「玄関掃除の頻度」ってどれくらい?綺麗に保つ方法や効果がある道具をご紹介!
2022/08/18
玄関は「家の顔」といわれるほど大事な場所です。モノがなく、スッキリしていて、清潔感があり、パッと見ただけで明るいイメージの玄関が理想的ですよね。
しかし、現実なかなかそうはいきません。家族が脱ぎっぱなしにしている靴。靴についていた泥が玄関に散乱。あっという間にホコリや土が玄関に溜まり、ゴチャゴチャした空間になってしまいがち。汚れた玄関を見るだけで気持ちまでどんよりしてしまいます。「掃除をしなきゃ!でもどうやって?」と何からしていいか分からず、頭を抱えてしまう人もいるのでは。
それらを解消するためにも、掃除の頻度や掃除のコツ、さらには効率よく掃除ができる道具が分かれば、悩みから解放されます。掃除を習慣化することで、快適な空間作りをしていきましょう。
玄関の掃除頻度は?
玄関掃除の理想頻度は1週間に1回です。1週間以上も汚れを放置してしまうとたたきの黒ずみの原因になります。さらに頑固な汚れになると、掃除がより大変になってきてしまいます。
ただし、玄関と言っても、さまざまな箇所がありますよね。ドア、ドアノブ、たたきなど。やはり場所によって掃除頻度も異なります。特にドアノブは毎日何回も触られる場所です。しかも、子どもたちが外から帰ってきた手は特に汚れています。あっという間に手垢だらけになります。
理想的な掃除頻度としては、汚れやすいドアノブは毎日。汚れを溜めると後々大変になるたたきは1週間に1回。ドアやたたきの念入りな掃除は1か月に1回を意識してみてください。
玄関掃除のタイミングは?
「よし、玄関掃除をしよう!」と勢いをつけないとなかなか重い腰が上がらないこともありますよね。
掃除をスムーズに行うためにも、生活スタイルに合わせたタイミングで掃除をするのが効率的です。例えば、出かけるタイミング、子どもたちを見送るタイミング、ごみ出しに行くタイミング、掃除機をかけている時に玄関近くにきたタイミング。
普段の生活の流れの中で必ず玄関に行くタイミングがあると思います。そこが掃除のチャンスです!「掃除をやらなければ」とわざわざ玄関に行くのではなく、生活の流れの中で掃除を取り入れてみてください。
玄関掃除のコツは?
玄関掃除をするときに、ものが溢れていると効率よく掃除ができません。ごちゃごちゃした玄関は掃除しにくいだけでなく、気分も下がってしまいます。そうならないためにも、まずは玄関を整理整頓していきましょう。
シートを引いて、その上に、玄関にあるものを全て出していきます。そこで、要るのか要らないのか仕分けをし、ものを減らしていきます。理想は玄関収納の利用率が8割程度になるまで減らしていきましょう。どうしても8割まで減らせない場合は、シーズンによってものを仕分けし、すぐに使わないものは他の場所に保管するとスペースが作れます。
ドアの掃除方法
ドアの掃除はドアノブ掃除とドア全体掃除に分かれます。掃除場所によって、汚れやすい場所、汚れにくい場所がありますので、同じ掃除頻度で同じ掃除方法というわけにもなかなかいきません。
また、ドアの素材によって使える洗剤が異なってきます。間違った掃除方法では、素材を傷めてしまったり、変色したりという可能性もありますので、注意が必要です。せっかく掃除したのに、汚れが落ちない!傷がついた!ということは避けたいですよね。
ここではドアノブとドア全体それぞれの掃除方法を紹介していきます。
ドアノブの掃除方法
ドアノブは汚れやすい箇所ですので、こまめな掃除が必要です。手垢は酸性汚れなので、アルカリ洗剤を使いましょう。ただし、ドアノブに洗剤が残ってしまうと、手についてしまうリスクがあります。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭は、重曹などの弱アルカリ洗剤がおすすめです。
