのでおすすめです。
下
辛みの強い下1/3は、皮つきのまますりおろしに。保存袋に平らに入れたら、お箸などで線をいれて冷凍します。
使うときはこの線のところでパキッと折ることができますよ。必要な分を取り出したら、自然解凍でOK。みぞれ煮などに使うときは冷凍のまま加えましょう。
葉
立派な葉つきの大根が手に入ったときは、葉も捨てずに保存しましょう。
葉は2~3cm幅に切り、油を熱したフライパンでサッと炒めます。少し冷ましたら保存袋に入れて冷凍。
冷凍のままみそ汁や炒めものの具材にしたり、解凍したものをおひたしやナムルにしたり幅広く活用することができますよ。
サッと火を通してあるので、下処理することなく使うことができるのでおすすめです。
皮
上と中でむいた皮も捨てずに保存しておきます。
細切りにしたら保存袋に入れて冷凍。
解凍すると塩もみしたようにしんなりするので、そのままサラダにしたり浅漬けにしたりできますよ。
ピーラーではなく包丁で少し厚めに皮をむいておくのがポイントです。
大根は部位別に冷凍すると便利!
部位別に切り方を変えて冷凍保存しておくと、すぐに料理に使うことができてとっても便利。切る手間がなくなるだけでなく、加熱時間が短く済むのもうれしいですよね。
冷凍保存しておけば丸ごと1本買っても、野菜室に入らなかったり食べきれなかったりすることもなくなりますよ。
■執筆/小島香住…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する""野菜ソムリエプロ""。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。
編集/サンキュ!編集部
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