春先から出回り始める新玉ねぎ。通常の玉ねぎに比べて辛味が少なく、食べやすいことが特徴です。
今回は10年以上のレストラン勤務経験を持ち、調理師免許資格を持っているおおつかはじめさんに、新玉ねぎを楽しめる簡単すぎる方法を教えてもらいました。

新玉ねぎの特徴は?
まず、春先から多くのスーパーで売られている玉ねぎは「新玉ねぎ」と呼ばれるもので、通常よりも辛味が少なく、生で食べるのに向いています。
玉ねぎの独特の辛味成分は「硫化アリル」と呼ばれ、ビタミンB1の吸収を助けて、新陳代謝を促してくれる役目があります。また、コレステロールの代謝も促し、血液をサラサラにしてくれます。
さまざまな病気を予防してくれる働きをするので、ぜひ、生食で楽しんで欲しい時期です。
一番おすすめの食べ方はそのままスライス!
作り方はとても簡単!スライサーとボウルを用意して、スライスするだけ!
水を張ったボウルに、皮を向いた玉ねぎをスライスしていきます。
このとき、スライスの向きに注意しましょう。
玉ねぎの上部に対して平行にスライスをすると、繊維を切ってより柔らかくなります。
逆に、縦に平行にスライスするとシャキシャキ感が味わえるようになります。
新玉ねぎの場合、水にさらす時間は30秒〜1分程度でOK。
特に畑から取り出したばかりの新鮮度が高いものは、水にさらさなくても食べられるほどです。
どうしても辛味が気になる場合は、塩で軽くもむ方法か、軽めに火を通す(レンチンなどで対応)方法がおすすめです。
玉ねぎは加熱すると糖度が高まるので、辛味が減少しますよ。
あとは、しっかりと水気を切れば出来上がり!
手順はとても簡単!スライサーの使用には十分気をつけてくださいね。
おすすめレシピその1 かつお節ポン酢スライス
玉ねぎスライスと言えば、「かつお節とポン酢」が最強の組み合わせ!
用意するものはこれだけ。
新玉ねぎ 1個
かつお節 適量
ポン酢 適量
玉ねぎをスライスして、水にさらし、30秒たったら水気をしっかり切る。お皿に盛り、かつお節とポン酢をかけて完成!
お好みでごま油を少したらすと香りがよくなり、食欲UPに繋がります。
おすすめレシピその2 ホタテ玉スラサラダ
もう一つおすすめのレシピがこちら。
新玉ねぎ 1個
ほたて缶 1個
大葉 2、3枚
スーパーに売っているホタテの缶詰を使ったおつまみ玉ねぎサラダです。上記と同じようにスライスした玉ねぎにホタテ缶を汁ごと投入して混ぜます。大葉は千切りしておき、混ぜた玉ねぎをお皿に盛りつけたあとに大葉を散らせば完成!
汁多めになりますが、魚介風味でお酒もすすむ一品になります。
血液サラサラ目指して毎日玉ねぎを取り入れた生活を!
辛味が少ないことから老若男女楽しめる新玉ねぎ。
生でも煮ても焼いても蒸しても、どんな調理方法でもおいしく仕上がります。
いいことだらけの成分を利用して、血液サラサラに、そして新陳代謝を促して健康生活を送りたいものですね。
◼︎執筆/おおつかはじめさん…2018年にアウトドアに魅了され、年間5回以上家族でキャンプに行くアクティブママ。10年のレストラン勤務経験のある調理師でもあり、その経験を生かしたアウトドア飯も発信。インスタグラムは@hazime1106。
編集/サンキュ!編集部