掃除方法は、まずクロスに洗剤をつけて、ドアノブ全体を拭きます。その後、違うクロスで乾拭きをします。洗剤残りが気になるのであれば乾拭きの前に水拭きをしてもOK。仕上げにアルコール消毒をすると衛生的にも安心です。
ドア全体の掃除方法
木製のドアの場合は基本的には水拭きはNGです。木は水に弱く、カビの原因になるから。木製のドアは、乾拭きをした後に、玄関用ワックスを塗ります。ワックスが乾いたら、乾拭きをして仕上げます。ワックスは頻繁に塗る必要はないので、普段は乾拭きでササッと拭くだけでOKです。
次に金属製や樹脂製のドアですが、こちらは水拭きをしても問題ありません。まずは乾拭きをして、ホコリなどを取り除きます。その後、水拭きをして、仕上げに乾拭きをして完了です。汚れが気になる場合は、中性洗剤で拭き取りましょう。水滴の跡が残らないように仕上げの乾拭きをお忘れなく。
たたき(床)の掃除方法
玄関のたたきは玄関の中で一番と言っていいほど汚れやすい場所です。
靴についたホコリや土が落ち、また、人の身体についた花粉などさまざまな汚れが落ちていきます。汚れを放置してしまうと、たたきは黒ずみ、玄関が暗い印象になってしまいます。そのため、たたきはこまめに掃除する必要がでてきます。
たたきの掃除のポイントで大事なことは、ホコリやごみを溜めないということ。ほうきやちりとり、または、掃除機で吸い取りましょう。ホコリを取る方法に関しては、たたきの素材は関係なく、どのご家庭でも共通です。ただし、拭き掃除となると素材に注意が必要です。
素材別の拭き掃除についてご紹介していきます。
タイルの場合の掃除方法
たたきがタイルの場合は、まずは、ほうきや掃除機で汚れを取り除きましょう。その後に水をかけて、デッキブラシやたわしで汚れをこすり落としていきます。水だけで落ちない場合は、中性洗剤を少しかけて、再度こすってみてください。
たたきに水を流す場合、マンションであれば、水の流しすぎに注意が必要です。マンションのたたきは防水加工処理されていないこともありますので、水の流しすぎは、階下への漏水の原因になります。心配なときは、水をかけずに水拭きで掃除してみてください。
天然大理石や人造大理石の場合の掃除方法
タイル以外の素材には大理石があります。大理石にも天然大理石と人造大理石の2種類がありますが、どちらも水に弱く、シミになりやすいです。
大理石の場合は、中性洗剤でも素材を傷める可能性がありますので、必ずご自宅の素材を取扱説明書でチェックしてみてください。基本的には、柔らかい素材の布で乾拭きをしてください。
汚れがひどく、洗剤を使わざるを得ない場合は、洗剤を噴霧した後にしっかりと拭き取り、仕上げに乾拭きをして」水分が残らないようにご注意ください。
下駄箱の掃除方法
下駄箱の掃除は、まずは靴を全部出すことから始めてみてください。空っぽになった下駄箱の棚に落ちているホコリや砂をまずは小さめのホウキでかき出します。その後、固く絞ったタオルで拭いたら完了です。
仕上げにアルコールを吹きかけたタオルで拭くとカビ予防にもなります。下駄箱内がしっかりと乾いてから靴を戻すようにしてください。
また、普段の生活で気をつけておくといいポイントがふたつあります。
ひとつ目は、下駄箱の中をぎゅうぎゅう詰めにしないこと。湿気がこもりやすく、カビ発生の原因になるだけでなく、靴の変形、変色のリスクが高まります。ふたつ目は、濡れた靴をすぐに下駄箱に入れないこと。こちらもカビの原因になりますので、たたきでしっかりと乾かしてから片づけてください。
外回りや傘立ての掃除方法
玄関掃除で盲点なのが外回りや傘立てです。傘立ては泥汚れや水垢が溜まりがち。定期的に汚れを取り除き、拭くことをおすすめします。ときどきは、水が流せる場所でシャワーをかけて丸洗いをすると早くキレイになります。
また、玄関外回りでホコリが溜まりやすいのがインターホン、表札、照明、ポストです。来客があると目に入りやすい場所ですので、意識してホコリを拭き取りましょう。
溜まっているホコリは排気ガスなどの汚れも含んでいる可能性がありますので、いきなり水拭きをすると黒い汚れを引き延ばしてしまいます。まずは乾拭きでホコリ等を取り除き、その後、水拭きをしてみてください。拭き跡がつかないように仕上げに乾拭きをするのもお忘れなく。
玄関掃除におすすめの道具
玄関掃除におすすめの道具があります。しかし、お住まいが戸建てかマンションか、または素材などによっても必要な道具は異なります。あると便利な道具としては、ほうきやちりとり、デッキブラシ、メラミンスポンジ、重曹などです。お住まいの環境によって組み合わせを変えて、必要なモノだけを活用して掃除してみてください。
ここでは道具の効率的な使い方をご紹介していきます。道具がたくさん揃っていたとしても、素材によって使えないということもあります。まずは道具を揃える前にお住いの玄関掃除には何が必要かをチェックしてみてくださいね。
ホウキやちりとり
掃除の定番道具は、ほうきとちりとりですね。ほうきとちりとりはたたきの素材関係なくどのお住まいにも活躍してくれるアイテムです。
掃除の際は、まず大きなホコリやごみを取り除いた方が効率よく進めていくことができます。玄関があまり広くない場合は、あまり場所を取らない小さめのホウキやちりとりがおすすめです。掃除の最初にほうきとちりとりでたたきを掃いた後に次の工程に進んでいきましょう。
デッキブラシ
デッキブラシは水を流して汚れをこすり落とすことに適しています。戸建ての場合は、玄関に水をまいての掃除も可能ですが、マンションの場合は、漏水のリスクがあるので、避けた方が安心です。
汚れをしっかりとこすり落としてくれるデッキブラシですが、大理石などのデリケートな素材の場合は、こすることで、傷つきやすくなってしまいます。掃除までに必ず素材を確認してみてください。見ただけでは素材が分からない場合は、マンションの管理組合や戸建ての施工業者に問い合わせてみてください。
メラミンススポンジ
メラミンスポンジは、少量の水を含ませ、こすることで汚れがキレイに落ちるので、水をたくさん使えないマンションの方におすすめの道具です。100円ショップで購入することもできます。
小さいブロックサイズのもあれば、好きな大きさにカットして使える大判タイプもありますので、用途によって使い分けてみてください。広めの玄関や床の表面がザラザラした玄関だと、スポンジの消耗が激しくなってしまいます。狭めの玄関か表面がなめらかな玄関には最適ですので活用してみてください。
重曹
玄関汚れには、手垢などの酸性汚れが溢れています。酸性汚れには弱アルカリの性質を持つ重曹が適しています。ただし、大理石などの天然素材に重曹を使用すると、シミの原因になりますので、使用しないようにしましょう。
また、重曹には消臭効果もあります。下駄箱のニオイが気になる場合は、容器に粉状の重曹を入れて、蓋をせずに下駄箱に置きましょう。
素材には注意が必要ですが、重曹ひとつでたたきや下駄箱、ドアノブなどあらゆる場所に活用できるので常備しておくと便利です。
適度に玄関掃除を行って綺麗な状態を保とう
玄関掃除をすることで、家族が気持ちよく日々を過ごすことができます。清潔な玄関は澄んだ空気を運んできます。
キレイをキープするためのコツは3つ。ひとつ目は、モノをあちこちに置かないこと。そうすることで、掃除しやすい環境を保てます。ふたつ目は、玄関を通るついでに掃除をする習慣をつけること。これでホコリが溜まることを防げます。みっつ目は、玄関収納に掃除道具を入れておくこと。こうすることで、すぐに掃除できる環境が作れます。
ごちゃごちゃした玄関はホコリが溜まりやすい環境を作るだけでなく、落ち着かない空間を作ってしまいます。玄関掃除の頻度を決め、素材にあった道具を揃えて、心地のいい玄関にしていきましょう。
■執筆/坂田亜希…家の景色を変えるハウスクリーニング士。家事代行のサービス提供者として、日々の小さな心がけで汚れもイライラも溜まらないようなコツを発信。